今回は、越川慎司さん著の『AI分析でわかったトップ5%社員の読書術』を紹介していきます!
皆さんには、読書をしているが、いまいち成長できている実感が湧かない、これから自己投資のために読書をしようと思っているが、どうやって本を読めばいいかわからないといった悩みはないでしょうか?
本書はそういった方に役立つ1冊です!
本書では、著者が1万7千人のビジネスパーソンをAI分析した結果、わかった、トップ5%の最強ビジネスマンたちがやっている読書術について解説されています!
そのため、本書を読み、書かれていることを実践することで、仕事のパフォーマンスを最大限上げるための、効果的な読書ができるようになります。
この記事では、その本書の中から、忙しい時ほど読書をする、5%社員は耳読書を取り入れる、5%社員の本の選びかた、3Iフレームワークで読後が変わるの4つについて紹介していきます!
AI分析でわかったトップ5%社員の読書術の要約
忙しい時ほど読書をする
皆さんは、年間で何冊の本を読んでいるでしょうか?
もしかしたら、本なんて学生時代から、まるっきり読んでいないよという方もいるかもしれません。
実際に、著者が1万7千人のビジネスパーソンにアンケートをとったところ、年間読書量の平均はたったの2冊だったそうです。
これは平均の話なので、おそらく0冊というビジネスパーソンも多くいるのではないかと思います。
読書ができない理由として、一番多く挙げられるのが、「忙しくて本を読む時間がない」だと思います。
仕事や家事、育児など、私たちは日々、あらゆることに追われ、時間が足りないと感じながら生きています。
その中で、習慣的に読書をするなんて、無理だと思われるかもしれません。
ですが、各企業で大きな成果を挙げているトップ5%社員は、年に約43冊の読書をしているという結果が出ています。
年に約43冊というと、月にだいたい3〜4冊程度です。
これは、トップ5%社員が一般社員と比べて、時間に余裕があるというわけではありません。
むしろ、優秀な社員は、いろんなところから求められるため、一般社員よりも忙しいケースもあります。
そんな忙しい日々の中でも、日常的に読書を続けており、むしろ忙しい時こそ、読書をしているのです。
なぜ、トップ5%社員は、忙しい時こそ、読書をするのか?
それは、読書が自分の時間を取り戻す手段になっているからです。
皆さんも経験があると思いますが、日々、仕事や育児などで忙殺されていると、目の前のことばかりに必死になってしまい、自分自身を見失ってしまいます。
おそらく、忙しい時は、あっという間に1ヶ月が過ぎてしまい、「忙しいだけで1ヶ月が終わってしまった」なんて方もいるかもしれません。
トップ5%社員は、そういった忙しい時こそ、読書をすることで、一度立ち止まって、自分自身と向き合う時間を作っているのです。
さらに、読書をすることで、今の自分の仕事の進め方の改善点を見つけることができたり、より仕事を早く終わらせるための方法を知ることもできます。
その結果、効率よく仕事を終わらせることができるようになったり、時間をうまく使えるようになり、自分の時間を取り戻すことができるのです。
こういった仕事に関すること以外にも、読書を通じて、著者が創った世界に没頭することで、忙しい日常から離れることができ、心に余裕を持つことができるという効果もあります。
だからこそ、トップ5%社員は、忙しい時こそ読書をしているのです。
また、本を読むのには時間がかかると思われるかもしれませんが、ビジネス書1冊であれば、2〜3時間ほどで読み終えることができます。
この2〜3時間は、一気に確保したり、新しく作る必要はありません。
たとえば、お風呂で湯船に使っている時間や、なんとなくスマホを使っている時間、通勤の時間など、今日常的にやっていることを、読書に置き換えることで、十分に読書の時間を作ることができます。
もし1週間に2〜3時間の読書時間を作ることができれば、月に4冊、年間48冊の本を読むことができ、トップ5%社員の平均よりも、少し多く本を読むことができるのです。
そのため、まずは1週間単位で2〜3時間の読書時間を作れないか考えてみてください!
