今回は、庄島義博さんの著の『朝起きてすぐに動きたくなる体』を紹介していきます。
皆さんには、毎日肩や首のコリがひどい、疲労回復のために運動やストレッチをしているけど、あまり効果がないとった悩みはないでしょうか?
本書はそういった方に役立つ1冊です。
本書の著者である庄島さんは、これまで数多くのスポーツ選手やアーティストのパフォーマンスアップや不調の改善をサポートされてきました。
本書では、そんな庄島さんによって、簡単にできて、すぐに効果が実感できる24時間疲れを残さない方法について解説されています。
そのため、本書に書かれていることを実践することで、あなたの体は疲れ知らずで、朝からバリバリ活動できるようになるのです。
この記事では、その本書の中から、筋肉は縦ではなく、横に触れ!腕ふるふるで肩こりが改善する、黒目ふるふるで疲労回復の3つについて紹介していきます!
朝起きてすぐに動きたくなる体
筋肉は縦ではなく、横に振れ!
健康や疲労回復のために、運動とストレッチを習慣にしているという方は多くいると思います。
特に運動した後は、クールダウンするために、入念にストレッチをしているのではないでしょうか?
私も筋肉痛になりたくないので、入念にストレッチをしてしまっていたのですが、実は運動後の入念なストレッチが、かえって筋肉を傷つけてしまう可能性があるのです。
運動をすると筋肉が傷つきます。
ストレッチをすると、その傷ついた筋肉がさらに伸びて、傷が深くなってしまうのです。
その結果、傷ついた周辺の筋肉が硬くなってしまい、怪我につながってしまいます。
私たちの筋肉は、筋繊維束という細長い筋繊維が多く集まった束によって構成されています。
また、筋繊維の中には、筋原繊維が詰まっており、この筋原繊維が大量に集まって同時に動くことで、大きな力が発揮されます。
この、筋繊維と筋原繊維はタテ方向に走っています。
そして、ストレッチは、筋繊維にそって、縦方向に伸ばすことを目的としています。
そのため、傷ついた筋肉をストレッチによって縦方向に伸ばしてしまうと、さらに傷を深めてしまう可能性があるのです。
また疲労感がたまると、マッサージに行く人も多くいると思いますが、施術後にもみ返しが起こることがあります。
筋肉が横方向に切るような動きでマッサージされたことで、筋原繊維がぶった斬られてしまい、もみ返しが起こってしまいます。
では、ストレッチもだめ、マッサージもだめなら、疲労を改善するために、どうすればいいのか?
その答えは、小刻みにヨコに振るです。
筋肉を小刻みにヨコに振ることで、筋肉を痛めつけることなく、ほぐすことができ、疲労をとることができるのです。
その結果、体の痛みやコリが軽減され、疲れない体を手に入れることができ、朝起きてすぐに活動できるようになるのです。
また、運動やストレッチの前に、筋肉を小刻みにヨコに振ってあげることで、筋肉がリラックスするため、より動きやすくなります。
本書では、ふるふるのやり方がいくつか解説されていますが、この記事の続きでは、2つ紹介していきます。
腕ふるふるで肩こりが改善する!
腕ふるふるは、特に肩こりや腕が上がらないという悩みを抱えている方や、パソコン作業に疲れたという方に、おすすめです。
こういった場合は、二の腕と筋肉と骨が癒着しかけています。
そのため、腕ふるふるによって、その癒着をほぐすことが大切です。
そこで腕ふるふるは、次の3ステップで行っていきます。
①腕の外側の筋肉をつかむ
②腕をふるふると回し、骨もグルグルと回す
③つかむ場所を上下にズラして、またふるふるする
『朝起きてすぐに動きたくなる体』より
それぞれのステップについて、詳しく紹介していきます。
まずは①腕の外側の筋肉をつかむです。
上腕二頭筋と上腕三頭筋のあたりを手でがっしりと掴みます。
腕の力こぶの筋肉に親指をかけて、外側の筋肉は残りの指をかけるイメージです。
次のステップが②腕をふるふると回し、骨もグルグルと回すです。
二の腕を肉をがっしりと掴んだ状態で、手のひらを10秒ほどブルブル回していきます。
手のひらを回す際には、腕の骨もグルグルと回してく感覚でやることが大切です。
そうすることで、パソコン作業などでガチガチになっていた、腕や肩周りの筋肉をほぐすことができます。
そして、腕ふるふるは一箇所だけでなく、腕をつかむ箇所を上にしたり下にしたりして、繰り返していきましょう。
特に現代人は、スマホやパソコンで作業をすることが多く、腕や肩が内側に捻られていってしまっています。
そのため、30分や1時間など作業をしたら、腕ふるふるを1セットやるなど、こまめにやってあげることが大切です。
よく痛みやコリなど体の症状が出てきてから対処するという人がいますが、それでは疲れにくい体を作ることができません。
そこで、こまめにふるふるをやってあげることで、常に80%以上のいい状態を継続させることができます。
スマホやパソコン作業で、肩コリが辛いという方は、ぜひ腕ふるふるを試してみてください!
