今回は、チュ・オンギュさん著の『Super Norwal 凡人が上位1%の「成功者」になる抜け道』を紹介していきます。
皆さんは、自分は才能がないから成功することができないと考えてしまっていないでしょうか?
本書はそんな方に役立つ1冊です!
本書の著者である、チュ・オンギュさんは、月収16万円で働く普通の会社員でしたが、退職して7年で資産10億円を築きました。
また著者が運営していたYouTubeチャンネルでは、170万人の登録者を獲得し、2億円でチャンネルを売却されています。
本書では、そんな著者の体験をもとに、凡人が成功者へとなるための方法について書かれています。
この記事では、その本書の中から、突然変異を探せ、実力と運の2つに分解しろの2つについて紹介していきます。
SUPER NORMALの要約
突然変異を探せ!
成功した人を見ると、あの人は頭がいいから成功できたんだ、あの人には特別な人脈があるから、裕福な家系に生まれたからと考えてしまうことはないでしょうか?
成功者がうまくいった理由を決めつけてしまう裏側には、自分は頭が良くない、自分には人脈がない、自分は裕福な家系の生まれではないから成功できないと、自分は成功できないと考えが潜んでいます。
このような成功できない言い訳は、ただそのままでは何も生まない無駄なものですが 、実は言い訳から成功へのヒントを掴むことができる可能性があるのです。
著者がレンタルスタジオ事業を始めてうまくいかなかったとき、スタジオのスタッフから、「うちのスタジオは狭いから大規模な雑誌の撮影はできないですよね」と言われたそうです。
著者には、「そうだよね、うちには無理だよね」といって諦める選択肢もあったかもしれませんが、著者は同じように狭いスタジオで撮影された雑誌の写真を探しまくりました。
そして、それを元に、スタジオの広報ページに、撮影イメージの1例をアップしたところ、『ハーパーズ バザー コリア』という有名雑誌の撮影に著者のスタジオが使われることになったのです。
著者は、成功できないいいわけをそのままにするのではなく、その言い訳をぶち壊すために、同じように恵まれない境遇にありながらも、優れた成果を挙げた人を探し続けたのです。
凡人が上位1%の成功者への抜け道を見つけるためには、著者がやっていたように、自分と同じような境遇から圧倒的な成果を挙げた、特別変異を探す必要があるのです。
そのため、自分は平凡な人間だから成功できないと考えてしまっている人は、その成功できない言い訳から、特別変異を探すようにしてみてください。
そして、特別変異を見つけることができたら、特別変異を起こした人が、他の人と違っていた部分を探していきます。
著者の場合は、狭いスペースで撮影されている雑誌の写真から、自分のスタジオにはない特徴を探すことで、成功できた要因を探すことができました。
他にも、YouTubeの場合であれば、チャンネル登録者数が少ないのに、多く視聴されている動画の特徴を考えたり、投資であれば少ない元手から成功した人がどういったことをしていたのかを調べることができると思います。
このようにして、突然変異を生み出す要素を見つけ出すことができたら、まずはそれを模倣していきます。
突然変異を真似するだけでも、成功率を上げることができるのです。
例えば、youtubeの場合であれば視聴回数の多いサムネイルを参考にしたり、同じようなジャンルで情報を発信しているチャンネルの動画の内容を模倣するといったことが考えられます。
そして、さらに上を目指すためには、突然変異を模倣しつつ、さらなるアイデアを加えながら質の高いものを作っていく必要があります。
突然変異を超えるものを作り出すことができれば、より視聴回数を増やすことができたり、より商品が売れるようになり、成功を手にすることができるのです。
ここまでの内容をまとめると、次の3つのステップになります。
①突然変異を探す
②どんなポイントを模倣するべきか考える
③どんなちがいが出せるかを考える
天才は、突然変異を探したり、他の人を模様しなくても成功することができます。
ですが、凡人でも特別変異を探して、それを模倣し、さらに価値を加えることができれば、成功を手にすることができるのです。
そのため、凡人から成功者になるための第一歩として、まずは自分が成功したいジャンルや業界から特別変異を探すところから始めてみてください!
実力と運に分解する
先ほど紹介したように、突然変異を探して、実際に行動に移したとしても、うまくいかないことがあります。
例えば、突然変異が起こったチャンネルの動画を真似して、自分の動画を作ったけど、思うように再生回数が伸びないといったことがあると思います。
突然変異を真似してもうまくいかない場合は、どうすればいいのか?
