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【要約&書評】コンサルが密かにやっている うまくいく人の時間の使い方

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今回は、菊原智明さん著の『コンサルが密かにやっている うまくいく人の時間の使い方』を紹介していきます!

皆さんには、サボっているわけではないのに仕事が終わらない、いつも残業ばかりでプライベートの時間がないという悩みはないでしょうか?

本書はそういった方に役立つ1冊です!

おそらく皆さんの職場には 、同じ時間働いているのに、多くの仕事をこなしている人や、ちゃんと定時までに仕事を終わらして残業をしていない人がいると思います。

そういった、仕事ができる人は、決して特別な才能を持っているわけではなく、他の人よりも時間の使い方が上手いのです。

そして、時間の使い方は生まれつきの才能ではなく、後天的に身につけることが出来ます。

そこで本書では、元大手受託販売会社で4年連続トップの売り上げをあげ、現在は営業コンサルタントとしてご活躍されている著者によって、仕事ができる人が密かにやっている、時間の使い方がまとめられています。

この記事では、その本書の中から、後でやろうが悪の根源、仕事には適した時間帯がある、仕事は漆塗り王式で進めるの3つについて紹介していきます!

うまくいく人の時間の使い方の要約

後でやろうが悪の根源

皆さんには、「後でじっくりやろう」「まだ締め切りまで時間があるから後でやろう」と仕事を後回しにしてしまうことはないでしょうか?

このように仕事を後回しにしてしまうと、中にはすぐに手をつけなければいけない重要な仕事まで後回しにしまうようになります。

そして、締め切り間近になって急いで取り組みますが、そういうときに限って、急用が入ってしまい、ギリギリの中、多くの仕事を抱える羽目になってしまうのです。

当然、このような状態では、自分の本領を発揮することができず、仕事がうまくこなせなくなってしまいます。

その結果、遅くまで残業してしまい、しっかりと休養が取れず、翌日のパフォーマンスが悪くなり、また残業する羽目になると、最悪なサイクルが出来上がってしまいます。

また、後回しにしてしまうと、ギリギリな中仕事をしなければいけなくなってしまうため、本来であれば自分が得意な仕事や楽しく感じられる仕事も、焦ってやらなければいけなくなり、苦しみながらやらなくてはいけなくなります。

このように、後回しこそが時間術の悪の根源であり、全てを狂わせてしまうのです。

だからこそ、仕事がうまくいく人は、後回しにすることはなく、すぐに手をつけるのです。

例えば、会議などで仕事を頼まれたら、その場でどうやって進めていくかなど、叩き台を作ってしまうのです。

そうすることで、会議後にすぐに取り掛かることができ、後に仕事をためなくて済みます。

さらに、余裕を持って仕事に取り掛かれるため、本来の自分の力を発揮することができ、上司に満足してもらえるものものを提出することが出来ます。

また、嫌な仕事ほど、後回しにしてしまうかもしれませんが、手をつけることさえできれば、ゴールが見えるため、案外早くこなすことができます。

むしろ、「この仕事やりたくないな」「こんなのやって意味あるのか?」と文句や愚痴を言っている時間が何の効果もなく、無駄な時間なのです。

だからこそ、仕事は取り掛かるまでの時間をいかに短くするかが、うまくいく人になれるかの大きな鍵を握ります。

そこで本書で紹介されている、すぐに取り掛かるための方法から、この記事では2つを紹介していきます。

まず一つ目が、20秒ルールです。

20秒ルールとは、ハーバード大学のショーン・エイカー博士が提唱しているもので、何かに取りかかる時に、必要な時間を20秒短縮するだけで、取り掛かりやすくなるというものです。

よく勉強法について紹介されている本や動画などで、参考書をすぐに開けるところに置いておく、事前にセットしておくといった方法が紹介されていますが、これは事前に準備しておくことで、取り掛かるまでの時間を短縮するためです。

そのため、仕事でも同じように、資料を開いておく、パワーポイントを開いておくなど、取り掛かるまでの時間を短縮できないか考えてみてください。

続いて2つ目の方法が、朝一と休憩後はやることを決めておくことです。

前日に、次の日の朝、始業してからやることを決めておくのです。

そうすることで、「何をやろうかな?」と考える時間がなくなり、スムーズに仕事に取り掛かれると思います。

逆にやることを決めておかないと、なんとなくネットサーフィンをしてしまい、貴重な朝の時間を無駄なことで潰してしまうことになります。

朝は私たちが一番集中して取り組める時間であり、朝の時間帯をどれだけうまく使えるかで、仕事がうまくいくか決まります。

午後や夕方は、何もしていなくても、集中力が切れやすかったり、疲れを感じる時間なので、その時になって焦って仕事をしても、うまく進めることが出来ません。

だからこそ、朝一でロケットスタートを決めるために、前日にやることを決めておくことが大切なのです。

そして、朝一にロケットスタートを決めることができれば、その後は、仕事がさくさくと進んでいき、定時に帰れるようになるのです。

また、朝一以外にも、休憩明けにやることを決めておきましょう。

特にお昼ごはん後は、少し眠たくなってくる時間帯だと思います。

そういった時に、やることを決めておかないと、「少しゆっくりしてから仕事を再開するか」と考えてしまい、ダラダラ時間を過ごすことになってしまいます。

だからこそ、休憩に入る前に、休憩後にやることも決めておきましょう。

以上が、今回紹介した、すぐに取り掛かるためのテクニックです。

取り掛かるまでに時間がかかってしまうという人は、ぜひ試してみてください!

