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【要約&書評】トップコンサルタントの「戦略的」勉強法

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今回は、横山信弘さん著の『トップコンサルタントの「戦略的」勉強法』を紹介していきます!

皆さんには、社会人になってから全く勉強しなくなってしまった、勉強をしようと思うがどうすればいいかわからないといった悩みはないでしょうか?

本書はそういった方に役立つ1冊です!

本書の著者である横山さんは、35歳でコンサルタントに転職され、数年間でトップまで昇りつめました。

そして現在は、株式会社アタックス・セールス・アソシエイツの代表取締役社長を務められています。

本書ではそんな著者が20年間毎日実践されている最強の勉強法がまとめられています。

この記事では、その本書の中から、仕事中に勉強しろ、トップコンサルタントの読書術の2つについて紹介していきます!


トップコンサルタントの戦略的勉強法の要約

仕事中に勉強しろ!

皆さんは、毎週どれくらいの時間を勉強に割いているでしょうか?

今はリスキリングの重要性があらゆるところで言われていますが、総務省の2022年に実施した、社会生活基本調査によると、社会人の平均勉強時間は、1日たったの13分でした。

さらに、5割以上の人が勤務先以外での勉強をいっさい行っていないという結果も出ています。

このように、多くの日本人は、仕事以外での時間で、ほとんど勉強をしていないのです。

その理由には、時間がない、何を学べばいいかわからないなど、様々なものがあると思います。

しかし、このままでは、自分のビジネスパーソンとしての価値を高めることができませんし、時代の変化の取り残されてしまい、仕事が見つからなくなってしまう可能性もあります。

そこで、忙しくて勉強時間が確保できない方や、何を学べばいいかわからない方におすすめなのが、本書で解説されている、仕事中勉強法です。

仕事中勉強法とは、決して仕事をサボって勉強をしようというものではありません。

本書では、仕事中勉強法とは、「自分に与えられた業務をしっかりとこなしつつ、そこに学び(勉強)の要素を取り入れていくという方法」と書かれています。

例えば、ロジックツリーについて学んだら、それを普段の仕事の問題解決に活用するといった感じで、業務をこなす中で、勉強をしていきます。

この仕事中勉強法には、次の3つのポイントがあると本書で書かれています。

 

①仕事で結果を出そうとすること

②ポータブルスキルに焦点を合わせること

③徹底して社内制度を活用すること

『トップコンサルタントの戦略的勉強法』より

 

それぞれのポイントについて、これから詳しく紹介していきます。

まず一つ目の①仕事で結果を出そうとするですが、仕事で結果を出すために勉強をするという考えが普通だと思います。

しかし本書では、自分の勉強のために仕事で結果を出そうとするという逆の発想を持つことが大切だと書かれています。

結果を出そうとすることで、自分に適度にストレスをかけることができ、効率よく知識を吸収することが出来ます。

さらに結果を出すことで、社内で評価されるようになったり、気持ちよく勉強を継続することができるようになります。

そのため、仕事で結果を出すために勉強をするのではなく、勉強のために仕事で結果を出すという発想を持ちましょう。

続いて2つ目のポータブルスキルに焦点を合わせるですが、ポータブルスキルとは、業種や職種が変わっても持ち運びができる職務遂行上のスキルのことです。

ポータブルスキルを身につけることによって、どこでも活躍することができるようになり、人材価値を高めることができます。

そして、ポータブルスキルは、大きく分けると、仕事のしかたと人との関わり方の2つのスキルに分けることができます。

本書では、それぞれのスキルについて、次のように定義されています。

 

・仕事しかた=コンセプチュアルスキル、複雑な事象を概念化して本質を把握するスキル

・人との関わり方=ヒューマンスキル、交渉や調整の際に円滑なコミュニケーションをとれる対人スキル

『トップコンサルタントの戦略的勉強法』より

 

本書では、この2つのスキルについて、具体的にどんなものを身につけたらいいのかについて詳しく書かれていますので、何を学んだらいいかわからないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

そして3つ目のポイントは、社内制度を徹底して活用するです。

これは会社にもよりますが、もし会社の経費や仕事時間で研修や講座を受けることができるのであれば、積極的に使っていきましょう。

社内制度があっても、めんどくさいから、今は忙しいからと後回しにしてしまっている人もいるかもしれません。

しかし、社内制度を活用しないままですと、いずれ「あの時に活用しておけばよかった」と後悔することになります。

そのため、今の会社に社内制度がないかを確認してみて、もし使えそうなものがあれば、徹底的に活用していきましょう。

 

トップコンサルタントの読書術

先ほどは、忙しいビジネスパーソンは仕事中に勉強をしようと紹介しましたが、やはりプライベートの時間でも、勉強時間を確保することが大切です。

そこで著者は、読書以上に、費用対効果が高い勉強法はないと本書で書かれています。

本書では、大きく2種類の読書術が紹介されていますが、この記事では、驚くほどの知識をみにつけることができる水平読書を紹介していきます。

水平読書とは、同じテーマについて書かれた本を5〜10冊用意して、そのテーマの箇所だけを抜き取って読んでいくというものです。

具体的には、次の4つのステップで進んでいきます。

 

①テーマを設定する

②テーマに沿った本を選ぶ

③テーマに沿った目次をチェックする

④チェックした部分だけ読む

『トップコンサルタントの戦略的勉強法』より

 

水平読書では、本の最初から最後まで目を通すということはしません。

あなたが身につけたいテーマについて書かれた箇所のみを読み込んでいきます。

例えば、コミュニケーション全般について知りたいのであれば、1冊を通して読む必要がありますが、話の聞き方のみを知りたいという場合は、目次から話の聞き方が書かれている箇所を特定して、その部分だけを読み込んでいきます。

そうすることによって、あなたにとって必要な知識を効率よく吸収することができます。

そして、この水平読書には、3つのメリットがあります。

まず①多視点からの情報収集です。

決まったテーマについて、複数の著者の本を読むことで、専門家の多様な視点を得ることができます。

例えば、プレゼンについて書かれた本を10冊読むことで、様々な種類のプレゼンへの対応法やテウニックを網羅的に学ぶことできます。

続いて2つ目は、知識の平均値の理解です。

同じテーマについて書かれた本でも、書かれている内容が違う場合や、真逆のことが書かれていることがあります。

その時に、複数の本を読むことで、この意見は偏った考え方だということや、このテクニックはどの本にも共通して書かれているから、重要度が高いといったことを判断することができます。

最後に、3つ目のメリットは、体系的な知識習得です。

同じテーマについて複数の本を読むことで、様々な角度からの知識を得ることができ、そのテーマについて体系的な知識を習得することができます。

例えば、コミュニケーションについて書かれた本を複数読むことで、話し方だけでなく、話の聞き方、表情の作り方、声の出し方、目線など、あらゆる面で大切な情報を知ることができるのです。

以上が、水平読書を行うメリットです。

複数の本を読むことは楽なことではありませんが、水平読書をすることができれば、確実に幅広い知識を手に入れることができ、仕事にも活かすことができます。

そのため、これまでなんとなく本を読んでいたという方は、ぜひ身につけたいテーマを決めて、水平読書を実践してみてください!

 

 

本書では、この記事では紹介しきれていない、トップコンサルタントとしてご活躍されている著者の勉強法がまだまだ紹介されています。

そのため、今の自分を変えるために勉強を始めようと思っているが何をしたらいいかわからないという方や、どうやって勉強したらいいかわからないという方は、ぜひ本書を読んでみてください!

 

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ではでは。

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