本書では、プロセスを実力と運に分解しようと書かれています。
あらゆることの成否は、実力と運の2つの要因の組み合わせによって決まります。
しかし、この2つの要因をごちゃ混ぜにして考えてしまい、ときに運の領域を実力の領域と勘違いしてしまい、多くの時間を無駄にしてしまう人がいます。
例えば、宝くじのロト6の番号には法則があり、それを突き止めるために、お金と時間を注ぎ込むのは、無駄な努力です。
宝くじは運の領域であり、そこに対して、実力を上げようと頑張っても意味がないのです。
宝くじを例にしてみるとわかりやすいですが、宝くじ以外のどんなことにも、運の要素が含まれています。
そして、実力の領域と運の領域には、それぞれ違ったアプローチが必要になります。
そのため、プロセスを実力と運に分解することが大切です。
そこでまずは、プロセスを書き出すところから始めていきましょう。
例えば、私のYouTubeの場合は、1本の動画ができるまでのプロセスは次の通りです。
①紹介する本の選定
②本を読む
③台本を書く
④動画を作成する
⑤サムネイルを作成する
⑥動画をアップロードする
⑦チャンネルの成長
このようにプロセスを書き出すことができたら、それぞれ実力の領域なのか、運の領域なのかを考えていきます。
中には、実力と運の両方が関連するものもあると思いますので、そういった場合は両方書き込んでいきます。
私の場合は、次のように考えてみました。
①紹介する本の選定→実力+運
②本を読む→実力
③台本を書く→実力
④動画を作成する→実力
⑤サムネイルを作成する→実力+運
⑥動画をアップロードする→実力
⑦チャンネルの成長→実力+運
基本的には、どのプロセスも実力が関わってくるのですが、中でも①本の選定⑤サムネイルの作成⑦チャンネルの成長は運の要素も関わってくるのかなと考えました。
本の選定に関しては、予想よりも再生回数が増えなかったり、逆に予想よりも多く再生された動画があります。
もちろん、これまでの傾向から予想できる部分もあるので、実力も関係してくると思います。
続いてサムネイルの作成ですが、これも本の選定と同じで、クリック率が予想と違う結果になることがあります。
自信作のウケが良くなかったり、イマイチだなと思ったものが、逆にクリックされていたりすることもあります。
クリックされやすいサムネイルを作るという実力も必要ですが、一方で視聴者がどういった目的でyoutubeを開いたのかによって、そもそも本の要約動画が見られるかどうかが左右される部分もあると思ったので、運の要素を足しました。
最後に⑦チャンネルの成長ですが、100%実力ですと言いたいところですが、正直運の要素もあると思います。
Youtubeのアルゴリズムによって、自分の動画がどれだけ拡散されるかが決まりますし、どんな人に届くかによって、チャンネル登録につながるかも決まります。
とはいえ、自分が質のいい動画を上げていけば、チャンネルは成長していくと思いますので、実力と運の両方の要素があると考えました。
このように、プロセスを実力と運に分解することができたら、それぞれに必要なアプローチをとっていきます。
まず成功率を上げるために取り組むべきなのが、実力を上げることです。
凡人の場合は、実力をまず上げないと、成功することはできません。
実力を上げる方法は、様々あると思います。
Youtubeの場合は、編集スキルを学んだり、他の動画を参考にして、どのように台本を作成すればいいかなど、学ぶことによって実力を上げることができます。
実力の領域は、どれだけ努力できるかで決まります。
そのため、時間やお金など必要なリソースは惜しみなく投じることが大切です。
一方で運の領域の場合は、多くのリソースを投じると、損をするだけです。
宝くじに全財産をかけると、当たる可能性はあるかもしれませんが、逆に全財産を失う可能性もあります。
そこで運の領域で成功するために必要なことが、できるかぎりたくさんトライすることです。
サイコロを1回だけ振って、6の目を出すのは難しいかもしれませんが、何度もふれば、いつかは6の目を出すことができます。
そのため、運の領域では、頻度が大切な要素であり、最低限の費用と時間を投じて、何度のトライすることが成功へのカギになります。
本書では、この実力と運の領域の高め方について、より詳細に解説されています。
そのため、突然変異を真似しても上手くいかないという場合は、ぜひ本書を参考にしてみて下さい!
本書では、この記事では、紹介しきれていない、凡人が上位1%の成功者になるために必要なことが、まだまだ紹介されています。
そのため、自分は天才ではないが、成功したいと考えている方は、ぜひ本書を読んでみてください!
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ではでは。