今回は、勉強マニアYouTuber こーずぶろぐさん著の『マジカル勉強脳』を紹介していきます!
皆さんは、資格試験を控えているけど、なかなか勉強に集中できない、勉強しないといけないのはわかっているけど取りかかれないといった悩みはないでしょうか?
本書はそういった方におすすめの1冊です!
本書の著者であるこーずぶろぐさんは、働きながら、平日・休日問わず勉強をされています。
休日には、10時間以上も勉強をする日があるそうです。
本書では、そんな著者がなぜそんなにも勉強を続けることができるのか、行動心理学に基づいた秘訣がたくさん紹介されています。
この記事ではその本書の中から、勉強は脳にとって嫌なものである、パブリックコミットメントで自分を追い込もう、環境設計で集中力が決まるの3つについて紹介していきます!
マジカル勉強脳の要約
勉強は脳にとって嫌なものである
おそらく、「勉強はあまり好きじゃないんだよな、、、」という方も多くいると思います。
そして、勉強があまり好きじゃないから、自分は資格勉強や読書が続けられないと考えている方もいるかもしれません。
ですが、「勉強は好きじゃないな、嫌いだな」と感じることは、当たり前のことなのです!
そもそも、勉強は楽なものではなく、脳を疲れさせる行為なのです。
本書では、新しいものを学ぶとき、脳の中では次の3つのステップが行われていると書かれています。
①新しい知識を情報として把握する
②把握した情報を分解・再構築(理解)する
③知識として体系化し、脳に定着させる
『マジカル勉強脳』より
新しいことを学ぶたびに、この3つのステップを繰り返しているため、当然勉強をすることで、脳に負荷がかかります。
さらに、勉強する内容は、たいてい自分が好きなことではありません。
どちらかというと、興味のないことが多めだと思います。
興味のないことを、無理やりエネルギーを使って、頭に詰め込んでいるのです。
そのため、勉強とは脳に負荷をかける行為であり、脳にとって嫌なものなのです。
では、なぜ著者のこーずぶろぐさんは、平日も休日も勉強を続けることができるのか?
その理由には、2つの考え方があります。
まず一つ目が、「楽をしたかったから」というものです。
こーずぶろぐさんは、現在は勉強系youtuberとしてご活躍されていますが、学生時代は勉強が好きではなく、極度のサボり魔だったそうです。
そんな著者が変わったきっかけが受験でした。
一発勝負の受験という制度が苦手だったため、なんとかそれを避けて、最小限の労力で済ませたいと考えた時に、目に入ったのが推薦制度だったのです。
推薦制度であれば、普段の成績がよければ合格することができます。
そして、たとえ一度のテストの失敗したとしても、その後のテストで巻き返すことができるのです。
そういった考えから、普段からコツコツ勉強することにたどり着き、勉強マニアの始まりだったそうです。
普段からコツコツ勉強することが結局楽することにつながるのは、社会人でも同じだと思います。
仕事をしていると、勉強に割ける時間は多くありません。
資格試験直前に勉強を開始してしまうと、仕事をしながら詰め込まなければならず、とても大変な思いをすることになります。
また、直前に詰め込んだとしても、不合格になってしまった人も多くいると思います。
そのため、社会人の勉強も同様に、普段からコツコツ続けていくことが、結局は楽になるのです。
続いて2つ目の考え方が、「勉強がコスパのいい努力だから」というものです。
本書では、勉強とは「誰でも比較簡単に、やろうと思えばいつでも始められて、かつほぼ確実に成果につながる努力」であると書かれています。
例えば、健康のために毎日ランニングをしようと考えたとしても、雨や雪など外部要因によって、実行できなくなることがあります。
他にも、どれだけ努力をしても、身長170cmの人が身長180cmになれないように、努力ではたどりつけない境地もあります。
一方で勉強であれば、人によってかかる時間や労力は異なったとしても、努力がちゃんと成果に反映されます。
また外部要因に左右されることなく、自分自身でコントロールすることができます。
そのため、勉強はコスパのいい努力なのです。
以上、「楽をしたかったから」「勉強はコスパのいい努力だから」という2つの理由により、勉強が好きではなかった著者が、勉強マニアへと変わっていったのです。
勉強しなくてはいけないのに、なかなか実行できないという方は、まずはこの2つの考え方から、あなたの勉強に対する認識を変えてみてください!
