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要約&書評

【要約&書評】ジェイソン流お金の稼ぎ方

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今回は、厚切りジェイソンさん著の『ジェイソン流お金の稼ぎ方』を紹介していきます。

70万部を超えるベストセラーとなった『ジェイソン流お金の増やし方』では、リスクの低い方法でお金を増やす方法、投資をする方法について書かれていました。

ですが、投資をするためには、投資をするためのお金が必要です。

当たり前ですが、お金がなければ投資をすることも出来ません。

そこで本書では、ジェイソン流のお金の稼ぎ方、お金を稼ぐ力をつける方法について書かれています!

この記事では、本書の中から、稼げる仕事を判断する三角形について、世の中から求められていることの見つけかた、あなたにしかできない能力の見つけ方について紹介していきます。

 

ジェイソン流お金の稼ぎ方の要約

稼げる仕事を判断する三角形

世の中には、稼げる人と稼げない人がいます。

おそらく、本書の興味を持っている方は、今は稼げておらず、もっと収入を上げたと思っている方が多いと思います。

では、稼げる人と稼げない人の差は何なのか?

本書では、次のように書かれています。

それは稼げる人は「できること」と「世の中に必要とされていること」の両方を考えて行動してきたんだ。

当たり前ですが、世の中に必要とされていないことをやっても、お金をもらうことはできません。

そして、世の中に必要とされていることが分かっていたとしても、自分に出来る能力がなければ、仕事をもらうことができず、お金を稼ぐことはできません。

できることと世の中に必要とされていることは、お金を稼ぐうえで当たり前のように聞こえるかもしれませんが、だからこそ稼ぐ人はこの2つを徹底的に考えて行動しているのです。

そして、ジェイソンさんには、仕事を選ぶ上で、稼げる仕事を判断する三角形があると本書で書かれています。

その三角形とは、まず稼げる人が考えている、できることと世の中から必要とされていること、そして3つ目が好きなことです。

この3つの判断基準をどう組み合わせて仕事に取り組むかで、稼げるか稼げないかが決まります。

それぞれの判断基準について、これから見ていきましょう。

まずできることですが、できることが他の人と同じレベルではお金を稼ぐことができません。

他の人と同じレベルということは、他の人でも代用可能ということです。

お金を稼ぐためには、他の人とちがうことが「できる」ことが大切であり、あなたにしかない能力を極めることが、お金を稼ぐために必要になります。

おそらく、他の人と違うことができることが大切なのはわかっているけど、それを見つけるのが大変なんじゃないか!と思われる方もいると思います。

できることの見つけ方は、のちほど紹介していきますので、そちらをご覧ください。

では、2つ目の判断基準が世の中から必要とされていることです。

あなたがどれだけ、他の人にはないスキルや取得が難しい資格を持っていたとしても、世の中から求められていなければお金を稼ぐことはできません。

そこで世の中から求められていることを見つけるためには、世界で何が起きているのか、国内・国外の政治や経済の動きを知ることが大切です。

そして、自分が今勉強していることの、どの部分を深化させていけば世の中のニーズに応えられるかを考えることで、より稼げる仕事を手に入れることができます。

この世の中から求められていることの見つけ方についても、後ほど紹介していきます。

では、3つ目の判断基準が好きなことです。

少し前から、好きなことで稼ぐというフレーズを見ることが多くなっています。

しかし、残念ながら好きなこととお金を稼ぐことは全く関係ないのです。

例え、あなたがスマホゲームが好きだったとしても、企業側がその力を求めていなければ、雇ってもらうことができません。

youtubeでゲーム実況をしたとしても、ゲームが好きだけでは視聴者を集めることはできません。

ゲーム実況で稼ぐためには、プレイングスキルが高い、トーク力がある、などゲームが好きなことに加えて、他の人が求めている付加価値が必要です。

ですが、好きなことは自分を駆り立てるためには重要な要素になります。

ジェイソンさんは、プログラミングを足掛かりに、今のキャリアを築いてきたそうですが、そのきっかけはプログラミングが好きだったからだそうです。

ですが、お金を稼ぐためには、誰もが勉強すればできるレベルではダメだということに気づき、自分だけができるスキルを身に着けるための努力をされました。

そのため、お金を稼ぎたいなら、好きなことだけではダメで、そこからできることに進化させ、世の中のニーズに応えていく必要があります。

では続いては、世の中で必要とされていることを見つける方法を紹介していきます!

 

世の中で必要とされていることの見つけ方

先ほども触れた通り、いくら好きなことや出来ることがあったとしても、世の中から必要とされていなければ、お金を稼ぐことはできません。

では、どうすれば世の中で必要とされていることを見つけることができるのか?

