今回は、けーりんさん著の『戦略的いい人 残念ないい人の考え方』を紹介していきます!
皆さんには、仕事で頑張っているのに報われない、周りからいい人だと言われているけど、自分ばかりが損していると感じるといった悩みはないでしょうか?
本書はそういった方に役立つ1冊です。
本書の著者である、けーりんさんは元々年収400万円の会社員でしたが、現在では苦手な仕事はチームに丸投げしても感謝され、法人2期目で年商5億円を達成されています。
本書では、そんな著者によって、誰とも競わずにお金も仲間も増えていく戦略的いい人のなり方について書かれています。
この記事では、その本書の中から、頑張るほど残念な人になってしまう理由、ブリッジの視点をもとう、イージーモード三原則で楽に上手くいくの三つについて紹介していきます!
戦略的いい人残念ないい人の考え方の要約
頑張るほど残念な人になってしまう理由
仕事で頑張っているのに、全然報われない、思うような結果が出ないと悩んでいる方は多くいると思います。
著者のけーりんさんも、かつては頑張るほど成果が出ない、残念ないい人だったそうです。
では、なぜ頑張るほど残念な人になってしまうのか?
それは、頑張っていい人を貫こうとしても、周りからは嫌われることはなくても、好かれることはないからです。
多く残業をして、周りの仕事を肩代わりしたり、後輩にはしっかりとした先輩だと思われるように振る舞うなど、人それぞれ頑張っているポイントがあると思います。
もしかしたら、あなたは周りから「いい人だ」と言われることもあるかもしれません。
しかし、仕事で頑張ろうとすると、徐々に他人から認められたい、弱い自分は見せることができないといった感情が出てきてしまいます。
その結果、周りからは人望や尊敬を得られることなく、周りに指示をしても、一応は従ってくれるけど、思うような結果は出せなくなってしまうのです。
そして、頑張っているのに報われないという我慢が続くと、自分の我慢を他人にも押し付けるようになってしまいます。
その結果、自分がこんなにも頑張っているのにと不満を感じるようになり、周りからはサポートしてあげたいと思われなくなってしまうのです。
このように、ただ仕事を頑張ろうとすればするほど、残念な人になってしまうのです。
では、どうすれば残念な人から戦略的いい人になって、成功することができるのか?
続いては、戦略的いい人になるために欠かせない、ブリッジの視点について紹介していきます!
ブリッジの視点を持とう!
先ほどは、頑張ろうとするほど残念な人になってしまうということを紹介しました。
では成功するためには、どうすればいいのか?
本書では、成功するのは、頑張った人ではなく、誰かを幸せにした人であると書かれています。
自分な幸せにできた人が多ければ多いほど、自分を助けてくれる人が増え、自分を成功へと導いてくれるのです。
自分一人で頑張ろうとしても、なかなか成功することはできません。
成功したいなら、いかに他の人の力を借りることができるかが大切なのです。
そのため、頑張っても報われないと悩んでいる方は、まずは自分がその頑張りで誰かを幸せにすることができているか?を考えてみてください。
きっと、自分が仕事をこなすことに必死で、周りを幸せにすることを考えられてなかったという方もいるのではないかと思います。
そして、周りを幸せにして、他の人の力を借りるためには、ブリッジの視点を持つことが大切であると本書では書かれています。
ここでのブリッジはつなぐことであり、ブリッジの視点を持つことで、周りの人の橋渡し役になることができます。
本書では、ブリッジの視点を持っている人の特徴として、次の5つを例に挙げています。
①人と人をつなぐ。人とモノをつなぐ。
②人や組織の価値を言語化する(T-UPする)
③組織全体の成功を考えて行動する
④上司や部下が発言しにくいことを代弁して橋渡しする
⑤誰かがシュートしやすいようにパスを出す役割をする
『戦略的いい人残念な人』の要約
例えば、部下にもっと意欲的に仕事に取り組んでもらいたい場合、上司の前で部下を褒めることが効果的です。
私も今の職場で新人時代に、先輩が上司の前で自分のことを褒めたことで、モチベーションが上がり、仕事に意欲的に取り組めた過去があります。
また、自分が先輩になったときに、同じように上司の前で、「○○さんが積極的に対応してくれたおかげで、いい方へ進んだんですよ」と褒めたことで、その後輩がより積極的に仕事に取り組んでくれるようになったり、自分が困っているときに助けてくれるようになりました。
もし自分が後輩に、「俺も頑張ってるんだから、○○さんも頑張ってよ」と言ってしまっていたら、きっとその後輩はやる気をなくして、私が困っていても助けてくれなかったと思います。
著者の場合は、誰かのプロジェクトに参加したら、参加者であったとしても、主宰者の手の届かないところがあったらフォローしようと考えていたそうです。
具体的には、情報に追いついていなそうな人がいたらフォローしてあげたり、イベントで一緒になった人が仲良くなれるようにつなげるといったことをされていたそうです。
その中で主宰者の予期せぬトラブルを助けたことがあったことがきっかけで、今度は運営側として一緒に仕事ができるようになったこともあったと本書で書かれています。
このように、組織の中でブリッジの視点を持っている人は、周りから感謝され、重要なポジションを任されるようになるのです。
ブリッジの視点を持つことによって、残念な人から、戦略的にいい人になることができるのです!
