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【要約&書評】森永卓郎流「生き抜く技術」 31のラストメッセージ

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今回は、森永卓郎さん著の『森永卓郎流「生き抜く技術」』を紹介していきます!

森永卓郎さんは、2025年1月28日に亡くなられました。

本書は、森永さんが、亡くなる3週間前まで、命を削りながら書き下ろした1冊になります。

本書では、森永さんが、教え子だけに伝えてきた、幸せな人生を送るための、究極の幸福論がまとめられています。

そのため、本書に書かれていることは、きっと皆さんが、今抱えている人生の悩みや不安の解決に役立つと思います。

この記事では、その本書の中から、お金は自由を守るための武器である、老後不安は政府とメディアの作り事、楽で稼げてやりがいのある仕事なんてないの3つについて紹介していきます!


森永卓郎流「生き抜く技術」の要約

お金は自由を守るための武器である

森永さんは、ずっと、ケチ、せこい、しぶちんと呼ばれ続けてきたそうです。

森永さんが、節約を始めたきっかけは、経済企画庁に勤めていた時に、2680万年の中古一戸建てを購入したことでした。

森永さんが、経済の将来を予測するための数式や方程式をいじっていたところ、これから株価と時価が暴騰するというシミュレーションが出ましたが、誰も周りは信じてくれなかったため、実際に証明するために、当時年収が300万円だったのにも関わらず、家を買ったのです。

また、当時の住宅ローンの金利は今よりも高く、7%でした。

ローンで家を買っている人ならわかると思いますが、年収300万円で、2680万円の家のローンを払い続けるのは、毎月の収入の大部分を住宅ローンにあてなくてはいけないので、かなり生活が苦しくなります。

そこで森永さんは、徹底的な節約と物書きのアルバイトを始めたそうです。

その後、物書きのアルバイトが順調に増えていきましたが、森永さんは、決して節約を緩めることはありませんでした。

その理由は、お金に縛られる人生を避けるためです。

よく人生はお金だけじゃないと言われることがありますが、生活に安心が持てるほどのお金がなければ、人は正常な判断ができなくなってしまうことがあります。

サラリーマンの中にも、収入を失うのが怖いから、家族を養うためといった理由から、企業犯罪に手を染めてしまう人もいます。

また、パワハラや長時間残業が当たり前など、劣悪な環境で働いていたとしても、お金がなければ、仕事を辞めると収入が途絶えてしまうため、辛くても仕事を辞める勇気が持てなくなってしまいます。

ハーバード大学経済学教授のセルディム氏とプリンストン大学心理学教授のエルダー氏が行った実験でも、人はお金に不足を感じると、思考力が落ちてしまい、目の前のことしか考えられなくなってしまうことがわかっています。

おそらく、皆さんの中にも、お金を苦労していた期間を振り返った時に、「なんであんなことをしてしまっていたのだろう?」と感じることや、「失業手当があるのだから、ブラック企業で我慢して働き続けなくてもよかったのに」と思うことがあるかもしれません。

その当時に適切な選択ができなかったのは、お金の不足を強く感じてしまうことにより、目の前のことに脳のリソースがさかれすぎてしまっていたからなのです。

そのため、お金に縛られる人生を避けるためにも、また自由な人生を送るためにも、ある程度のお金は必要なのです。

では、どれほどのお金を持っていればいいのか?

森永さんは本書の中で、3年分の生活費が確保できていれば安心であると書かれています。

3年分の生活費があれば、何かあって仕事の収入が途絶えた時にも、すぐに生活に困ることはなくなります。

また3年も時間があれば、次の仕事に転職したり、引っ越したりなど、生活を立て直すこともできます。

3年分の生活費は、そういった緩衝材としての働きをしてくれるのです。

また、今の仕事を辞めても、3年間は生きていけるということがわかれば、ブラックな環境で働き続ける必要もありませんし、企業犯罪に手を染める必要もなくなります。

もし、労働環境がきつくても、自分の今後の成長につながると確信を持てていれば、長時間残業が横行していたとしても、その職場に残るという選択をすることもできます。

このように、お金があることで、とれる選択肢が広がるのです。

そして、目の前のことばかりに脳のリソースが割かれてしまうことがなくなるので、正常な判断を下すこともできます。

だからこそ、3年分の生活費を貯金しておくことが大切なのです。

もしかしたら、3年分も貯めるのは難しいと感じる方もいるかもしれません。

ですが、毎月の生活費が低ければ低いほど、貯めるべき額も抑えることができます。

そのため、普段から節約をして、毎月かかる生活費を低くしておくことも大切なのです。

貯金は生活費の何年分、何ヶ月分必要なのかという話は、色んなところで言われており、人によって回答が異なります。

私はこれまでお金に関して書かれた本を様々読んできましたが、よく合ったのが、生活費の半年〜1年分を貯めておこうというもので、生活費の3年分というのは、かなり多い方だと思います。

我が家では、とりあえず1年分の生活費を貯めることを目標にしていますが、ぜひ皆さんも、どれくらいの生活費を貯めれば、自分は安心が持てるのか考えてみてください!

