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【要約&書評】雑用は上司の隣でやりなさい

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今回は、たこすさん著の『雑用は上司の隣でやりなさい』を紹介していきます!

皆さんには、仕事で頑張っているのに評価されない、自分ばかりが上司に怒られてしまうといった悩みはないでしょうか?

本書はそういった方に役立つ1冊です!

本書の著者である、たこすさんは年収1400万円のメガバンク行員です。

年収1400万円というと、すごいエリートのように感じるかもしれませんが、新卒で配属された支店では、上司から猛烈なパワハラを受けたり、お局さんに毎日理不尽に詰められるなど、最初からうまくいっていたわけではありません。

このように、最初は地獄のような状態から始まりましたが、最小の労力で最大の評価を得るコスパ最強の仕事術を実践したことで、最短で出世街道を歩むことができているのです。

そして本書では、そのコスパ最強の仕事術についてまとめられています。

この記事では、その本書の中から、まず抑えるべきコスパのいい働き方とは何なのか?ということと、コスパのいい仕事術を2つ紹介していきます。


雑用は上司の隣でやりなさいの要約

コスパの良い働きかたとは?

皆さんは、仕事におけるコスパとは何だと思いますか?

定時に帰ること、早く出世することなど、いろんなことが考えられると思います。

本書では、仕事におけるコスパをコストとパフォーマンスに分けて考えています。

仕事におけるコストを下げて、パフォーマンスを上げることができれば、コスパのいい働きかたを実現することができるのです。

まず仕事におけるパフォーマンスとは、あなたの評価です。

パフォーマンスというと、仕事の成果なのではないか?と考える方もいると思います。

しかし、仕事で成果を上げることができたとしても、評価が低ければ、意味がありません。

仕事で成果を上げることは、評価を上げるための手段の1つでしかなく、最も重要視するべきなのは、社内外の評価を高めることなのです。

本書では、パフォーマンスを上げる方法は、大きく次の3つがあると書かれています。

 

①同じ仕事の成果でより高い評価を得る、「見せ方」を極める方法

②人間関係を「戦略的に構築する」ことで、評価を上げやすくする方法

③評価軸に沿って効率的に実力を発揮することで、評価を最大化する方法

『雑用は上司の隣でやりなさい』より

 

続いて、仕事におけるコストとは必要経費と不必要経費の総和です。

仕事におけるコストというと、残業をしないで労働時間を減らす、飲み会に行かないでお金を節約するといったことを考えるかもしれません。

しかし、単に労働時間を減らしたり、飲み会に行かないことでコストを下げようとすると、本当は大事な必要経費すら払うことをやめてしまう可能性もあるのです。

例えば、飲み会も誰といくか、どんな話をするかで、今後のキャリアにつながることもあります。

また仕事のスピードを上げて、早くこなせるようになったとしても、より多くの仕事が降ってくるだけで、自分がきつくなるだけになってしまうこともあります。

そのため、仕事におけるコストを下げるためには、今自分が払っているコストが必要経費かどうかを見極めて、不必要経費を削減したり、必要経費の質を上げる必要があるのです。

そこで本書では、仕事におけるコストを下げるためには、大きく次の2つの方法があると書かれています。

 

①「サイレント減点を防止する」ことで、余計なコストを増やさないようにする方法

②「無駄を減らす立ち回りを修得する」ことで、今あるコストを削減する方法

『雑用は上司の隣でやりなさい』より

 

ここまで仕事におけるパフォーマンスとコストがどういったものかを紹介してきました。

本書では、それぞれの質を上げるための方法がたくさん紹介されています。

そこでこの記事では、パフォーマンスを上げる方法とコストを下げる方法と一つずつ紹介していきます!

 

 

上司の苦手を自分の得意にしよう

誰でも仕事において、得意不得意があります。

例えば、事務作業が得意な人もいれば、苦手な人もいます。

そして、得意なことには、元から好きで、先天的に得意なこともあれば、接することが多く、後天的に得意になることもあります。

仕事のコスパを上げるためには、この後天的な得意を戦略的に増やすことが大切なのです。

仕事においてスキルを身につけることは大切ですが、仕事の評価を上げるためには、何となく身につけていてはいけません。

そこで、上司の苦手分野を後天的に得意にするようにしましょう。

もし皆さんの前に、自分の苦手な分野をよくこなしてくれる後輩がいたら、どう感じるでしょうか?