5%社員は耳読書を取り入れる
トップ5%社員が、忙しい中でも、コンスタントに読書ができているのには、秘訣があります。
それが耳読書です。
耳読書の代表的な例として挙げられるのは、オーディオブックのAmazonオーディブルです。
著者が行ったアンケートによると、一般的な社員の99.2%は、オーディオブックを活用したことがないと回答していたそう。
一方で、トップ5%社員の場合は、なんと64.2%がAmazonオーディブルを利用した経験があると回答していたのです。
トップ5%社員の多くが、Amazonオーディブルを活用しているのは、オーディオブックなら、紙の本や電子書籍を持ち歩かなくても、読書ができること、満員電車など、本を広げることができない場所でも、読書ができることといったメリットがあるからです。
そのため、通勤中や、家事をしながらなど、これまで読書をすることができなかった時間を、読書の時間にすることができ、より効率よく知識を吸収することができるのです。
さらに、オーディオブックなら、目を使わずに読書をすることができます。
そのため、仕事で酷使して、疲れ切った目を使う必要がないため、仕事終わりの疲れたタイミングでも、取り組みやすいといったメリットがあります。
とはいえ、専門書や図が多く含まれている本は、オーディオブックで理解するのは、難しいという点もあります。
そこでトップ5%社員は、ビジネス書や自己啓発書は、移動時間などにオーディオブックで聴いて、専門書などは、紙や電子書籍を使って、時間をとって読むといったように、使い分けているのです。
そうすることによって、忙しい中でも、読書の時間を作ることができ、常に知識を得続けることができるのです。
Amazonのオーディブルなら、30日間無料で体験が可能ですので、活字を読むのが苦手、なかなか読書の時間を確保できないという方は、ぜひ試してみてください!
5%社員の本の選び方
トップ5%社員は、気まぐれで本を選んでいるわけではなく、戦略的に本を選んでいます。
5%社員は、セレンディピティ5対2の法則を使って、本を選んでいます。
セレンディピティとは、偶然の幸運に出くわすという意味です。
具体的な方法は、自分の専門分野や直面している課題に対応する本を5冊選び、残りの2冊は、偶然の出会いや新しい分野の本を選ぶというものです。
読書を仕事での成果に繋げるためには、自分の専門分野や、直面している課題に対応する本を読むことが欠かせません。
しかしそれだけでは、偏った知識ばかりが身についてしまい、自分の視野を狭めてしまうことにもつながってしまいます。
よく、新しいアイデアや発想は、他の分野の知識や事例が、今の知識と組み合わさって起こると言われます。
そのため、5%社員は、自分の専門分野について書かれた本だけでなく、たまたま本で見かけた本や、友人から勧められた本など、偶然の出会った本や、これまで自分が読むことがなかったジャンルの本も、読むようにしているのです。
そうすることで、読書を通じて、自分の専門性を深めつつも、常に新しい知識も取り入れることができます。
そして、変化の激しい現代でも、柔軟に対応できる力をつけているのです。
私には、偶然の出会いで人生が大きく変わった1冊があります。
それが、大ヒット作となった、『ビリギャル』です。
当時高校生2年生だった私は、勉強が嫌いで、大学進学を全く考えていませんでした。
学校前に、漫画を買いに書店にいった時に、たまたま店頭に立てかけられていた、ビリギャルに出会ったのです。
本書をみた時は、「なんか可愛いギャルが表紙に載ってるな〜」くらいの感じで、手にとって読み始めたのですが、中身を少し読むうちに、どんどんとハマっていってしまいまいました。
そして、ビリギャルを購入して、近くのベンチでそのまま1冊読み終えてしまったのです。
読み終えたあと、それまでは全く大学進学のことを考えていなかったのに、「自分もビリギャルみたいになりたい」という思いが込み上げてきて、すでに高二の夏休みは終わり、偏差値も30以下という状態から勉強をスタートしました。