 

仕事には適した時間帯がある

先ほどは、すぐに取り掛かることが大切だということを紹介しました。

その上で、もう一つ意識して欲しいのが、それぞれの仕事には適した時間帯があるということです。

朝と午後では、向いている仕事が違うのです。

本書では、仕事が早い人や効率よくできる人は、3サイクル理論と、仕事内容がマッチしていると書かれています。

3サイクル理論とは、人の体は8時間ごとに、排泄(アウトプット)、摂取(インプット)、吸収(アブソーブ)の3サイクルで回っているという考え方です。

仕事がうまくいく人は、体の活動サイクルに合わせて、仕事をやっているからこそ、他の人と比べて、早く仕事を終わらせることができます。

この3サイクル理論を仕事内容に当てはめると、次のように考えられます。

まず、4〜12時は、排泄:アウトプットの時間の時間です。

朝の4〜12時までの時間帯は、摂取したものから、体に必要な栄養分を吸収し、残った老廃物を体の外に出していきます。

それを仕事に当てはめると、取り入れた情報が寝ている間に整理されて、4〜12時の時間帯にベストな状態でアウトプットできるのです。

そのため、朝の時間帯は仕事のゴールデンタイムであり、特にクリエイティブな仕事に向いています。

私もよく仕事が休みの日は、前日に本を読んでおいて、翌朝は記事や動画の作成の時間にしていますが、仕事終わりにやるよりも、早くいいものが作れます。

本書では、疲れている夜の3時間より朝の30分のほうが何倍も生産性、効率性に優れ、時間的価値に優れているとまで書かれているほど、仕事ができる人は朝の時間を重要視しているのです。

続いて、12〜20時は、摂取:インプットの時間帯です。

多くの人は、この時間帯にお昼ご飯や夕ご飯を食べていると思います。

仕事でも同じように、インプットの時間帯は、どんどん行動して情報を取り入れるようにしましょう。

特にお昼休憩後は、満腹感があり、眠たくなってきます。

そういった時に、クリエイティブな仕事をしようとしても、うまくいきません。

そのため、お客様との商談や同僚との打ち合わせなどを入れるようにしましょう。

人とコミュニケーションをしていると、目が覚めていきます。

そのため、仕事がうまくいく人は、午後の時間帯をコミュニケーションの時間にしているのです。

また、比較的頭を使わない仕事や同じことを繰り返す作業はインプットの時間に行うようにしましょう。

こういった仕事を朝の時間帯に行うことは、とても勿体無いことです。

最後に、20〜4時は、吸収:アブソーブの時間の時間帯です。

この時間帯は、食べたものを胃や腸から吸収していきます。

仕事では、1日に取り込んだ情報が頭に吸収されていく時間帯です。

そのため、アブソーブの時間帯は、仕事を持ち込まずに、リラックスしたり、その日を振り返る時間帯にしましょう。

アブソーブの時間帯に、アウトプットやインプットの仕事をすることは、とても非効率的なことです。

吸収される時間帯に、排泄をしたり、さらに摂取することはないと思います。

仕事でも同じように、吸収の時間帯に資料を作成をしようとしても、無駄に時間がかかってしまうだけなのです。

もし次の日の午前中までに資料を作り終えないといけない場合は、翌朝一番の排泄の時間帯で取り掛かるようにしましょう。

以上が、3サイクル理論の紹介です。

これまでなんとなく仕事を進めていたという方は、この3サイクル理論に従って、それぞれの仕事をやる時間帯を考えるようにしてみてください!

 

仕事は漆塗り方式で進める

サボっているわけではない、むしろ頑張っているけど、仕事が終わらないという方はいないでしょうか?

そういった方は、無意識に多くの時間を無駄にしてしまっているのです。

よくあるのが、計画なしに手をつけて、うまくいかずに、また最初からやり直しになるというものです。

計画なしに手当たり次第進めているので、本当にこのまま進めて大丈夫かを確認せずに、多くの時間を費やしてしまいます。

そして、完成したと思っても、上司からダメ出しをされてしまい、やり直しになってしまうのです。

それでは、かけた時間が全て無駄になってしまいます。

心のあたりのある方は、仕事を漆塗り方式で進めることを意識しましょう。

漆塗りは、下地、中塗り、上塗りという工程を経て、漆を重ねて塗っていきます。

仕事もいきなり、同じように、いきなり細部に取り掛かろうとするのではなく、まず全体像を作って、進むべき方向を決めます。

その後、細部へ進んでいくことで、時間を無駄にすることなく、仕事を進めることができます。

特に経験が浅い場合は、全体像を考えた段階で上司に相談をするのもありだと思います。

時間のかかる細部へと進む前に、上司と全体像を共有しておくことで、ズレをなくすことができ、その後の作業を無駄にせずに済みます。

私も本の要約動画を作る時には、一度読んだ本の内容を全て書き出して、そこから内容の構成を考えていきます。

内容を考えたり、動画を作るまでに時間がかかってしまいますが、大枠を決めてからは、一気に作ることができるので、結果的に早く作ることができます。

これまで、計画なしに手をつけてしまっていたなと感じる方は、ぜひ漆塗り方式で仕事を進めるようにしてみてください!

 

本書では、この記事では紹介しきれていない、仕事がうまくいく人がやっている時間の使い方が、まだまだ紹介されています。

そのため、毎日時間に追われてしまっている、頑張っているのに仕事が終わらないと悩んでいる方は、ぜひ本書を読んでみてください!

 

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ではでは。

 

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