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【要約&書評】仕事のできる人がやっている減らす習慣

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今回は、中村一也さんに著の『仕事のできる人がやっている減らす習慣』を紹介していきます。

皆さんには、仕事が多すぎて辛い、毎日残業ばかりで自分の時間が持てないといった悩みはないでしょうか?

本書はそういった方に役立つ1冊です!

本書の著者である中村さんは、生産性向上が専門のデータサイエンティストとしてご活躍されています。

本書では、そんな中村さんによって、仕事を減らすための習慣が紹介されています。

この記事では、その本書の中から、効率を上げても時間は増えない、常に仮説を持て、自己犠牲で仕事を引き受けないの3つについて紹介していきます!

仕事のできる人がやっている減らす習慣の要約

効率を上げても時間は増えない

仕事において、効率は重要視されます。

効率が良ければ、短い時間で多くの仕事をこなすことができます。

そのため、仕事の効率を上げることによって、残業がなくなり、早く職場から帰ることができると考える方もいるかもしれません。

しかし本書では、仕事の効率を上げても、早く帰れるようにはならないと書かれています。

その理由は、仕事は無限にあるからです。

今の仕事が終われば、当然次の仕事があなたに振られることになります。

効率を上げて、今持っている仕事を早く終わらせても、次の仕事がすぐに降ってきてしまうので、早く帰れるようにはならないのです。

加えて、それぞれの仕事には必ずしも正解があるわけではありません。

中には、正解のない仕事も多く、やろうと思えば、どこまででも完成度の追求ができてしまうものもあります。

そのため、仕事の効率を上げても、必ずしも労働時間が短くなるというわけではないのです。

おそらく、中には、仕事の効率をあげるために頑張ったけど、それで残業時間の削減にはつながらなかったという方もいると思います。

この仕事の効率を上げても、労働時間が短くならないのは、日本の職場の特徴が影響しています。

日本以外の国では、ジョブ型雇用が主流になっています。

ジョブ型雇用では、採用時点でやることが明確になっています。

自分のやるべき仕事があらかじめ明確になっているので、それが終われが帰宅することができます。

そのため、仕事の効率を上げることによって、労働時間を削減することができます。

一方で日本では、ジョブ型雇用は主流ではなく、メンバーシップ型の雇用が採用されています。

メンバーシップ型の雇用では、採用時点でやることが決まっておらず、配属されてから仕事が割り振られます。

よって、日本の職場ではそれぞれの仕事の範囲が不明確であり、自分が担当する可能性があるのは、その職場にある仕事すべてになります。

そのような働き方では、いくら仕事の効率を上げて、仕事を早く片付けたとしても、残っている他の仕事が降ってくることになり、労働時間の削減にはつながらないのです。

では、今の忙しさを解消したり、プライベートの時間を増やすためにはどうすればいいのか?

忙しさを解消するためには、やるべきことを減らすことが大切です。

やるべきことが減れば、仕事自体がなくなり、労働時間を減らすことができます。

ですが中には、スケジュールに余白があることに不安を覚えてしまう人も多くいます。

人は、他人から求められているという安心感を得るために、予定をどんどん入れてしまい、勝手に忙しくしてしまうことがあります。

そのため、忙しさから脱却するためには、やるべきことを減らすという思考を持つことが大切です。

本書では、そのための方法が数多く紹介されております。

この記事の続きでも、その中からすぐに実践できる方法を2つ紹介していきます!

 

常に仮説を持て

皆さんは、仕事で判断に迷った時、上司に「どうしたらいいですか?」と聞いていないでしょうか?