目標に掲げていた早稲田大学合格は叶いませんでしたが、そこそこの大学には入ることができ、その後も勉強を続けたことで、TOEIC975点や英検1級を大学時代に取得することができています。
さらに、本を読むことが好きになり、読んだ本の内容を紹介するYouTubeチャンネルもはじめ、今では登録者数は1万人に届きそうになっています。
これらは、『ビリギャル』を読む前では、全く考えられなかったことです。
『ビリギャル』に出会ったことで、180度変わったといっても過言ではありません。
こういった人生を変えるような1冊は、自分の専門分野に関する本を読んでいるだけでは、なかなか出会えないと思います。
そのため、個人的にも、セレンディピティ5対2の法則を使って、本を選ぶことは、とてもいいことだなと思いますし、私もこれから本を選ぶ際に意識していきたいと思いました。
3Iフレームワークで読後が変わる
本はただ読んで終わりでは意味がありません。
読書後に、読んだ内容をアウトプットするからこそ、効果を発揮するのです。
そこで、5%社員がやっている、アウトプット方法の中で、最も私がいいなと思った方法紹介していきます。
それが、3Iフレームワークです。
3Iとは、information(情報)、insight(洞察)、Intelligence(知恵)の3つを指しています。
まず、information(情報)は、本に書かれている客観的な事実や知識を指しています。
ざっくり、本に書かれていることです。
続いてinsight(洞察)は、本に書かれている内容を、今の自分や仕事に当てはめてみることです。
読書を通じて得た情報を、自分なりに解釈して、新たなアイデアを生み出す段階です。
最後に、intelligence(知恵)は、insight(洞察)で生まれたアイデアを実際に行動に移していきます。
そして、行動に移した結果を分析して、改善点を見出していきます。
この3Iフレームワークを、私が以前に読んで、YouTubeでも紹介した、『SLOW 仕事の減らしかた』をもとに、やってみます。
まず、information(情報)は次の通りです。
・現代の知的労働における生産性の定義は、曖昧で、無理に目に見える活動量が生産性の指標になっていることが多い。これでは目の前の仕事に忙殺されるばかりで、本当に価値を生む作業に注力することができない
・持続可能かつ、有意義なやり方で知的労働へ取り組む方法が、スローワーキング。
スローワーキングには、①削減:やるべきことを減らす②余裕:心地よいペースで働く
③洗練:クオリティにこだわり抜くの3つの原則がある
続いて、insight(洞察)は、次の通りです。
これまで、YouTubeでは、できるだけ多くの本を紹介することに重視して、週に3〜4冊の本を紹介してきたが、動画の数ばかりに追い求めてしまい、肝心なクオリティが下がってしまってる。そのため、紹介する本を週に2冊に少なくして、1個の動画の内容を充実させた方がいいのではないか?
最後に、intelligence(知恵)は次の通りです。
動画の本数が減ったのにも関わらず、動画の平均視聴回数が上がったことで、1ヶ月全体の視聴回数が増えた。そのため、動画の本数よりも、クオリティを重視したことは成功だった。しかし、サボってしまう時間があった分、動画作成にかけられる時間が減ってしまい、クオリティの追求が甘くなってしまったこともあるため、時間の使い方は改善が必要。
このように、3Iフレームワークを活用することで、本に書かれている内容から、読後の行動につなげることができ、読書の効果を最大限に引き出すことができます。
そのため、これまで読書をしても、アウトプットができていなかったというかたは、ぜひ3Iフレームワークを試してみてください!
本書では、この記事では紹介しきれていない、トップ5%社員がやっている読書術が、まだまだ紹介されています。
そのため、読書をしてもあまり成長できてる実感が湧かないという方や、これから自己投資のために読書を始めようと思っているかたは、ぜひ本書を読んでみてください!
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ではでは。