今回は、吉武麻子さんの著の『無駄をスッキリさせて、人生の質を高める 時間デトックス』を紹介していきます。
皆さんには、毎日時間に追われている、自分のやりたいことができていないといった悩みはないでしょうか?
本書はそういった方に役立つ1冊です!
本書の著者である吉武さんは、タイムコーディネーターとしてご活躍され、これまで4000人以上に、心地よい時間の使い方を指導されてきました。
本書では、そんな著者によって、理想の時間の使い方を実現する方法が紹介されています。
この記事では、その本書の中から、あなたに時間がない理由と、時間を生み出す3種類の時間デトックスの2つについて紹介していきます!
時間デトックスの要約
あなたに時間がない理由
毎日、時間がない、常に時間に追われているという人は、多くいると思います。
実際に、SEIKOが行った調査によると、7割近くのビジネスパーソンが時間に追われていると感じているという結果が出ました。
1日は24時間と決まっています。
そのため、時間がないと感じるのは、その24時間であなたが実際にできること以上に、やることを詰め込みすぎてしまっているのです。
私もよく、仕事終わりに、家事をして、動画の編集をして、テニスをして、ポケモンカードをやってなんて、やらないければいけないとやりたいことを詰めすぎてしまいます。
詰めすぎてしまっていると、時間がないと焦るようになってしまい、やらなければいけないことをやっている時はイライラしてしまい、やりたいことをしている時は、時間を気にしすぎて、楽しめなくなってしまいます。
また、時間がないのは、やることを詰めすぎていることだけでなく、時間に余裕がある場合でも、だらだらしていたり、目的なくスマホをみて、時間を消費してしまっているケースがあります。
私も休みの日は、起きてからすぐに活動することができず、だらだらスマホを1時間近くみてしまうことがあります。
結果的に、その1時間が後に響いて、休みの日なのに、時間に追われながら、家事をやったり、動画編集をすることになってしまっています。
このように、時間がないといっても、さまざまなことが原因になっていますが、本書では大きく2つの要因に分けられると書かれています。
それが、やりたいことがありすぎて時間がない場合と、やらなければいけないことがありすぎて時間がない場合です。
この2つの違いは、時間のコントロール権を自分で握れているかどうかです。
やりたいことがありすぎて時間がない場合は、自分にコントロール権があり、自分で選んだ結果、時間に追われている状態です。
この場合は、自分でやりたいことの優先順位をつけて、実際にやることを絞ることで、時間に追われている状態から抜け出すことができます。
一方で、やらなければいけないことがありすぎて時間がない場合は、自分にはコントロール権がなく、自分以外のものに、時間に振り回されてしまっている状態です。
しかし、他人にコントロール権がある場合、自分の時間の使い方を見直すだけでは解決することができません。
そして、仕事だから、人から頼まれたから、親だからといったように、世間体や思い込み、他人のせいでやらないといけないと思い込んでしまうと、時間に追われている状態から抜け出すことができません。
このように、時間がないといっても、さまざまなケースがあるのです。
そのため、時間がなくて、やりたいことができていない場合は、今の時間の使い方を書き出して、時間の使い方を整理していきましょう。
時間の使い方を書き出す時には、睡眠や家事、仕事など24時間のスケジュールを書き出した後に、2つの色を使って、グループ分けをしていきましょう。
①青→やる必要のあること
②赤→やりたいこと、好きなこと
もし、スマホをだらだら見るなど、青と赤のどちらにも当てはまらないものは、色を塗らずに、そのままにしておきましょう。
このように、24時間のスケジュールを色分けすることによって、自分がどんなバランスで時間を使っているのかを視覚化することができます。
そして、色分けをしたら、それを元に、なぜ自分がやりたいことができていないのか、時間がないと感じるのか、その原因を考えていきます。
例えば、色を塗っていない部分が多いのであれば、その時間を自分のやりたいことに充てることができます。
また、やる必要のあること(青)でスケジュールが埋まってしまっている場合、その中から、あなたがやりたいことと、やりたくないことを分けていきましょう。
これは、色のついていない部分にも同じことが言えますが、やりたいことは残して、やりたくないことを手放していくことで、あなたがやりたいことに多くの時間を割くことができ、時間がなくてやりたいことができないという状態から抜けだすことができます。
では、続いては、そのやりたくないことを手放すための、3種類の時間デトックスを紹介していきます!
