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【要約&書評】要領がいい人が見えないところでやっている50のこと

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今回は、石川和男さん著の『要領がいい人が見えないところでやっている50のこと』を紹介していきます。

皆さんには、自分は要領が悪い、周りよりも仕事が遅いといった悩みはないでしょうか?

本書はそういった方に役立つ1冊です!

本書の著者である石川さんは、建設会社の総務部長を本業に、税理士、明治大学の客員研究員、ビジネス書作家など、9つの肩書きを持ちながら、ご活躍されています。

このように聞くと、石川さんは、1日のほとんどの時間を仕事についやしていて、休む間もなく働いているんだと思われるかもしれません。

しかし、実際にはそんなことはなく、セミナーやパーティに参加したり、家族とドライブをしたり、週3回は岩盤浴に行くなど、プライベートも充実されています。

では、なぜ石川さんはそんなにも多くの肩書きを持って仕事をされながら、プライベートも充実させることができているのか?

それは、石川さんが要領よく仕事をしているからです。

本書では、その要領がいい人がやっている秘訣について、まとめられています。

この記事では、その本書の中から、最初の努力が一生を決める、段取りが命、完璧より完了を目指せの3つについて紹介していきます!


要領がいい人が見えないところでやっている50のこと

最初の努力が一生を決める

著者は、大学卒業後、建設会社に入社し、経理部に配属されましたが、現場作業員に、使えない経理として扱われてしまったそうです。

そこから、著者は奮起して、建設系簿記の勉強を開始しました。

そんな追い詰められた状況から、奮起して勉強をしまくったことで、特殊な会計や税法にも詳しくなり、上司や先輩から聞かれる立場になり、一目置かれる存在になることができたそうです。

そして、一度知識を身につけた後は、悩む時間が減り、要領よく仕事をこなすことができるようになったと本書で書かれています。

おそらく、皆さんの仕事にも必要なスキルや資格があると思います。

そういったスキルや資格を勉強しておくことで、その仕事に必要な知識を身につけることが出来ます。

そうすると、上司や先輩に当たり前の質問をする必要がなくなり、飲み込みが早くて、要領のいい人だと思ってもらうことができます。

逆にいつまで経っても、必要なスキルや資格を取らないと、責任のある仕事を任せてもらえず、給料の上がらない残念な社員になってしまいます。

本書では、仕事に必要なスキルを身につけることは、ヒゲの永久脱毛のようなものだと書かれています。

ヒゲの永久脱毛は、最初は時間もお金もかかりますが、一度やってしまえば、そのあとは髭を剃るという、めんどくさい作業をしなくてよくなります。

仕事に必要なスキルも同様で、最初はお金と時間がかかるかもしれませんが、一度身につけてしまえば、後が楽になります。

だからこそ、仕事に必要なスキルや資格を身につけることが、要領のいい人になるための第一歩であり、要領のいい人はちゃんと勉強をしているのです。

私のチャンネルの過去の動画では、勉強法について書かれた本を、色々と紹介しております。

そのため、仕事に必要な勉強をしたいけど、どうやって勉強をすればいいかわからないという方は、ぜひ参考にしてみてください!

段取りが命

皆さんには、あとは上司の承認さえあれば、仕事が完了するのに、肝心な上司が休暇中で連絡ができないといったように、あと一歩のところで、仕事が進まなかったという経験はないでしょうか?

こういったことにならないためには、どの順番で仕事をするか、段取りを考えることが大切です。

午前中は集中できるから重要な仕事をして、午後に資料を作成したいなど、個人としての都合があるかもしれません。

しかし、資料が完成したら上司に確認してもらう必要があるが、上司が午後は有給をとっている場合、当然、資料作成は午前中に済ませてしまわないと間に合いません。

このように、個人としての仕事もあるかもしれませんが、仕事はチームとしてやっている以上、自分だけでなく、上司や同僚との連携を考えて、仕事の段取りを考えることが大切です。

