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【要約&書評】ごきげんになる技術 キャリアも人間関係も好転する、ブレないメンタルの整え方

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今回は、佐久間宣行さん著の『ごきげんになる技術』を紹介していきます。

皆さんは、毎日しんどいことばかりだ、メンタルが不安定になってしまうといった悩みはないでしょうか?

本書はそういった方に役立つ1冊です!

本書の著者である佐久間さんは、これまでテレビプロディサーとして、地上波番組や配信コンテンツを数多くヒットっせ、ラジオパーソナリティにバラエティ番組のMCと務めるなど、幅広くご活躍されています。

そんな華々しい人生を送っているように見える佐久間さんも、元来のネガティブ思考で、自分の弱さに悩み、不安を抱えながら生きてきたのです。

本書では、そんな著者がどのようにストレスをうまく逃して、自分をごきげんにしてきたのか、その技術がまとめられています。

この記事では、その本書の中から、佐久間さんの考えるごきげんとは?小さなご褒美の予定を設定しよう、ネガティブワクチンを打とう、末端の仕事は筋トレの4つについて紹介していきます!

 

ごきげんになる技術の要約

ごきげんとは?

ごきげんというと、いつもニコニコしていて、気分がいいというイメージがあると思います。

しかし、佐久間さんが考える、ごきげんとはいつもニコニコしている状態ではなく、メンタルが安定していて、ブレない軸がある状態であると本書で書かれています。

そのため、ごきげんは、生まれつきの性格やポジティブ思考とは関係なく、自分でコントロールすることができるものであり、ごきげんでいることは、体調を整えることと同じようなものなのです。

皆さんも、風邪をひきそうな予感がすると、今日はあまり無理をせずに、早めに寝たり、体を温めるなど、体調を整えようとすると思います。

同じように、自分の中にネガティブな感情や思考が出てきたら、ちゃんとケアをすることで、ごきげんな状態を作っていくのです。

しかし、注意が必要なのが、ごきげんでいることとは、常にポジティブ思考でいることではないということです。

私たちには、不安や心配などネガティブな感情が常について回ります。

それを無理にポジティブ思考で上書きしようとすると、自分の本心に蓋をしたり、自分の感情に嘘をつくことにつながってしまいます。

またネガティブな感情をポジティブな感情に変換するためには、多くのエネルギーが必要になってしまいます。

そのため、ポジティブ思考であろうとすると、逆にごきげんから遠ざかってしまうのです。

そこで、ごきげんでいるためには、無理にネガティブ思考をポジティブ思考に変換しようとするのではなく、自分がネガティブ思考に陥ってしまうパターンを把握して、そこからメンタルを整える手段をどれだけ持っているかが大切なのです。

本書では、そのための手段がたくさん紹介されておりますので、この記事では3つを厳選して紹介していきます。

小さなご褒美を設定する

皆さんは、普段仕事で、「めんどくさいなー」「やりたくないなー」と思ってしまうことはないでしょうか?

仕事だからちゃんとやらないといけないのはわかっているけど、なかなかやる気になれないことは、誰しもあると思います。

一度めんどくさいと感じてしまうと、そこからやる気を出すには、時間がかかってしまいます。

そこで佐久間さんは、小さなご褒美の予定を設定することで、めんどくさいという感情を打破していると本書で書かれています。

例えば、今日1日を乗り切ったら、好きな映画をみる、この仕事が終わったら、好きなスイーツを食べるなど、あらかじめご褒美を設定しておくのです。

そうすることで、めんどくさいという感情が湧いてきても、ご褒美があるということを思い出して、自分で自分の機嫌をとることができるのです。

そして、さらにご褒美の効果を上げるためには、Googleカレンダーを活用していきましょう。

Googleカレンダーでは、予定ごとに色付けをすることができます。

そこで佐久間さんは、仕事関連は赤、青、オレンジで、ご褒美の予定は緑色を使っているそうです。

このように色付けをすることで、もし仕事関連の赤、青、オレンジで予定が埋め尽くされていたら危険信号だから、どこかご褒美の予定を入れようと、調整することができます。

また仕事が大変でも、Googleカレンダーを見た時に、ご褒美の緑色が見えたら、「これを頑張ったら、楽しい時間が待っている!」とテンションを上げることができると思います。

予定が、やらなければいけないことばかりで埋め尽くされてしまうと、仕事が好きであったとしても、気分は沈んでしまいます。

だからこそ、ごきげんになるためには、ご褒美の予定を先に立てておいて、それを可視化できるようにすることが効果的なのです。

そのため、普段仕事や勉強など、やらなくちゃいけないけどめんどくさいなと感じることが多いという方は、小さなご褒美を設定することと、Googleカレンダーで色付けすることを試してみてください!