黒目ふるふるで疲労回復
黒目ふるふるは、首こりや肩こりにきき、疲労回復効果があります。
さらに、心肺機能が向上し、集中力やモチベーションがアップするという効果もあります。
スマホやパソコンにより、現代人の多くは目を酷使し過ぎています。
私も1日に10時間以上、スマホやパソコンをみており、眼精疲労には悩まされています。
しかし、それは何か対象物を見つめる時に使われる神経を使っているだけで、眼球をグルグル動かすときに使う目の神経を使う機会は減ってしまっています。
私たちの祖先がまだ狩りをしていた時代は、狩りのターゲットに気づかれないように、黒目の動きで静かなコミュニケーションをとっていたそうです。
そのため、黒目を動かす神経がよく使われていました。
ですが、現代人はスマホやパソコンなど凝視し続けることが増えてしまい、黒目を動かす神経が衰えてしまっています。
その結果、体のあらゆるところに不調が出てしまっているのです。
そこで黒目ふるふるによって、黒目を意識的に動かしていきましょう。
黒目ふるふるのやり方は、次の2つのステップです。
①目を水平に動かす
②目を上下に動かす
『朝起きてすぐに動きたくなる体』より
まず椅子に腰をかけて、右か左手のどちらかで、握り拳を作ります。
その握り拳を顔の正面で、水平に動かしていき、それを目で追っていきます。
握り拳はゆっくり動かして、耳よりも少し前側まで動かしていきます。
この際に、顔を動かしてしまわないように注意しましょう。
顔を動かしてしまうと、黒目を動かすことができなくなってしまいます。
そして、この動きを3往復やったら、次は目を上下に動かしていきます。
自分の右側に握り拳を作り、耳よりも少し前の位置から、拳をゆっくりを上げ下げしていきます。
水平に動かしたときと同じように、顔は動かさずに、目だけで拳を追っていきます。
この黒目ふるふるや、普段使っていない筋肉や神経を使った眼球運動なので、最初はかなりきついと思います。
しかし、黒目ふるふるを行うことで、見える範囲が広がったり、首や胸、肩を捻る可動域が広がります。
黒目を動かすことで、可動域が広がるのは、目の動きが全身の動きの呼び水になってくれるからです。
体は目が動いた方向に動くようにできています。
そのため、黒目ふるふるによって、黒目を意識的に動かすことで、可動域を広げることができるのです。
さらに、黒目ふるふるは、拳がなくても黒目を動かすことがでできます。
電車の中やオフィスなど、他の人がいる場合は、目を閉じれば、誰にもバレずに行うことができます。
そのため、ちょっとした隙間時間にもできるので、ぜひ日々の習慣に取り入れてみてください。
ただ、中には黒目ふるふるをやると気持ちが悪くなるという方もいらっしゃるので、やりすぎには注意して、もし気分が悪くなったらストップするようにしましょう。
本書では、この記事では紹介しきれていない、疲れない体を作るためのふるふるがまだまだ紹介されています。
そのため、毎日体の疲労が溜まっているというかたや、疲労を溜めずに、毎日最高のパフォーマンスが出せるようになりたいという方は、ぜひ本書を読んでみてください!
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ではでは。