わからない時は、だらだら悩むのではなく、わかる人に聞く方が得策ですが、「どうしたらいいですか?」と尋ねるのにはリスクがあります。

「どうしたらいいですか?」のような、イエス、ノーで答えられないオープン・クエスチョンをしてしまうと、相手に仕事の方向性を委ねてしまうことになります。

もし上司からの回答がめんどくさく非効率的な場合、あなたの仕事が増えてしまうことになります。

そのため、イエスかノーで答えられる、クローズド・クエスチョンを使った上司に相談をしましょうしましょう。

イエスかノーで答えられるということは、「自分はこのように進めた方がいいと思う」という、自分なりの答えを持っておく必要があります。

そして、自分なりの答えを考える時に、自分が楽になるようなストーリーを作ることで、自分の仕事を減らすことができます。

例えば、忙しい時に、上司から自分が苦手で時間のかかる仕事を振られた時、それが得意な同僚に代わりにやってくれないか頼んでおきます。

そして、上司に「この間頼まれた仕事ですが、〇〇の方が得意なので、〇〇に代わりに頼んでもいいですか?〇〇にはすでに承諾をとっています」のように、クローズド・クエスチョンを投げます。

聞かれた上司としては、「それならばいいか」と承諾してくれる可能性が高くなります。

もし、「今忙しくて、頼まれた仕事に手がつけらなさそうです。どうしたらいいですか?」とオープン・クエスチョンで聞いてしまったら、「今頼めるのは君しかいないんだよ」「少し残業して仕上げてくれないか?」といったように説得されて終わってしまうかもしれません。

だからこそ、自分なりの仮説を持って、クローズド・クエスチョンを相手に投げることが大切なのです。

また、上司に質問をする時には限らず、全ての仕事において、仮説を持って進めることが大切です。

全ての仕事は、「このように進めたらいいのでは?」という仮説があるからこそスタートします。

逆に仮説を持たずに、いきあたりばったりで仕事を進めてしまうと、トラブルに陥ってしまったり、余計な仕事を増やすことにつながってしまいます。

だからこそ、仕事を減らすためには、常に仮説を持つこと、そして仮説を持って質問をすることを意識してみてください!

 

自己犠牲で仕事を引き受けない

皆さんは、上司から仕事を頼まれた時、忙しくても断れないということはないでしょうか?

これを引き受けてしまったら、長時間残業が確定しているとわかっているのに、自分を犠牲にして、仕事を引き受けてしまうことがあると思います。

もちろん、仕事を引き受けることで、自分のスキルが上がったり、上司からの評価が上がるといったメリットがあります。

ですが、忙しくて手が回っていない時に、新しい仕事を引き受けてしまうと、どんどんと労働時間が長くなってしまい、時間に余裕がなくなってしまいます。

では、仕事を減らすために、頼まれた仕事を断ればいいのか?

本書では、引き受ける、断るの2つの選択肢ではなく、頼み返すという3つ目の選択肢をおすすめしています。

仕事を頼めれた時は、頼み返すチャンスなのです。

例えば、今締切に間に合わなさそうな仕事を抱えている時に、上司から新しい仕事を頼まれた場合、「ぜひとも引き受けたいのですが、引き受けてしまうと、今の仕事が期限内に終わらせられないので、期限を延長してもらえますか?」のように頼み返すのです。

そうすると上司には、次の3つの選択肢が生まれます。

 

①元の仕事の期限を延長する

②新しい仕事をあなたに頼むのを諦める

③期限の延長を拒否した上で、新しい仕事もあなたに頼む

 

上司が①と②の選択肢をとってくれれば、あなたは時間的に余裕を持つことができ、仕事を進めることができます。

もちろん、厳しい上司の場合は、③の選択肢をとる可能性もありますが、その場合は、他に別の頼み事を考えて、少しでも自分の負担をえらせないか模索することが大切です。

この頼み返す方法は、普段から頼み返すことをリストアップしておかなければ、いざという時に発揮することができません。

そのため、忙しくて大変な時は、今持っている仕事を無くしてもらえないか、また他の人に振ってもらえないかなど、頼み返せそうなものを考えておくことが大切です。

 

本書では、この記事では紹介しきれていない、仕事を減らすための方法がまだまだ紹介されています。

そのため、仕事をたくさん抱えていて辛い、残業を減らしたいと考えている方は、ぜひ本書を読んでみてください!

 

仕事のできる人がやっている減らす習慣』の購入はこちらから!

 

ではでは。

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