ネガティブワクチンを打とう

中には、どうしてもネガティブに考えてしまうことで悩んでいて、ネガティブに考えることが悪いことだと考えてしまっている方もいると思います。

そういった方に朗報です。

実は、ネガティブ思考は仕事においては武器になるのです。

実際に佐久間さんは、仕事に本気で向き合う時には、楽観的な要素は排除して、積極的にネガティブ思考になるようにしているそうです。

不安やリスク、失敗など、考えられるネガティブ要素を事前に想定しておいて、できる限り対策しておくのです。

このように、佐久間さんは仕事でのメンタルは、ネガティブな思考や感情を理解して整えており、本書ではネガティブワクチンを打つようなものだと書かれています。

佐久間さんが、仕事に向き合うときに、ネガティブに考えるようになったのは、20〜30代のときに、自分をポジティブに見積りすぎて失敗した人をたくさん見てきたからなのです。

ここでいう失敗とは、努力しなくなることです。

自分を楽観的に見積もってしまい、飲み会やキャバクラ通いばかりしてしまった結果、仕事人としての武器を磨くことがおろそかになってしまうのです。

このように、ポジティブ思考が油断につながってしまい、失敗に終わってしまう人が多くいたのです。

さらに佐久間さんがいるテレビ業界には、才能あふれる人がたくさんいます。

そういった中で、結果を出すためには、ネガティブな視点で自分を低く見積もって、対策をしていかないといけないと、佐久間さんは考えていました。

だからこそ、才能あふれる人がうじゃうじゃいるテレビ業界で、佐久間さんは結果を出し続けることができているのです。

ネガティブに考えてしまう癖がある人は、ネガティブに考えてしまう自分が嫌に感じてしまうかもしれません。

ですが、逆にそれを活用することで、より自分を高めることができたり、他の人では気付けないことに気づくことができて、チームを助けることができるかもしれません。

そのため、ネガティブ思考を悪いものだと考えるのではなく、むしろそれを武器として、どんどん使って仕事をしていきましょう。

末端の仕事は筋トレと考える

特に若い方の中には、今の仕事は自分がやりたかったことができていない、任される仕事は基礎的なことばかりで面白くないと感じている方が多くいるかもしれません。

実際に、それが原因で就職してすぐに会社を辞めてしまう人もいます。

もちろん、仕事の内容が本当に自分に合わない、他にやりたいことがあるといった場合は、早く見切りをつけて転職をするのも1つの手段だと思います。

しかし、別の会社に転職をしたとしても、また若手から始まるため、同じことの繰り返しになってしまう可能性があります。

例え自分が志望していた業界や仕事につけたとしても、自分の理想と現実がマッチしていることはあまりなく、「こんなはずじゃなかった」と感じてしまうことが多くあります。

、入る前の理想と現実にギャップが出てしまうのは当たり前のことなのです。

だからこそ、自分の理想は一旦脇においておいて、今は目の前の仕事に集中することが大切なのです。

目の前の仕事に集中していると、だんだんとその仕事に対する知識や経験が蓄積されていき、仕事の楽しさがわかってきたり、もっと大きい仕事ができるようになります。

なんのキャリアも積んでいない状態で、大きな仕事がしたいというのは、野球を始めたばかりなのに、プロ野球の試合に出たいといっているようなものです。

どの業界でも、20代のうちから最前線で仕事ができるのは、ごく限られた人だけであり、多くの人は下準備やサポート業務を任されます。

ですが、そういった仕事をこなせる技術を身につけておかないと、キャリアの後半でチームをリードするような役割が果たせなくなってしまいます。

そのため、キャリアの最初の方は末端の仕事は筋トレであり、この先のキャリアのために、ここでしっかりと基礎体力をつけておくぞと考えるようにしてみてください。

 

本書では、この記事では紹介しきれていない、佐久間さんのごきげんになる技術がまだまだ紹介されています。

そのため、毎日がしんどい、自分のメンタルをうまくコントロールできなくて悩んでいるという方は、ぜひ本書を読んでみてください!

 

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ではでは。

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