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ビジネス書 要約&書評

【要約&書評】タイムマネジメント大全~自分の時間を増やす科学的な方法とは!?~

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忙しさのあまり、気づいたら1日が終わっていた

毎回、休日はダラダラして終わってしまう

 

忙しく生きる、私たち現代人にとって、このような悩みは尽きないと思います。

平日は仕事に追われ、休日はエネルギーが残っておらず、何もする気になれないことも多々あると思います。

自分のために時間を使うことが出来ないと、人生の幸福度は下がり、何のために生きているのか分からなくなってしまいます。

しかし、124時間、全てを自分のための使えるとなるとどうでしょうか?

1日の充実度が上がる、人生のおける幸福度も自然と上がると思います。

今回紹介する『タイムマネジメント大全』がその方法を教えてくれます!

 

Youtubeではアニメーションを使った解説動画を挙げています!

よろしければこちらもご覧ください!


タイムマネジメント大全の要約

タイムマネジメント大全:時間を可視化せよ!

 

なぜ時間の使い方が下手くそなのか?

本書ではその理由について、次のように書かれています。

 

時間の使い方が下手だと感じてしまうのは、時間管理の方法を知らないからという以前に、自分がどういうふうに時間を使っていて、ムダや改善点がどこにあるのかを知らないからです。

『マタイムマネジメント大全』より

 

24時間すべてを自分のために使うための第一歩目は、時間を可視化することです!

時間を可視化するために、まずは1週間の自分の生活を記録することからスタートです。

時間を記録することのメリットについて、次の3つが本書で挙げられいます!

 

①自分の時間グセが分かる

②予定外で入る行動がわかる

③作業にかかる時間がわかる

『タイムマネジメント大全』より

 

南カルフォルニア大学の心理学教授、ウェンディ・ウッド氏によると、なんと私たちの行動のうち60%は無自覚だそうです!

60%ということは、私達は1日の半分以上を自分が何をしているのかを意識していないということですね!

そのため、無駄な時間を無くすためには、まずは記録して、時間を可視化させることが大切になります。

 

また、時間を記録することで、予定外な行動が入るパターンを見つけることが出来ます。

お昼ご飯を食べた後は眠くなってしまい、仕事の生産性が下がってしまう。

始業直後は、なかなかやる気になれず、ダラダラ仕事をしてしまう。

など、色んなパターンが見つかります。

パターンが見つけられれば、それに対して対処をしていくことが出来ます。

 

さらに、時間を記録することで、作業時間が分かります。

時間を記録することで、自分が想定していたものよりも、時間がかかってしまっている作業を見つけることが出来ます。

私の場合は、お客様への返信メールを書くのに、5分もあれば出来るだろうと思っていたことが、実は10分以上かかっていました(笑)

(敬語を調べるのが大変なんですよね(笑))

予想よりもかかってしまっている作業が見つかれば、その対策法を考えることが出来ます。

私の場合ですと、敬語を調べるのに時間がかかってしまっているため、一度調べた敬語はPCのメモに残して、使いまわしが出来るようにすることで、時間を短縮できるのかなと思います。

 

これまで紹介してきた通り、タイムマネジメントを行う上で、現在の時間の使い方を記録することは絶対にやらなければいけないことです。

いくら時短術などのテクニックを知っていたとしても、自分がどこで無駄な時間を過ごしているのかといった根本的な問題が解決されなければ意味がありません。

 

時間の記録方法

 

時間の記録方法については次の4つが本書で紹介されています。

①Twitterを使う

②Webカレンダーを使う

③アプリを使う

④手書きで記録する

『タイムマネジメント大全』より

 

Twitterは非公開アカウントを作って、自分がこなした予定をツイートしていくことで、記録をタイムラインで残すことが出来ます。

また、オススメの無料アプリとして、「Toggle Track」「MyStats」が紹介されています。

私は紙で書き出す派なので、最初は紙に書いていたのですが、あまり腱鞘炎が酷いため「Toggle Track」を使い始めました(笑)

1週間の記録が出来ましたら、この記事か別の記事で紹介したいと思います!

 

記録する時間の単位は1530分がオススメだと本書で書かれています。

時間の単位が長すぎても、自分が無駄に使っている時間が見えづらくなってしまうため、最低でも1時間単位で記録していくのが良いです。

 

時間を記録していくことで、時間の使い方に意識的になることが出来ます。

本書を読んでから1日記録をしてみましたが、時間を記録していると無駄な時間が見えるため、もっと有意義に時間を使おうと思うようになりました。

(休日の大半を呪術廻戦を観ることに使ってしまいましたが(笑)」)

 

タイムマネジメント大全:時間をラベリングせよ!

