皆さんは、毎日「やりたいこと」が出来ているでしょうか?
中には、自分の「やりたいこと」が分からなず、無駄に時間を過ごしてしまっていると感じている方もいらっしゃるかもしれません。
おそらく、そういった方の多くは、熱中できることを見つけて、人生を充実させたい!と思っている方もいらっしゃると思います。
今回は、そんな方にオススメの本を紹介します!
それが、『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方」です!
この記事では、『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方」を読んで私が感じた、重要なポイントと私の感想をご紹介していきます!
私のYouTubeチャンネル(ふとん大学)では、アニメーションを使った解説動画を挙げています。
よろしければ、こちらもご覧ください!
なぜ「やりたいこと」が見つからないのか?
皆さんは、「あなたのやりたいことは何ですか?」と聞かれて、すぐに答えることが出来ますか?
おそらく、「やりたいことと言われても、これだ!と思うものが見つからないな、、、」と考えてしまう方もいらっしゃると思います。
著者である八木さんは、「やりたいこと」がわからない原因として、次のように書かれています。
「やりたいこと」が分からないのは、言葉の分類が足りていないから
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方より
実際に八木さんのもとには、就活本などを使って自己分析をたくさんやったけど、結局自分のやりたいことを見つけることが出来なかったと相談に来る方が多いそうです。
そのような相談にくる方は、共通して「頭の中が散らかっている」そうです。
確かに、やりたいことと聞かれて、色々と思い浮かぶものはありますが、結局自分は何をやりたいんだ?と迷宮入りしてしまいますよね。
世の中はどんどん複雑になっていっています。
その中で、やりたいことの選択肢は多くなっています。
人は、選択肢が多すぎると、選択をすること自体を辞めてしまう傾向があることが、行動経済学の知見からも実証されています。
だからこそ、本当に自分の「やりたいこと」を見つけるために、「やりたいこと」の定義が必要なのです。
「やりたいこと」とは?
「やりたいこと」の定義について、本書では次のように書かれています。
1.好きなこと
2. 得意なこと
3. 大事なこと
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』より
この3つを掛け合わせることで、本当に「やりたいこと」を見つけることが出来ます。
多くの方が「好きなこと=やりたいこと」だと考えてしまっていますが、実は好きなことだけでは不十分です。
好きなことを得意なやり方でやるから、やりたいことになると本書では書かれています。
本書で書かれている「好きなこと」とは、「自分の情熱がある分野」のことです。
私でいうと、行動経済学やマーケティング、ライティンなどが挙げられます。
また、職を探している方にとっては、自分が働きたい「業界」などが挙げられます。
続いて、「得意なこと」とは、「自然と人よりも上手くできて、やっていて苦なく心地よいこと」です。
ここで言う「得意なこと」とは、スキルや知識とは異なります。
「得意なこと」とスキルや知識が違う理由について、本書では次の2点が挙げられています。
「得意なこと」は生まれつき持っているもので、「スキル・知識」は後で身につけられるものという違いがあります。
「得意なこと」は一度学んで使えるようになれば、どんな仕事にでも使えるもので、「スキル・知識」は特定の仕事でのみ活用可能なものです。
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方
就活や転職活動をしている際に、「今持っている資格や知識が活かせる場所はどこだろうか?」と考えてしまっていないでしょうか?
しかし、今持っている「スキル・知識」をもとに考えてしまうと、選択肢を狭めてしまいます。
さらに、本来「スキル・技術」は自分の人生を充実させるための手段であるはずなのに、「スキル・技術」を使うことが目的になってしまいます。
「好きなこと」と「得意なこと」を掛け合わせることで、「やりたいこと」を見つけることが出来ます。
しかし、そこがゴールではありません。
そこから、さらに「大事なこと」を掛け合わせることで、本当に「やりたいこと」を見つけることが出来ます。
いくら、やりたいことを仕事にできたとしても、長時間の残業で家に帰れない、家族と過ごす時間がほとんどないといった状況では働きたくないはずです。
だから、やりたいことに、「大事なこと」を掛け合わせることが大切です。
本書では、「何のために働くのか?」に対する答えが「大事なこと」になると書かれています。
自分が働くのは、家族のためなのか、安定した生活を送りたいからなのか、人によって答えは様々です。
この「好きなこと」「得意なこと」「大事なこと」を掛け合わせることで、本当に「やりたいこと」を見つけることが出来ます!
やりたいことを見つけるための方法とは?
「やりたいこと」の定義は、先ほど紹介しました。(好きなこと×得意なこと×大事なこと)
では、「好きなこと・得意なこと・大事なこと」を見つけるためには、どうすれば良いのか?
本書では、これらを見つけるために、自己理解プログラムが用意されています。
自己理解プログラムでは、「好きなこと・得意なこと・大事なこと」を見つけるために、それぞ5つの質問に答えます。
個人的に良かったなと思ったのは、それぞれの質問について、なぜこの質問に答えると「好きなこと・得意なこと・大事なこと」が見つかるのかという理由が書いてある点です。
理由がしっかりとあるからこそ、答えようと行動に移すことが出来ます。
5問の質問から出た答えをもとに、「好きなこと・得意なこと・大事なこと」を探していきます。
巻末には、5問の質問で明確にならなかったときのために、追加の質問が30問ずつ用意されています。
さらに、上手く自分の考えを言語化できないときのために役立つ、解答例のリストも用意されています。
解答例はそれぞれ100個ずつ用意されており、大体はこのリストを参考にすれば、どの問題も答えることが出来ます。
自己分析をするときに、ありがちなのが、答えが思い浮かばず、途中で辞めてしまうことだと思います。
しかし本書では、解答例が多く用意されているため、迷ったら、解答例を使って自分の考えに一番近いものを探すことが出来ます。
私も実際に、巻末の追加質問も含め、全ての質問に答えました。
その結果、今まで気づかなかった一面や、本当に自分がやりたいことを整理することが出来ました!
※実際に私が書き込んでいたものです。
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方を読んだ感想
本書を読んで良かったと思えたことは、自分のことを良く知ることが出来たことです。
自分のことは自分が一番分かっているつもりでしたが、案外、わかっていないことも多かったです(笑)
特に、自分の大事にしていることを見つけることを通して、自分の価値観を知ることが出来たことがよかったです。
自分の価値観を持たないで、日々過ごしている人は多いと思います。
しかし、価値観を持たないまま、日々働いていても、何のために働いてるのかが分からなくなってしまいます。
そのような状態では、仕事にも情熱を注ぐことはできませんし、成長することもできないと思います。
なので、これからの人生を充実したものにするために必要なことを学ぶことが出来たと思います。
就活の時には、自己分析をやっても、めんどくさくて途中で辞めてしまった私ですが、本書では途中で投げ出すことなく、最後までやりきることが出来ました。
最後まで出来た理由は、「やりたいこと」とは何か?が深堀りされていることと、なぜこの質問に答えると、自分を知ることが出来るのかが明確に書かれているからだと思います。
根拠がしっかりとしているため、納得して読み進めることができますし、自分は今、価値のあることをしていると感じることができました。
また、解答に悩んだときに、参考にできる解答例もたくさん用意されていることも、質問に答える心理的ハードルを下げていたと思います。
というわけで、今回の内容は以上です。
自分が今やっていることは、本当にやりたいことなのか?
自分のやりたいことが分からない、、、
という方は、ぜひ『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を使ってみて下さい!
世界一やさしいかどうかは、正直分かりませんが、確実に今後の人生において、大切な指針を見つけることができます!
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