これをせずに、ひとりでできる仕事を優先して、他の人の協力が必要な仕事を後回しにしてしまうと、その人がいなくて仕事が終わらなくなってしまい、要領の悪い人だと思われてしまいます。

そのため、要領がいい人は、まず仕事の全体像を把握して、ひとりではできない仕事を、優先して進めて、逆算して、必要な人に予定を伝えているのです。

例えば、先ほどあげた例のように、資料作成後に上司の承認が必要な場合、「本日の11時までには資料を作り終えるので、確認してもらえますか?」のように、事前に上司にアポをとっておくのです。

そうすることで、上司がいなくて仕事が終わらないという事態を防ぐことができます。

もし上司の予定が合わない場合、「明日でもいいよ」と期日を変更してもらうことができ、あなたが要領が悪い人だと思われることを防ぐことができます。

また、11時までに終わらせるという締め切りができるので、より集中して仕事に取り組むことができるのです。

特に最近では、働き方改革や年間で必ず取得しなければいけない有給休暇があったり、体調不良の時は、無理しないで休むということが当たり前になってきました。

そのため、今までは仕事の日はみんないるのが当たり前だったのが、突発的に休む人がいたり、長期休暇をとる人が増えています。

だからこそ、そういった時に、「〇〇さんがいないから、仕事が進められません」とならないように、仕事の段取をしっかりと考えて、協力が必要な人には、事前に声をかけておくことが大切なのです。

 

完璧より完了を目指せ!

皆さんは、仕事を完璧に仕上げようと一生懸命頑張ってしまっていないでしょうか?

もしかしたら、仕事なんだから完璧に仕上げようとするのは当たり前でしょと思われるかもしれません。

しかし、仕事にもよりますが、完璧に仕上げようとしてしまうと、時間はかかってしまいますし、どこまでやれば完璧かわからないものもあります。

そういった仕事に、永遠と時間をかけてしまうと、上司から「いつまでかかってるの?」と言われてしまい、要領の悪い人だと思われるようになってしまいます。

実際に著者も、新人時代に、広報室長の指示で社内報の記事を書いていた時に、完璧に仕上げようとするあまり、時間がかかってしまい、経理部の先輩から「いつまでかかっているんだ、経理の仕事が任せられないだろう」と怒鳴られてしまったことがあるそうです。

特に学歴社会で育った世代は、学生時代からテストの点数は高ければ高いほどいいとされ、満点至上主義の中で育ってきました。

そのため、新入社員や、やる気のある社員ほど、仕事でも完璧を目指さないとダメだと思い込んでしまい、時間をかけて仕事をしてしまうことがあります。

その結果、全ての仕事に手を抜くことができず、要領よく仕事を進めることができなくなってしまうのです。

もちろん、仕事のクオリティを上げることも大切ですが、時間には限りがあります。

最近では、働き方改革により、残業規制があり、定時までにより多くの仕事をこなすことが求められます。

そういった中で、仕事を終わらせるためには、完璧にこだわるのではなく、完了を目指して仕事を進めることが大切です。

そのため、お客様に提出する契約書など、完璧に仕上げなければいけない仕事には力を入れて、重要ではない仕事は、完璧を目指さずに手を抜くといったように、さじ加減を持つようにしましょう。

また、学生の時の試験は一発勝負ですが、ほとんどの仕事は後から何回でも修正することが可能です。

だからこそ、上司や先輩にホウレンソウすることが大切なのです。

ホウレンソウをして確認してもらうことで、完璧に仕上げなくていい仕事に永遠と時間を使ってしまうことを防ぐことができます。

そうすれば、重要な仕事により手をかけることができ、要領のいい人になることができるのです。

そのため、完璧主義に陥ってしまっていた人は、まずは完璧よりも完了を目指す意識を持つようにしてみてください!

 

本書では、この記事では紹介しきれていない、要領がいい人が見えないところでやっていることが、まだまだ紹介されています。

そのため、自分は要領が悪い、周りよりも仕事が遅いといったことがで悩んでいる方は、ぜひ本書を読んでみてください!

 

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ではでは。

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