 

1週間の記録を付けたら、次は時間をラベリングします。

ここでは、時間を次の3種類に分けます。

 

①睡眠、食事、身支度などの必要時間

②趣味や勉強、ジムでエクササイズなど能動的に過ごす時間

③NETFLEXやYouTubeなどの動画視聴やSNS、ゲームなど受動的に過ごす時間

『タイムマネジメント大全』より

 

ここでは、1日のうちで自分が自由に使える時間はどれくらいかを把握することが大切です。

本書にも載っていますが、OECDの調査によると、世界40か国のプライベート時間の平均は1日15時間だそうです。(睡眠や食事も含む)

それに対して日本は、平均14時間と40か国中35という結果になりました。

自分で使える時間が少ないということは、それだけ幸福度が下がってしまいます。

だからこそ、どうやったらプライベートの時間を増やすことが出来るか考えること大切です。

この3種類の理想的なバランスについて、次のように書かれています。

 

バランスとしては、基本的には睡眠や食事などの必要時間に9~11時間、趣味など能動的に使う時間に3~5時間割くといいでしょう。

受動的な時間は、1時間以内がベストです。

『タイムマネジメント大全』より

 

タイムマネジメント大全:受動的な時間を減らそう!

 

休みの日は1日中、NETFLEXやYouTubeを観て終わってしまうという方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?

(私も人のことは言えませんが(笑))

実は、目的意識の無い受動的な娯楽に時間を使ってしまうことは、能動的に時間を使うことに比べて幸福度が下がることが、研究から分かっています。

そのため、幸福度を上げるためには、いかに受動的な時間を減らすかがカギとなります!

受動的な時間を減らすための3つの手順が、次のように紹介されています。

 

①1週間以内に14時間以上使っている受動的時間に印をつける

②受動的時間に入る「トリガー」を見つける

③「トリガー」が起きないよう環境を変える

『タイムマネジメント大全』より

 

「トリガー」には、自分の身体がトリガーとなるインナートリガーと、自分の外側にあるものがトリガーになっているアウタートリガーの2種類があります。

本書にも載っている例ですが、

 

仕事で疲れたと感じる(インナートリガー)→疲れを癒すためにビールを連想する→冷蔵庫を開ける→ビールを飲む(アウタートリガー)→ビールを飲みながらダラダラ過ごす

といった順序で「トリガー」が発動します。

このインナートリガーとアウタートリガーの連鎖を断つためには、トリガーを置き換えることが必要です。

本書で紹介されていますが、ビールの代わりに炭酸水を置いておくことが効果的です。

私も早速、炭酸水を1ケース買ってきました(笑)

 

このように、受動的な時間はどのようにして生まれるのか?受動的な時間に入るトリガーは何なのか?そのトリガーを別のものに置き換えられないか?を考えることで、受動的な時間を減らすことが出来ます。

 

この記事では、『タイムマネジメント大全』で書かれていることの基礎的な部分をご紹介しました。

本書には、プライベートの時間を能動的に過ごすための方法や、生産性を上げるための脳の使い方、仕事の時間をどうやって過ごすか?など時間の使い方について様々なテクニックが紹介されています!

より多くの時間を自分のために使いたい!という方は、ぜひ『タイムマネジメント大全』を読んでみて下さい!

 

 

 

 

タイムマネジメント大全を読んだ感想

 

本書に書いてある方法を実践して、自分の時間を記録することで、いかに私が時間の使い方が下手かと自覚することが出来ました(笑)

毎週、休み明けに「休日のもっと出来たんじゃないのか」とモヤモヤした気持ちになっていたのですが、その原因を見つけることが出来ました。

先ほども紹介した通り、私達は1日の60%以上を無自覚に過ごしています。

自分が自覚できていないところには、無駄な時間がたくさんありますし、それらの時間を能動的な時間に使うことで、さらに良い毎日が過ごせるのではないかと思います。

本書には、タイムマネジメントの方法について豊富に紹介されています。

中には、今すぐ実践できるものも多く紹介されています。

忙しいと言われている現代人にとって、幸せに生きるためには、24時間を自分のために使う術を身に着けることが必要だと思います。

本書に興味がある方は、ぜひ読んでみて下さい!

 

 

ではでは。

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