また組織ではトップが目立つことが多いですが、トップは必ず、ブリッジの視点を持った人によって支えられており、ブリッジの視点を持った人は必ず必要とされます。
そのため、これまで仕事で頑張っているけど、なかなか成果があがらなかった、周りから上手くサポートをもらえなかったという方は、まずはブリッジの視点を意識するようにしてみて下さい!
イージーモード3原則で楽に上手くいく!
本書では、次の3原則を実践することで、組織全体の役に立つ視点で動くことができると書かれています。
①人に頼り、お願いをする
②人の手柄を周囲に伝える
③巨人の肩に乗せてもらう
『戦略的にいい人残念な人の考え方』より
これからそれぞれの原則について紹介していきます。
まずは①人に頼り、お願いをするです。
他の人の力を借りるためには、自分の目的を叶えてくれそうな人にお願いをする必要があります。
しかし、人にお願いをする前に、普段からやっておくべきことがあります。
それが、先出しのGIVEです。
普段から相手が欲しいものを先に差し出すことによって、相手は返報性の原理により、あなたにお返しがしたくなります。
そのため、誰かを紹介してほしいなら、まずはこちらから相手にとって有益な人を紹介するなど、自分が先に与えられることはないかを考えることが大切です。
この先出しのGIVEを習慣レベルで実践することができれば、周りにはあなたが困ったときに助けてくれる人が増えていきます。
そして、人に頼って助けてもらったら、2つ目の原則の②人の手柄を周囲に伝えることを実践しましょう。
他の人の力を借りたら、それを自分の成果であるように話したり、単に本人にお礼を言うだけでなく、周りに「○○さんがつくってくれました」といったように、周囲にもその人の手柄を伝えるようにすることが大切です。
そうすることで、頼った人の自己重要感を高めることができる上に、その人に「○○といえばこの人」という役割を与えることができます。
そして、役割が与えられると、その人は責任感を感じて頑張ってくれるようになるのです。
また自分と同じようなことで困っている人がいたら、その人を紹介してあげることで、橋渡しの役割をすることができ、自分に専門スキルがなかったとしても、GIVEをすることができるのです。
このように、人の手柄を周囲に伝えることによって、あなたは周りから良い人だと思われる上に、頼れる人が増えるため、少ない仕事量で成果を挙げることができるようになるのです。
そして最後の原則が③巨人の肩に乗せてもらうです。
実際に著者がご自身の1冊目の出版を控えていた時、まだ自分の本は出版前だからということで、他の人の紹介や宣伝役に回ることに徹していたそうです。
そうしたところ、多くの人の感謝されたうえに、著者の1作目が出版されたときには、かなり応援してもらうことができたそうです。
職場でも、普段から上司が部下のことを考えてくれていることや、サポートしてくれていることを伝えることで、いざというときに上司の力を借りることができると思います。
このように、ブリッジの視点を持って行動することによって、巨人の肩に乗せてもらうこともできるのです。
以上ここまで、組織全体の役に立つ視点で動いて、楽にうまくいく3原則を紹介していきました。
これまで自分一人の力だけで頑張ろうとしてしまっていた人は、ぜひこの3原則を試してみて下さい!
本書では、この記事では紹介しきれていない、戦略的いい人になって成功するための方法が、まだまだ紹介されています!
そのため、今仕事やビジネスで頑張っているのに報われない、自分が困っているときに、周りからサポートがもらえるような人になりたいという方は、ぜひ本書を読んでみてください!
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ではでは。