時間を生み出す3種類の時間デトックス
本書では、やりたくないことを手放すための、時間デトックスの方法として、次の3つが紹介されています。
①捨てる
②任せる
③ゆるめる
『時間デトックス』より
本書では、それぞれのデトックスについて、さまざまな方法が紹介されていますが、この記事では一つずつ紹介していきます!
まず捨てるとは、その言葉の通り、やることをなくすということです。
スケジュールを決める時には、緊急度が高くいますぐにやるべきことや、人との約束から埋めていくことが多いと思います。
しかし、これではやらなければいけないことや、人から頼まれたことでスケジュールが埋まってしまい、自分のやりたいことに充てる時間がなくなってしまいます。
だからこそ、スケジュールを立てる時には、先に自分がやりたいことの時間をブロックしておくことが重要です。
先に、自分がやりたいことの時間をブロックしておくことで、それを元に他のスケジュールを考えることができ、やりたくないこと、やらなくていいことは自然と捨てることができます。
続いて、任せるとは、いま自分がやっていることを、他の人やものに任せるということです。
例えば、家電を使うことで、いまあなたがやっている家事は機械に任せることができいます。
家電というと、初期費用が高いと考えてしまう人もいるかもしれません。
ですが、20万円のドラム式洗濯機を購入して、5年間使用する場合、1日あたり110円で使うことができるのです。
そして、ドラム式洗濯機を使うことで、洗濯物を干したり、取り込んだりする時間を減らすことができます。
もし、1日に30分ほど洗濯物を干したり、取り込んだりしている時間に費やしているのであれば、その時間を自分のやりたいことに充てることできます。
家事代行サービスに頼むと、1時間あたり何千円とかかってしまいますが、ドラム式洗濯機なら、1日110円で働いてくれます。
他にも、食洗機やロボット掃除機など、あなたの代わりに家事をしてくれる家電は、多く存在しています。
そのたね、ものの値段だけでなく、それを使うことで生み出せる時間を考えるようにしてみてください。
もちろん、家事をしている時間が心が休まる、無心になれてリラックスできるという場合は、無理に家電に任せる必要はありません。
実際に、Amazonの創業者である、ジョフ・ベゾスは、皿洗いを最もセクシーなこととまでいうほど、皿洗いが好きで、自分でやっているのです。
そのため、やらなければいけない家事の中でも、やりたくないものを、家電や他の人に任せることができないかを考えるようにしてみてください。
では、3つ目のデトックス法である、ゆるめるでは、こうするべきという考えを緩めていきます。
親なんだから、自分のことは全て犠牲にして、全て子供を優先するべき
仕事で成功するためには、長時間働くべき
このような、こうすべきという考えに囚われてしまうと、やらなければいけないものばかりで24時間が占められてしまい、苦しい日々を送ることになってしまいます。
もちろん、親は子供のことを見る必要がありますし、より多くの時間と子どもと過ごした方がいいと思います。
しかし、だからといって、全ての時間をこども捧げようとする必要もなく、時には自分のことを優先させてもいいのです。
また仕事でも、長時間働くことが正義ではなく、より短い時間で多くの仕事を終わらせることができれば、残業をする必要もないのです。
このように、こうするべきという考えをゆるめることができると、やらないといけないことはやりつつも、自分のための時間を持つことができるようになります。
そこで、こうするべきという考えをゆるめるためには、さまざまな価値観に触れることが重要です。
オンラインコミュニティに参加して他の人と交流してみたり、普段読まないジャンルの本を読む、映画を見る、専門家や著名人が語る音声配信を聴くなど、今はさまざまな方法で多くの価値観に触れることができます。
自分とは違う考えに触れると、子育てと自分の趣味を両立している人は、どんな時間の使い方をしているのか、効率的に仕事を終わらせている人は、何を意識しているのかといったことを知ることができます。
様々な価値観を知ることができれば、こうするべきと囚われていたものから抜け出すことができ、自分のやりたいことのための時間を持てるようになるのです。
以上が、本書で紹介されている、時間デトックスの3つの方法です。
本書では、それぞれのデトックスについて、まだまだやり方が紹介されていますので、ぜひ参考にしてみてください!
本書では、この記事では紹介しきれていない、理想の自分の時間の使い方を実現するための方法がまだまだ解説されています。
そのため、今毎日時間に追われている、自分のやりたいことができていないと悩んでいる方は、ぜひ本書を読んでみてください!
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ではでは。