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【要約&書評】知るを最大化する本の使い方

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今回は、読書系インフルエンサーのぶっくまさん著の『知るを最大化する本の使い方』を紹介していきます。

皆さんには、読書をしても成長している実感がない、何を読んだらいいかわからないといった、読書に関わる悩みはないでしょうか?

本書はそういった方に役立つ1冊です!

本書の著者である、ぶっくまさんはブログやXなどで、読書系インフルエンサーとしてご活躍されています。

本書では、これまで読書からの学びをすべて仕事に繋げてきた、ぶっくまさんによって、最短最速で結果を出すための読書術がまとめられています!

この記事では、その本書の中から、読書は本の選び方で決まると効率を最大化する読み方の2つについて紹介していきます!


知るを最大化する本の使い方の要約

読書は本の選び方で決まる!

皆さんは、どのようにして読む本を選んでいるでしょうか?

もし書店にいって、面白そうだなと思ったものを選んで読んでいるという場合は、少し注意が必要です。

確かに、偶然手にとった本を読んだことで、人生が変わったという話も聞くことがありますが、偶然に頼らず、読書によって人生をよくするためには、まず本を読む目的を明確にしておくことが大切です。

そこで本書では、次の3つの方針をもとに、読む本を選ぶことがおすすめされています。

 

①成し遂げたい目標に対して必要な本を選んでいく「目標型選書」

②悩みを解決するために必要な本を選んでいく「悩み解決型選書」

③自分の知識レベルを上げる「知の体力型選書」

 

この記事では、この3つの方針から、学んだことがすぐに活かしやすい、「目標型選書」と「悩み解決型選書」の2つの方針を紹介していきます。

まずは「目標型選書」です。

目標型選書では、次の5つのステップで本を選んでいきます。

 

①目的地を明確にする

②必要な知識やスキルを分解する

③優先順位を設定する

④未経験の場合、できるならやってみて課題点を明確にする

⑤知識やスキルを得るための本を選ぶ

 

まずは①目的を明確にしていきますが、ここでは一年後でも三年後でも、どの地点でもいいので、自分が目指す姿を考えていきます。

目的が曖昧なままですと、一体自分がどんなスキルを身につける必要があって、そのためにどの本を読めばいいのかがわからなくなってしまいます。

目的を明確にしたら、②必要な知識やスキルを分解していきます。

例えば、一年後にリーダー職につきたいと目的地を設定した場合、必要な知識やスキルは次のように考えられると思います。

 

①マネジメント能力

②コミュニケーション能力

③課題発見能力

④時間管理術

 

このように、必要な知識やスキルをあげることで、自分にとって足りないものは何かが見えてくるようになります。

そして、必要な知識とスキルを上げたら、③優先順位を設定していきます。

特に仕事や育児をしながらですと、読書にさける時間は限られてしまいます。

そのため、必要な知識やスキルに関する本を全部読むことは難しいです。

そこで、自分の現状のレベルをそれぞれ考えていきましょう。

例えば、

 

①マネジメント能力→10点満点中3点

②コミュニケーション能力→10点満点中8点

③課題発見能力→10点満点中5点

④時間管理術→10点満点中7点

 

と採点した場合、優先的に学んでいく必要があるのは、①マネジメント能力になります。

そして次に③課題発見能力を身につける必要があることがわかります。

このように、現状のレベルから、優先順位をつけることによって、戦略的に読書をすることができるようになります。

優先順位を設定したら、読む本を選ぶ流れになりますが、もし未経験の分野だった場合、④できるならやってみて課題点を明確にしていきましょう。

実際にやってみることで、理想と現実のギャップであったり、現状の課題がよりはっきりと見えてくるようになり、自分がどんな本を読んで、どんな知識やスキルを身につければいいかがわかるようになります。

そして最後に、⑤知識やスキルを得るための本を選んでいきます。

ここでは、テーマに沿った本を、入門書や名著、ベストセラーといった幅広いなかから、5冊選んでいきましょう。

5冊選んで読むことで、必要な知識やスキルを網羅的に得ることができます。

以上が、目標型選書の5つのステップです。

では続いては、悩み解決型選書を紹介していきます。

悩み解決型選書では、次の5つのステップで本を選んでいきます。

 

①悩みを書き出す

②悩みを具体化する

③ゴールを設定する

④ゴールに優先順位をつける

⑤現状とゴールのギャップを埋めるための本を調べ、5冊選ぶ

 

まずは、夜眠れない、仕事に行きたくない、職場での人間関係がうまくいっていないなど、どんなことでもいいので、悩みを書き出していきましょう。

悩みを書き出したら、次はその悩みを具体化していきます。

例えば、夜眠れないという悩みがあった場合、なぜ夜眠れないのか?を考えていきます。

そうすると

・仕事のことを考えてしまい眠れなくなってしまう

・スマホをダラダラいじってしまい眠れない

・不安や心配事があり眠れない

・残業が多くて睡眠にあてる時間が少ない

など、色々と考えられると思います。

このように、悩みを具体化してあげると、夜眠れないという同じ悩みに対しても、その理由によって、読むべき本が変わってくることがわかると思います。

そして、悩みを具体化することができたら、③ゴールを設定していきます。

例えば、不安や心配事があって眠れない場合は、寝る前にネガティブな思考をリセットできるようになる、残業が多い場合は、残業を月に10時間までに抑えられるようにするといったゴールを考えることができます。

