今回は、安達裕哉さんの著の『仕事ができる人が見えないところで必ずしていること』を紹介していきます!
皆さんの周りには、なんであの日はいつも成果が出せるんだろう?なんでこんなにも仕事ができるんだろう?と思ってしまう人はいないでしょうか?
本書では、1万人以上のビジネスパーソンと対峙してきた著者によって、仕事ができる人が、共通して見えないところでやっていることがまとめられています!
この記事では、その中から3つのポイントを厳選して紹介していきます!
仕事ができる人が見えないところで必ずしていることの要約
アウトプット中心のスキルアップ
皆さんは、何か新しいことを学ぼうとしたり、スキルアップをしようとした時に、インプットとアウトプットのどちらを先にやるでしょうか?
もしかしたら、インプットを先にやっていたという方が多いかもしれません。
多くの日本人は、学校でインプットが先の教育を受けてきました。
学校の授業では、まずは教科書で学んでから問題集を解くという流れが自然だったと思います。
本書では、このインプットが先の勉強法にはデメリットが多いと書かれています。
まずインプットが先の勉強法では、「まだ習っていません」という言い訳が許されてしまう状況が生まれます。
学校では、まだ習っていませんが通用するかもしれませんが、社会では、まだ習っていないから出来ませんなんて言い訳は通用しません。
さらに、社会ではきちんと習えることは少なく、事前に予習できることはほとんどありません。
だからこそ、仕事ができる人にはアウトプットが先派が多いのです。
また、実際に著者が会ったソフト会社の役員の方は、新しくマネージャーに就任した人にマニュアルを渡すのは、就任してから1ヶ月後にしているそうです。
それは最初からマニュアルを渡してもほとんど読まれることはないからです。
まずやってみて悩みが出たところで、マニュアルを読むからこそ、よく読み、役に立つのです。
確かにインプットから先に入ると、なんとなく満遍なく読んで、あまり身につかないということが起こります。
そこで先にアウトプットから入るからこそ、自分にとって本当に必要な知識がわかり、仕事にどう生きるのかを考えながらインプットをするようになるからこそ、より実践的な知識がにつくのだと思います。
全く何の知識もない分野に関しては、少しはインプットをしないとアウトプットできるものもありません。
しかし、少し知識があったり、これからステップアップするために自分のスキルを高めたいという場合は、インプットより先にアウトプットを行うことで、学習効率を高めることができると思います。
自分から動いて欲しいと思われる人になる
指示待ちに人間は、これからの時代は生き残れなくなる、自分から動くことが大切だということを聞くことは多いと思います。
もちろん、自ら主体的に動いて仕事を進めていくことは大切です。
実際に、自分から動いてくれる人がもっと欲しいと思う社長やマネージャーは多くいると思います。
しかし、やり方を間違えてしまうと、自分から動いてくれる人ではなく、周りの意見を聞かずに、勝手に仕事を進めてしまう人だと思われてしまうことがあります。
そこで仕事ができる人は、自分から動いて欲しいと思われる人のカテゴライズされるように行動します。
具体的には、次の2つのポイントを押さえていると本書では書かれています。
・自分自身の権限を知ること、すなわち「会社のルール」を熟知すること。
公式のルール、暗黙のルールを含め、誰に情報を持たせるかを考えること。
・保守的な人物への配慮を怠らないこと。ルールを守っていても反感を持たれるケースは多い。したがって、保守的な人物に対する感情面のケア、付き合いなどを利用すること。
まずは自分が与えられている権限をきちんと理解することが大切です。
権限もないのに自分がいいと思ったからといって、勝手に契約書にサインをするのは、当たり前ですがダメな行為です。
自分がどこまでやっていいのか、どこまでいったら上司の承諾が必要なのかといったことを理解せずに仕事をしていないと、勝手に動いて欲しくない人だと思われてしまいます。
また、組織の中には色んな人がおり、自分で動くということに抵抗がある人や、勝手に動く人に反発する保守的な人もいます。
そこで揉め事を起こしてしまっては、うまく仕事を進めることができません。
だからこそ、保守的な人ともうまく関係を築けるように、配慮を怠らないことが大切なのです。
特に最近では、自ら主体的に動くことが重要視されているからこそ、本書で紹介されている2つのポイントを押さえて仕事を進めたいですね!
相手の価値観に合った要求をつくり出す
1日の中で、人に何かをわかってもらうためのコミュニケーションは多く存在します。
例えば、お客様に自社製品の良さをわかってもらうように売り込む、部下に仕事をやってもらうように依頼する、または家庭で子供に勉強をした方がいいと伝える時など様々あります。
簡単なことであれば、すんなり伝わると思いますが、中にはうまく伝わらないこともあると思います。
実際に、うまく伝わらなかったことが原因で仕事でトラブルになってしまったという方もいると思います。
では、なぜ伝えたいことがうまく伝わらないのか?
それは、適切な言葉を選択することができずに、コミュニケーション障害が発生してしまっているからです。
本書では、このコミュニケーション障害は、大きく3種類あると書かれています。
①言っていることの意味がわからない
②言っていることを誤解する
③言っていることはわかるが、理解したくない。やりたくない。
まずは①言っていることの意味がわからないです。
当たり前ですが、知らない言葉を使われたら内容を理解することができません。
たまにカタカナのビジネス用語をバンバン使う人がいますが、相手が知らなければ、内容を伝えることができません。
また、未経験だからわからないケースもあります。
例えば、頑張っても報われたことがない人に対して、頑張れば必ず報われると言っても、理解してもらえません。
このように、相手に伝えるためには、相手の持っている経験や知識から言葉を選んで説明する必要があります。
続いてが②言っていることを誤解するです。
正しく伝えているつもりでも、相手が誤解していたというケースはよくあると思います。
言っていることがわからなければ、相手から「どういう意味ですか?」と聞いてもらえるかもしれませんが、誤解している場合は、そのまま話が進んでしまいます。
さらにコミュニケーションにおいて発生する誤解は、多くは発言した人に責任になってしまいます。
そのため、相手に誤解されてしまうことを防ぐために、コミュニケーションの途中で、相手が自分の発言をどのように理解しているのかを聞いて、フィードバックをもらうことが大切です。
最後が③言っていることはわかるが、理解したくない。やりたくないです。
自分の説明が相手にちゃんと伝わっていたとしても、最後の要求が相手にとって理解したくないもの、やりたくないものであれば、相手に無視されてしまうこともあります。
その場合は、相手の価値観を否定せず、相手の価値観に合致するような要求をつくることが大切です。
私も息子はサッカー選手になりたいと言っているのですが、私から「こういった練習をしてみたら?」と言うと、大抵は「めんどくさいからやりたくない」と言われてしまいます。
しかし、この練習ができるようになったら、もっと試合で点を決められるようになるよ、サッカー選手になりたいなら、もっとボールに触る時間を増やした方がいいよ伝えると、進んで練習をするようになりました。
相手が大人の場合は、子供のようには簡単にいかないこともあるかもしれませんが、相手に動いてもらうたい時に、相手の価値観に合致するようなお願いや要求をすることが大切ですね!
本書では、この記事では紹介しきれていない、仕事ができる人が見えないところでやっていることが、まだまだ紹介されています!
そのため、仕事ができる人になりたい!という方は、ぜひ本書読んでみてください!
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ではでは。