今回は、藤吉豊さんの、小川真理子さん著の『「時間術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』を紹介していきます!
皆さんには、もっと有意義に時間を使えるようになりたい、毎日やることが多く時間に追われているといった悩みはないでしょうか?
本書はそういった方に役立つ1冊です!
本書では、時間術について書かれたベストセラー100冊から共通して書かれていることなど、重要なポイントを抽出し、それをランキング形式で解説しています。
そのため、本書では時間術について、本当に効果のあるものや、必ず知っておくべき情報を簡単に手に入れることができます。
この記事では、その本書の中から、締切の決め方で決まる、やらないことを決める、何にどれくらい時間を使っているか把握するの3つについて紹介していきます!
「時間術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。の要約
締め切りの決め方で決まる
本書では、時間の使い方のランキング1位として、締め切りの決め方を選んでいます。
実際に、時間術のベストセラー100冊中51冊で締め切りの重要性について書かれていました。
では、なぜそんなにも締め切りが大切なのか?
それは、締め切りを決めないと、人はなかなか行動に移せなかったり、ダラダラと作業をしてしまうからです。
皆さんも任された仕事を終らせようとするのは、その仕事に締め切りがあるからではないでしょうか?
おそらく、上司から「提出はいつでもいいよ」と言われてしまったら、後回しにしてしまったり、いざ取り掛かる時にも、集中して取り組めないと思います。
逆に締め切りがあることで、後回しにしてしまうことを防げたり、期限内に終らせるために、集中して取り組むことができるのです。
そのため、限りある時間を生産的に活用するためには、必ず締め切りを設定することが大切なのです。
そこで、締め切りを設定する時には、次の4つのポイントを意識していきましょう。
①実際の締め切りの前に、自分の締め切りを設定する
②始める時間にも締め切りを設定する
③具体的に設定する
④小さな締め切りも設定する
それぞれのポイントについて、これからより詳しく紹介していきます。
まず、①実際の締め切りの前に、自分の締め切りを設定するです。
皆さんは、パーキンソンの法則を聞いたことがあるでしょうか?
おそらく多くの方が名前は聞いたことがあると思いますが、仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張するというものです。
そのため、締切直前で何かトラブルがあったり、追加のタスクが急に降ってきたときに対応できなくなってしまいます。
そういった不測の事態に対応できるようにするためにも、本来の締め切りの前に、自分で締め切りを設定することが大切なのです。
続いて2つ目のポイントが、始める時間にも締め切りを設定するです。
締め切りというと終了時間を決めるイメージが強いかもしれませんが、実は始める時間にも設定することが大切です。
いつから始めるかを決めることで、だらだらと後回しにすることを防ぐことができ、作業に取り掛かることができます。
そして3つ目のポイントが、具体的に決めるです。
なるべく早くや、今日中にといった、曖昧な締め切りは意味がありません。
明日の朝12時までにといったように、具体的な締め切りを設定することで、締め切りの効果がちゃんと発揮されます。
最後のポイントが小さな締め切りを設定するです。
人の集中力はあまり長くは続きません。
そのため、1日や1週間など大きな締め切りだけでなく、15分単位など、小さな締め切りを設定することが大切です。
もちろん、そのタスクによっては時間がかかるものもあるかもしれませんが、そういった場合は、ステップごとに締め切りを設定したり、その日にやることごとに締め切りを設定するなど、細かく分けて締め切りを設定してあげましょう。
以上が、効果的な締め切りを設定するためのポイントです。
これまで締め切りを決めずに何となく仕事や勉強を進めていたという方は、ぜひ締め切りを設定することを試してみてください!
やらないことを決める
時間術というと、その日にやることをTo Doリストに書き出すといったように、やることを決めるイメージが強いかもしれません。
もちろんやることを決めることも大切ですが 、逆にやらないことを決めることも大切なのです。
やらないことを決めることによって、次の4つのメリットがあると本書では書かれています。
①本当に大切なことに使う時間が作り出せる
②行動や判断に迷いがなくなる
③やることを少なくすると、心にもスケジュールにも余裕が生まれる
④集中しやすくなる
『「時間術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』より
毎日やることに追われていて忙しいという方は、実は自分でやらなくてもいいことまで手を出してしまい、忙しくしてしまっているケースが多くあるのではないかと思います。
自分がやらなくても部下ができることは部下に任せたり、掃除はルンバに任せる、夜はテレビやYouTubeを見ないといったように、やらないことを決めることで、本当にやりたいことややるべきことに充てる時間を作りましょう。
そして、やらないことを決めたら、それを文字化して、よく目にするところにおいておきましょう。
人は頭の中で考えたことは、すぐに忘れてしまいます。
また、それまでは当たり前のようにやっていたことだと、いざやらないというと決めたとしても、無意識のうちにやってしまうこともあると思います。
そのため、仕事で使うデスクの上に、やらないことをリストを書いたメモをおくなど、文字化して、意識することが大切です。
何にどれくらい時間を使っているか把握する
皆さんは、毎日何にどれくらいの時間を使っているか把握しているでしょうか?
おそらく、わからないという方が多くいると思います。
実際に、行動の9割は無意識に行われていると言われるほど、私たちは自分が日々行なっている行動を正確に把握できていないのです。
そのため、無駄な時間の使い方をなくすためには、自分が何にどれくらいの時間を使っているかを把握することが大切です。
そこで、自分が何にどれくらいの時間を使っているかを把握するためには、自分の作業時間を記録していきましょう。
自分の作業時間を記録することで、家計簿をつけるとお金の無駄が見えるように、時間の無駄を見つけることができるようになります。
さらに、それぞれのタスクにかかる時間がわかるので、時間の見積もりの誤差を小さくすることもできます。
実際に私も以前、池田貴将さん著の『タイムマネジメント大全』を読んで、自分の時間の使い方を記録したことがありました。
私も、そのときに時間の無駄を見つけることができましたし、何より記録をすることで、時間の使い方に意識的になることができます。
そのため、時間の無駄が多いと、「もっと時間を有効的に使わなくては」と感じるようになり、自然と時間の使い方がうまくなっていきました。
また、「こういう時間の使い方をすれば、自分は幸せを感じることができるんだ」ということがわかり、毎日を充実した日にすることができるようにもなりました。
このように、作業時間を記録することは、時間の無駄やタスクにかかる時間を把握するだけでなく、時間の使い方を改善することにも、直接つながるので、これまでやっていなかったという方は、ぜひまずは1週間記録をつけることを試してみてください!
本書では、この記事では紹介しきれていない、時間術のベストセラーのポイントがまだまだ書かれています。
そのため、時間を無駄に使ってしまっている方が多いという方や、毎日忙しくて時間がないと悩んでいる方は、ぜひ本書を読んでみてください!
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ではでは。