今回は、前田高志さん著の『勝てるデザイン』を紹介していきます!
早速ですが、本書で紹介されている勝てるデザインとは次の5つです。
(1)一撃でわかるデザイン
(2)ポリシーがあるデザイン
(3)ならではのデザイン
(4)興味を奪うデザイン
(5)捨てられないデザイン
『勝てるデザイン』より
本書には、それぞれについて詳しく書いてありますが、私はデザイナーではないため、正直デザインのことは分かりません(笑)
そのため、この記事では、「デザイナーではない私が本書を読んで学びになったこと、共感した部分について」紹介していきます!
勝てるデザイン:プレゼンはラブレター
僕は「プレゼンはラブレター」だと思っています。
だからこそ伝えたい思いをしっかりと届けるような工夫を大事にしたいのです。
『勝てるデザイン』より
私はラブレターを書いたことも、もらったこともありません(笑)
だから、ラブレターのことはよくわかりませんが、ラブレターにせよ、告白にせよ、準備するときは「とにかく相手のことを考える」はずです。
どう伝えたら、相手は自分を好きになってくれるのか?
どの言葉が相手に刺さるのか?
など。
しかし、仕事上でのプレゼンの場合はどうでしょうか?
私も仕事でプレゼンのようなことをする機会があるのですが、正直、全く相手のことを考えておりません(笑)
むしろ、「どうやって上手く話すか」といった自分のことしか考えていませんでした。
これでは自分の中で上手くいったと思っても、所詮は自己満足で終わってしまいます。
相手を動かしたければ、「どうやって自分が上手く話すのか」ではなく、「どうやったら相手が振り向いてくれるのか?」と相手を視点に考える必要があります。
勝てるデザイン:選ばれる人になるには?
本書では、フリーランスで食いっぱぐれないためにはどうすれば良いのか?
その答えは、「選ばれる人になる」と書かれています。
しかし、「選ばれる人になる」こと大切なのは、フリーランスの方だけではないと思います。
普通の会社員であっても、出世するためには、選ばれる人にならなければいけません。
また、就活生も内定を取るためには、志望している会社から「選ばれる人」にならなければいけません。
このように、多くの人が人生をより良い方向へと進むためには「選ばれる人」にならなくてはいけないと思います。
では、「選ばれる人になる」にはどうすれば良いのか?
本書では次のように書かれています。
(1)脳に侵入し知ってもらうこと
(2)より親しくなる絆づくり
『勝てるデザイン』より
(1)「脳に侵入し知ってもらうこと」とは、簡単に言えば認知度を上げることです。
本書の著者である、前田さんは認知度を上げるために、ブログやTwitterなどを使って情報発信されています。
当たり前の話ですが、自分が待っていても誰かが自分を知ってくれることはありません。
自分から情報を発信するからこそ、見てくれる人が増えていき、認知度が上がっています。
ブログでもYouTubeでも、SNSでも自分に合った方法で情報を発信していくことが必要になります。
私自身、別で運営している英語系ブログ、Twitterを通して、今の会社の社長から大学時代にオファーを頂くことが出来ました。
おかげ様で、ほとんど就活をすることなく、内定を手にすることが出来ました。(本当は色々ありましたが(笑))
実体験からも、情報発信は大切だなと感じます。
情報発信によって認知してもらうことに加えて、より親しくなる絆づくりをすることによって、「選んでもらえる人」になることが出来ます。
前田さんは、箕輪編集室のデザインをしまくったことで、箕輪厚介さんに信頼され、仕事が増えていったそうです。
先ほどの情報発信との共通していますが、とにかく前田さんの行動力は本当にすごいです。
本書を読んでいると、自分の行動力なんて、カス以下だなと思います(笑)
もちろん、ブログやSNSを伸ばす方法などテクニックは色々ありますが、結局は行動が伴わないと結果が出ません。
前田さんの情報発信や、箕輪編集室でやってきたことは、本書に詳しく書かれているので、ぜひ読んでみて下さい!
勝てるデザイン:童心を育てよう
僕は「つまらない仕事はこの世にない」と思っています。誰も見ていないであろう露出が小さい仕事や堅苦しい決まり切った仕事も、面白く変えてきました。そのために意識してきたことが一つあります。
「常に”童心”を持つ」ということです。
『タイムマネジメント大全』より
仕事がつまらないと感じている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
実をいうと、私もそのうちの一人です(笑)
今の仕事をしているよりも、本を読んだりブログを書いたりする方が断然楽しいです。
好きなことを仕事にしたつもりですが、気が付いたら、「やりたいからこの仕事をしている」から「生きるために仕方なく仕事をしている」状態になってしまいました。
そんな状態では、その仕事に意味を見出すことが出来ず、ただ1つ1つの作業をこなすだけになってしまうので、「仕事がつまらなくなる」のは当たり前の話です。
日々、仕事を何となくこなすような受動的な働き方だけでなく、そこに自分の学びになることはないか?どうすれば仕事を自分にとって価値のあるものにすればいいか?
と能動的に働くマインドが必要だと思いました。
堀江貴文さん著の『多動力』の中にも、「永遠の3歳児たれ」という言葉があります。
3歳児は好奇心の塊です。
しかし、その塊は大人になるにつれて、小さくなってしまいます。
だからこそ、楽しく生きるためには3歳児のような好奇心、『勝てるデザイン』で書かれているところの”童心”を育てることが必要なのではないかと思います。
童心を育てるのは、私達のマインドです。
いかにして、普段の仕事や生活を好奇心を持って過ごせるか、意味を見出せるかがカギとなります。
と、偉そうに書いてますが、私も「仕事つまんねー」と思っていた側の人間なので、今日からマインド設定を頑張ります(笑)
『勝てるデザイン』を読んだ感想
本書は、勝てるデザインを作るためのテクニックが、ただ羅列されているわけではありません。
「選ばれる」「数字につなげる」ための41個の仕事術が紹介されていますが、それぞれに前田さんの経験とストーリーがあります。
前田さんの成功も失敗も、ありのまま書かれています。
だからこそ、読んでいて納得感がありますし、面白かったです。
私はデザイナーではないので、正直デザインのことは分からず、本書で紹介されているデザインの話はあまり分かりませんでした(笑)
しかし、紹介されている仕事術はデザインのためだけのものではなく、あらゆる仕事に生かせる本質的なものだと思います。
本書の帯にもありますが、本質を見抜いて、そこに遊び心を足すからこそ、他の人と差別ができ、選ばれる人になれるのだと思います。
本質を見抜かないまま、ただ自分の遊び心を足していっても、ただの自己満足で終わってしまいますからね(笑)
(よほどの才能があれば別の話ですが)
デザイナーの方はもちろんですが、今よりも成長したい人はぜひ『勝てるデザイン』を読んでみて下さい!
ではでは。