ゴールを設定することができたら、それに優先順位をつけていきます。

優先順位をつける際には、緊急かつ重要な悩みか、解決することで他の悩みも解消する問題か、そもそも解決できそうな問題かの3つの視点で考えていきましょう。

優先順位をつけることができたら、最後にゴールに近づくための本を探していきます。

この時、ゴールによっては、何から手をつけていいかわからなくなってしまうことがあります。

例えば、残業を10時間以内に抑えるというゴールの場合、仕事のやり方が非効率的なのか、チームの他のメンバーの仕事が遅いのか、単純に自分が集中できていなくて作業が遅いのかなど、残業が多い原因によって、手をつけるべきことが変わっていきます。

そのため、何から手をつけていいかわからなくなったら、なぜ今の状態になってしまっているのか?原因を深掘りするようにしてみてください。

そして、ゴールに近づくための本を選ぶ際には、目的型選書と同様に、5冊選んで、読むようにしましょう。

以上、ここまで本を選定するための方法を紹介しました。

なんとなく面白そうで本を選ぶことも、決して悪いわけではありませんが、もし読書を通じて自分の能力を高めたい、何かを改善したいと考えている場合は、ぜひ今回紹介した方法で、目的を持って本を選んでみて下さい!

 

効率を最大化する読み方

皆さんは、どのように本を読んでいるでしょうか?

前から順に読んでいるという方が多いかもしれません。

しかし、中にはあなたの目的達成や悩みの解消には役に立たないことが書かれている箇所もあります。

そのため、あまり読書に時間が割けない方にとっては、前から順に読む方法では非効率的です。

また、せっかく買ったのだからという理由で、全ページを無理やり読んだとしても、長い時間をかけた割に、あまり身に付かなかったなんてこともあります。

そこで、読書の効果を最大限あげるためには、本書で紹介されている効率読書を実践していきましょう。

効率読書では、次の7つのステップで本を読み進めていきます。

 

①読む目的、目標を設定する

②まえがき、目次、あとがきでざっくり全体を把握する

③目次から目的にあった箇所に線を引く

④重要そうな部分だけ線を引き、付箋を貼っていく

⑤結論から逆算して読み、気づきをメモする

⑥付箋の箇所を再読する

⑦アクションプラン、感想をアウトプットする

 

 

すべてのステップを紹介すると、どうしても長くなってしまうので、特に解説をしておきたい、ステップ4以降のポイントを紹介していきます。

ステップ④では、ステップ③で線を引いた章を読んでいきます。

ここでは、線を引いた章を最初から最後までじっくり読むのではなく、ざっと読んで、目的を達成するための知識を探していきます。

そして、あとでじっくり読むべきかを判断するために、重要そうな箇所に付箋を貼っていきます。

重要そうな箇所を見つけるためには、次の4つのポイントを意識して読んでみて下さい。

 

・太字や線が引いてある箇所のみを読む

・段落のはじめと最後のみを読む

・接続詞に注目する(よって、したがってなどの順接、つまり、要するになどの言い換え、以上、このようになどのまとめ)

・まとめを読む

 

特に順接、言い換え、まとめの接続詞の後ろには、著者の主張や結論が書かれていることが多いので、要点を掴みやすくなります。

続いてステップ⑤の結論から逆算して読み、気づきをメモするでは、付箋を貼った箇所を起点に読み進めていきます。

本には、問い、結論、理由、具体例のセットがあります。

あなたが重要だと思い付箋を貼った箇所は、その中でも結論に当てはまるはずです。

そのため、その結論を起点にして、問いは何か、理由は何か、具体例は何かを探して、外堀を埋めるように読み進めていきます。

そして、内容を理解したら、気づきからの学びや、自分に当てはめるとしたらどうするかといったことを、その本の余白や読書ノートなどに書き込んでいきましょう。

続いてステップ6では、付箋を貼った箇所と書いたメモのみを繰り返し読むことで、記憶に定着させていきます。

すでに読んで理解している文章なので、再度読む時には、あまり時間がかからず読むことができると思います。

また一度で読んだ内容を覚えることは難しいので、重要だと思った箇所は繰り返し読むことが大切です。

最後に、ステップ⑦ではメモした内容を整理して、次に何をするか行動を決めていきます。

本を読んで内容を理解したとしても、そこから行動をしなければ意味がありません。

そのため、特に目的型選書と悩み解決型選書で選んだ本は、必ずアクションプランを考えるようにして下さい。

以上が、本書で紹介されている効率読書の流れです。

この方法で読書をすることで、短い時間で、あなたにとって必要な箇所を徹底的に読み込むことでき、読書の効率を最大限あげることができます。

そのため、これまでなんとなく前から読んで、いまいち身に付かなかったという方は、ぜひ効率読書を試してみて下さい!

 

本書では、この記事では紹介しきれていない、成果を出すための読書術がまだまだ紹介されています。

そのため、これまで読書をしても、あまり成長した実感がないという方や、短い時間で効率よく学びたいという方は、ぜひ本書を読んでみて下さい!

 

知るを最大化する本の使い方』はこちらから!

 

ではでは。

 

 

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