おそらく、その後輩が他の分野で能力が低かったとしても、重宝して、高く評価すると思います。

これは上司も同じで、もしあなたが上司の不得意分野を全てフォローすることができたら、あなたに不得意な分野があったとしても、上司の評価は勝手に上がっていくのです。

それに加えて、上司の不得意な分野について、アドバイスをすることができると、周りからは「上司にアドバイスができるほど仕事ができる人」だと思われることができるのです。

そのため、仕事のスキルを高めるなら、上司に不得意な分野がコスパを高める上には重要なのです。

また仕事で、人と関わることが多いなら、上司と相性の悪い人と積極的に関わるようにしましょう。

上司にとって、自分と相性の悪い人と、円滑にコミュニケーションを進めてくれる部下は、とても貴重です。

社内の人間の場合は、上司がどうしてもその人と交渉をしないといけない時は、必ずあなたが伝言役として任されます。

そうすると社内では、あなたは上司の代弁者として見られるようになり、評価が上がっていくのです。

以上、ここまで紹介してきたように、評価を上げて仕事のコスパを上げるためには、上司の苦手分野を戦略的に得意分野にすることが役に立つのです。

 

いつでもいいからに気をつけろ!

上司や先輩から、「この仕事いつでもいいからやっといて」と言われることがあると思います。

「いつでもいいから」と言われたから、安易に「後でやっておこう」と考えるのは、とても危険です。

なぜなら、仕事を頼んだ上司や先輩は本当にいつでもいいと思っているわけではなく、頭の中には明確な締切が存在しているからです。

その上司や先輩が持つ期待値を把握しないまま、頼まれた仕事を後回しにしてしあむと、あとで「頼んだ仕事終わった?」と声をかけられることになってしまいます。

そして、上司や先輩の持つ期待値よりも遅く提出した場合、あなたは勝手にサイレント減点されてしまうのです。

そのため、「いつでもいいから」と仕事を頼まれたら、必ずいつ対応が完了するかを伝えることが大切です。

例えば、「今日の夕方ごろに終わると思いますが、よろしいでしょうか?」のように、こちらから締切を提案していきます。

もしその締切で十分であれば、「じゃあ夕方までにお願い」と言われますし、もしもっと早めてほしければ、「もう少し早くできないかな?」と向こうから期待値を教えてくれます。

こうすることで、上司や先輩から「あの仕事どうなった?」と進捗確認がくることはなくなりますし、サイレント減点を防ぐこともできます。

さらに効果を高めるためには、いつ対応が完了するか伝える際に、実際に対応が完了しそうな見積もりよりも半日程度後ろ倒しで対応する時間を伝えることです。

例えば、明日の午前中までに終わりそうであれば、「明日の夕方までに終わりそうです」と伝えるイメージです。

もしかしたら、「見通しよりも遅い時間を伝えるなんて気が引けるな」と思われる方もいるかもしれません。

ですが、その考え方では、上司の評価を効率よく上げることはできません。

もしやる気をアピールするために、少しきつい完了見込み時間を伝えてしまった場合、その時間が上司の期待値になってしまいます。

予定通りに行かずに、その仕事が終わらなければ、当然上司の期待を裏切ってしまうことになり、サイレント減点されてしまいます。

さらに、その仕事に時間と労力を全て注がなくてはいけなくなってしまいますの、コストが高くつきます。

そこで、見通しよりも少し遅い時間を伝えておくことで、予定通りに終われば、上司や先輩の期待値を超えることができます。

また、不測の事態が起こって、他の業務を優先させたとしても、伝えていた完了時間までには頼まれていた仕事を終わらせることができるのです。

そのため、上司や先輩から「いつでもいいから」と仕事を頼まれたら、必ずいつまでに対応が完了するかを伝えること、そして伝える時間は見通しよりも、半日程度後ろ倒しで伝えることを試してみてください!

 

本書では、この記事では紹介しきれていない、コスパよく仕事をするための方法が、まだまだ紹介されています!

そのため、コスパのいい仕事術を身につけて、楽に出世していきたいという方は、ぜひ本書を読んでみてください!

 

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ではでは。

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