パブリックコミットメントで自分を追い込もう
パブリックコミットメントとは、「いつまでに、どんな目標を達成するのか」を周りの人に宣言することです。
基本的に勉強は、1人でコツコツと積み重ねなくてはいけないため、孤独の戦いです。
そこで、1人でやっていると、どうしても自分に甘くなる瞬間がやってきてしまいます。
おそらく、皆さんにもスケジュール通りに進んでいないのに、妥協してしまったことが、一度はあるのではないでしょうか?
しかし、それでは勉強は成功しません。
そこで、周りに自分の目標を宣言することによって、自分の目標を自己完結できないようにしてしまいましょう。
人は基本的に見栄っ張りな性格なので、周りの人にカッコ悪い姿を見せたくありません。
そのため、周りの目標を宣言してしまうことで、試験に落ちる姿を見せたくないという思いが強くなり、自然と勉強対するモチベーションが湧いていきます。
宣言する相手としては、家族や友人など、普段から顔を合わせる人以外にも、SNSやブログを活用することも、本書ではおすすめされています。
実際に著者はyoutubeで視聴者に対して、宣言することで、応援してくれる視聴者を裏切りたくないという気持ちが働くそうです。
また私も、大学時代にTwitterとブログにTOEICと英検の目標を投稿していました。
そのおかげもあって、大学時代は毎日英語学習を継続することができ、TOEIC975点と英検1級を取得することができました。
SNSやブログを活用することで、身近な人とは違い、不特定多数の人に宣言することができます。
そのため、不特定多数の人に宣言してしまったのだから、もうやるしかないという気持ちになることができます。
勉強をなかなか続けられないという方は、ぜひパブリックコミットメントを活用してみてください!
環境設計で集中力が決まる
先ほどもお伝えしたとおり、勉強とは脳に負荷をかける行為です。
そのため、あなたが心地良い状態で勉強が始められるように、環境を整えておくことが大切です。
そこでまずは、あなたが勉強に集中できる環境を思い出してみましょう。
この勉強に集中できる環境は3〜5つほど用意しておくことがおすすめです。
家で勉強できるという場合でも、もし近くで工事がおこなれてしまい、その音で集中できなくなってしまうこともあります。
またカフェで勉強をしていても、周りにうるさい人がいれば、集中できなくなってしまいます。
そういった集中しにくい環境で無理に勉強をしても意味がありません。
そのため、うまく集中できない時に場所を変えられるように、お気に入りの場所はいくつか用意しておくのがいいのです。
また中には、家だと漫画やゲームなどの誘惑があって勉強に集中できないという方もいると思います。
しかし、雨が強い日など、外に出られない時に、勉強できるのは自宅です。
また毎回カフェなどで勉強をしていると、飲食代が高くついてしまいます。
そのため、自宅も勉強に集中できる場所として、環境を整えることが大切です。
では、自宅を勉強に集中できる場所にするためには、どうすればいいのか?
設備投資と室温の2つの観点から紹介していきます。
まずは設備投資ですが、著者は机と椅子を重要視しているそうです。
机は2人並んで座れるくらいの幅のものを使っています。
机が狭いと、何かをしようとするたびに移動や片付けをしなくてはいけないためストレスになってしまいます。
そのため、勉強に使う机は、幅が広いものがおすすめです。
続いて椅子は、「COFO Chair」というブランドの椅子を使っていて、人体工学に基づいて設計された椅子なので、疲労感を和らげることができます。
基本的に勉強は机で、椅子に座って行うことが多いと思います。
そこで、快適に勉強を続けるために、机や椅子にこだわることが大切なのです。
また照明も大切です。
照明は明るい方が覚醒度を高めて集中力を維持できることがわかっています。
さらに色は、白や青色系の方が集中しやすくなります。
しかし、明るすぎると眼精疲労につながってしまうので、明るさを調整できるデスクライトを用意するのがおすすめです。
続いて室温ですが、勉強する際に適切な室温は20〜22度だと言われています。
実際にハーバード大学が行った研究でも、エアコンのない寮に住む学生は、エアコンのある寮に住む学生と比べて、認知テストの成績が悪化することがわかっているほど、室温が勉強に与える影響は大きいのです。
また湿度は40〜60%が推奨されており、この範囲であれば空気が乾燥しすぎず、快適な環境を維持することができるのです。
以上が、快適に勉強をするための環境設計のコツです。
これまで自宅では勉強に集中できなかったという方は、ぜひ自宅の環境設計を考えてみてください!
本書では、この記事では紹介しきれていない、1日ぶっ通しで机に向かえるために方法や、効率的に勉強を進めるための方法がまだまだ紹介されています。
そのため、今なかなか勉強が捗らなくて困っているという方や、これから資格の勉強を始めようと思っている方は、ぜひ本書を読んでみてください!
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ではでは。