 

老後不安は政府とメディアの作り事

老後2000万円問題が取り上げられてから、老後に対する不安を持つようになった人も増えたと思います。

年金だけでは老後資金は足りない、もっとお金を貯めなくはいけないと考えが、今世の中では蔓延しています。

しかし、内閣府が2024年に発表した経済財政白書によると、日本人の金融資産のピークは60〜64歳で平均1838万円、85歳を過ぎても平均1500万円を超える金融資産を持っていることがわかっています。

当然、それだけの金融資産を持っていたとしても、多くの人は亡くなるまでに使い切ることができません。

そのため、日本人は老後不安から、過剰な資金を溜め込み、せっかく溜め込んだ老後資金には手をつけずに死んでいってしまうのです。

そして、その老後不安を助長しているのが、政府とメディアなのです。

政府とメディアが、公的年金不安を煽り、老後の生活を守るためには、多くの資産が必要だと言い続けているのです。

さらに、老後資産を増やすために、貯蓄から投資へという掛け声のもと、国民全体を投資依存症に陥れていると、森永さんは本書で書かれています。

また、森永さんは一貫して、今の株価や時価は、人類史上最大のバブルになっており、いずれバブルははじけると書かれています。

もし老後資金を全て投資でまかなうために、資産の多くを投資に回していたら、バブルがはじけた時には、溶けて無くなってしまいます。

投資については、これからも成長し続けるという意見もあり、賛否両論ありますが、森永さんがなぜバブルが弾けると考えているのかについては、『投資依存症』の中で語られています。

こちらの動画でも、紹介しておりますので、気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

では、老後不安から抜け出すためには、どうすればいいのか?

答えはシンプルで、大都市での生活を捨てれば、年金の範囲内で生活することができるし、老後のお金の不安がなくなります。

大都市で生活をするとなると、生活費が高くなってしまい、年金の範囲内で生活することが難しくなってしまいます。

ですが、田舎に移れば、家賃は低く抑えられますし、自治体によってはタダで家をくれるところもあるのです。

さらに、移住する地域や家族構成は限定されますが、補助金を受け取ることもできます。

また、自分の農作物を作り、太陽光パネルで電気を自給すれば、生活コストを大幅に下げることもできるのです。

こういったことは、大都市での生活では実現することができません。

そのため、年金の範囲内で生活ができるかどうか、老後不安から抜け出せるかどうかは、大都市での生活を捨てられるかどうかにかかっているのです。

また、大都市と田舎の間には、物価も人間関係も全てがほどほどな、トカイナカが広がっています。

トカイナカであれば、少し時間をかければ、都会に出て来ることもできますし、大都市よりも生活費を抑えることができます。

そのため、老後不安から抜け出したいという方や、老後に使いきれないほどのお金を抱えたまま人生を終えたくないという方は、早い段階から、トカイナカでの生活を考えてみてください!

 

楽に稼げてやりがいのある仕事なんてない

生きていくためには、ある程度のお金が必要であり、お金を稼ぐためには、働く必要があります。

そのため、仕事は人生において、必要不可欠なものです。

ですが、誰しも辛くてしんどい仕事はしたくないと思います。

そこで、楽に稼げて、さらにやりがいのある仕事をしたいと考えている方もいると思います。

私も、年収が高くて、定時で帰ることができて、忙し過ぎない仕事がいいなと考えることがあります。

残念ながら、そんな完璧な仕事はありません。

しかし、完璧な仕事はありませんが、あなたが好きになれる仕事はあるのです。

森永さんは、新卒1年目は、日本専売公社に入社したのち、1年目はタバコを製造する工場で働いていたそうですが、そこでの仕事は森永さんにとっては苦痛でしかなかったそうです。

しかし、新卒3年目で出向した日本経済研究センターでの仕事にとても魅了され、毎日終電ギリギリまで仕事をしていたそうです。

今の時代に、毎日終電ギリギリまで仕事をするのはアウトですが、好きになれる仕事が見つかれば、労働時間が長くても、苦にはならないのです。

本書の中でも、日本経済研究センターでの労働時間は、工場での勤務より、2倍くらい長かったが、工場にでの勤務の方が圧倒的に仕事の苦痛が大きかったと書かれています。

そのため、仕事というのは、好きなことならいくら働いてもストレスにならない天国と、1時間働いたら苦役になる地獄の2種類に明確に分かれるのです。

そして、人生のなるべく早い段階で、自分にとっての天職に出会えるかが勝負の分かれ目になります。

また、人によって、仕事に求めるものは違うと思います。

やりがいや時間よりもお金を稼ぐことに、一番の達成感を感じるという人もいれば、やりがいを求めている人もいるため、人によって、好きな仕事や、一番マシに感じられる仕事は変わっていきます。

もし、今の仕事に苦痛を感じていて、なんとなく楽で稼げてやりがいのある仕事につきたいなと考えてしまっている場合は、まずは自分が仕事に求めることはなんなのかを考えてみてください。

そして、単純な楽さだけを求めるのではなく、どれだけ働いても、苦にならない、あなたが本当に好きになれる仕事はないか探してみてください!

 

本書では、この記事では紹介しきれていない、森永卓郎流の生き抜く技術がまだまだ紹介されています。

あなたが抱えている人生のモヤモヤの答えになるものや、あなたが幸せな人生を送るためのヒントがあるはずですので、興味のある方は、ぜひ本書を読んでみてください!

 

森永卓郎流「生き抜く技術」』の購入はこちらから!

 

ではでは。

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