本書では、世間で必要とされていることを見つける嗅覚を磨くためには、日ごろからニュースを見ることが助けになると書かれています。

特にポッドキャストとYahoo!ニュースの経済タブを見ることがオススメされています。

ジェイソンさんは、移動時間やウォーキングの時には、欠かさずポッドキャストで「Marketplace」を聞いているそうです。

「Marketplace」は、経済や金融について専門的に学んでいなくても分かりやすいように、ビジネスと経済のニュースを発信しています。

また「Marketplace」は英語で発信されているため、英語力を鍛えたい方にはオススメです。

私も本書を読んでから、「Marketplace」をウォーキングや家事をしながら聴くようにしています。

ポッドキャストには、日経新聞やラジオNIKKEIが運営するチャンネルもあるので、日本語で情報を仕入れることもできます。

そして、Yahoo!ニュースの経済タブでは、株価の変動や、企業の最新ニュースを見ることができます。

ここである企業が黒字化したというニュースがあれば、そのトレンドを見つけることができるかもしれ頭ません。

株価の変動や企業の最新ニュースから、さらに深堀して、なぜその業界が盛り上がっているのか、その会社の何が求められているのか、なぜそれが求められているのかといったことを深堀することで、これまでは知らなかった世間のニーズを知ることができます。

これまで、あまりニュースを確認する習慣がなかったということは、ぜひポットキャストやYahoo!ニュースの経済タブなどをチェックするところから始めてみて下さい!

 

自分にしかできないことの見つけ方

本書では、人と違う能力のある自分を最大化するためには、2つの方法があると書かれています。

まず一つ目は、1つの事柄をとにかく深化させることです。

分かりやすいイメージは、メジャーリーガーの大谷翔平選手だと思います。

誰にも負けない努力をしたからこそ、ピッチャーとしても、バッターとしてもメジャーで超一流になることができたのではないかと思います。

とはいえ、皆が皆、大谷翔平選手のようになれるわけではありません。

そこで2つ目の方法である、複数の能力を掛け合わせて母数を大きくする方法を実践していきましょう。

これはイメージとしては、100人の中で一番になれる能力を2つかけあわせることで、1万人に一人の人材になることを目指すというものです。

実際にジェイソンさんは、IT✖日本語を掛け合わせたことで、旭化成の音声認識ソフトウェアの研究職のインターンを勝ち取ることができたと本書で書かれています。

当時の詳しいエピソードについて、本書で書かれておりますので、ぜひご覧ください。

この複数の能力を掛け合わせるときに注意が必要なのが、それほどスキルが高くないものを掛け合わせてしまうことです。

計算上は、10人の中で一番になれる能力を4つかけ合わせれば、一万人に一人の人材になることができます。

ですが、その4つのスキルを使って出来る仕事は、なかなかありません。

そもそも、一つ一つのスキルが低ければ、世の中から求められるような人材になることはできません。

そのため、自分が持つ特別なスキルは2つか3つくらいに絞って、それぞれを人より出来るように深化させていく方が、お金を稼ぐ近道になります。

とはいえ、その100人の中で一番になれる能力が見つからないという方もいると思います。

本書では、失敗してもいいから、とにかくやってみるしかないと書かれています。

何かないかな?と頭の中で考えているだけでは、100人の中で一番になれる能力は見つかりませんし、身につけることも出来ません。

だからこそ、興味のあることや面白そうだと思ったことをやってみることが大切なのです。

とはいえ、いきなり多くの時間とコストをかけてしまのも、リスクが高く、あまりオススメできません。

例えば、youtuberになりたいからといって、稼げるかも分からないのに会社を辞めてしまっては、youtubeで稼げなかった時に収入がなく生活することができなくなってしまいます。

そこで、MVP(Minimum variable product)という考え方が大切です。

これは、顧客のニーズを満たす最小限のプロダクトという意味です。

最初から完璧を目指すのではなく、最低限の状態で提供して、ユーザーなどのフィードバックを元に改善し、よりよいものを作っていきます。

このMVPを個人にも適応して、まずはやってみて、発信する、何か作ってみることで、コストをあまりかけずに世間の反応を知ることができます。

さらに、その反応をもとに改善していくことで、成長スピードを高めることができます。

そのため、100人の中で一番になれることが見つからないという方は、まずは低コストでやってみることから始めてみて下さい!

本書では、この記事では紹介しきれていない、お金を稼ぐ力をつける方法がまだまだ解説されています。

そのため、今よりも収入を増やしたいという方は、ぜひ本書を読んでみて下さい!


ではでは。

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