今回は、ダン・サリヴァン氏、ベンジャミン・ハーディ氏著の『10倍成長 2倍より10倍が簡単だ』を紹介していきます!
みなさんは、2倍成長するよりも、10倍成長する方が簡単だよと言われたら、どのように感じますか?
おそらく、そんなバカな話あるかと思われる方が多いと思います。
ですが、そんなバカな話があるんです。
本書では、3万人越えの起業家にトレーニングを提供してきた著者によって、2倍より10倍成長する方が簡単な理由と10倍成長を実現させるための方法が解説されています。
この記事では、その本書の中から、2倍より10倍の方が簡単な理由、10倍成長を実現させるための活動の質の高め方、私たちはすでに10倍成長を経験しているの3つについて紹介していきます!
10倍成長の要約
なぜ2倍より10倍の方が簡単なのか?
多くの人は、2倍成長するよりも、10倍成長する方が難しいと感じると思います。
2倍成長するだけでも大変なのに、10倍となると、いくら時間と体力があっても、足りないと思われるかもしれません。
しかし、本書では2倍成長するよりも、10倍成長する方が簡単だと書かれています。
なぜ、一見ありえなそうなことは、著者は言い切ることができるのか?
それは10倍の目標を掲げると、効果が見込める戦略や方法が自ずと絞られるからです。
2倍の目標を達成しようとすると、多くの場合、今よりも量を増やそうとします。
確かに私も、youtubeで視聴回数を2倍に増やすためには、動画の本数を増やすことが効果的だと考えていました。
しかし、それでは今やっていることを単にもっとやっているだけであり、より忙しく働かなければいけません。
そのため、量によって2倍成長をしようとするのは、大変なことなのです。
もちろん、量を増やすこと以外にも、2倍成長する方法はあります。
しかし、小さな目標を達成するための方法は、いくつも出てきてしまい、どれに注力すればいいか判断することが難しいのです。
たとえば、TOEICスコアを300点から600点へ伸ばそうとする場合、書店に行くと、600点が達成するために役に立ちそうな参考書がたくさん並べられていると思います。
またネットで勉強法を調べれば、たくさんの勉強法が出てきてしまい、いったいどれをやればいいのかわからなくなってしまいます。
それに対して、10倍の目標を達成するための方法は限られています。
加えて、量を増やすだけでは、到底達成することはできません。
私は月に10〜13個ほど、本の紹介動画をあげていますが、これを10倍に増やして、100個以上の動画を毎月上げ続けることは現実的ではありません。
そこで10倍の目標を達成するための方法を考えることで、量に頼って達成しようという考えがなくなります。
そして、10倍の目標を達成するための方法は、限られたものしかなく、より少ない労力で大きな結果を生み出すために、活動の質を高める必要があるのです。
10倍成長のイメージは、車です。
2倍の目標を達成することは、馬車や馬を最大限使って、ミリやセンチ単位で前に進もうとすることです。
一方で10倍の目標を達成することは、馬車や馬を使うのではなく、ヘンリー・フォードのように車を作り出して、2倍の目標と同じ労力でキロ単位で進んでいくことなのです。
このように、10倍の目標とは2倍の目標のように、ただ多くの時間や労力がかかるものではなく、質に視点を置き、力を入れる部分が決まっているシンプルなものなのです。
そのため、2倍成長よりも10倍成長の方が簡単なのです。
では続いては、その10倍成長を実現させるために必要な活動の質の高め方を紹介していきます。
10倍成長を実現させる活動の質の高め方
先ほども紹介した通り、単に作業量を増やすだけでは、10倍成長を実現させることができません。
10倍成長を実現させるためには、質をあげて量を減らす必要があるのです。
そこで質をあげて量を減らすためには、80対20の法則を使いましょう。
80対20の法則は、別名パレートの法則とも呼ばれており、多くの人がどちらかの名前で一度は耳にしたことがあるのではないかと思います。
80対20の法則とは、結果の80%は原因の20%によるものであることを指す法則です。
たとえば、私のYouTubeチャンネルでは、これまで238本の動画を出してきましたが、毎月の視聴回数の80%は、上位30〜40本の動画によって成り立っています。
逆に言えば、残りの200本近くの動画は、月間の視聴回数の20%にしかなっていないのです。
もちろん、上位30〜40本の動画は手をかけて、200本の動画は手を抜いて作っていたわけではありません。
多少の差はあれど、どれも同じくらいの時間と労力をかけて作りました。
しかし、多くの時間と労力を注ぎ込んだ200本の動画は、あまり結果には結び付いていなかったのです。
それならば、活動の質を高めるためには、その20%に注力をすればいいわけです。
今の全体の80%の貢献している20%の注力することができれば、一気に成長することができ、10倍成長を実現することができるのです。
では、どうすれば価値のある20%と価値の少ない80%を区別することができるのか?
先ほど出した例は私のYouTubeの視聴回数でしたが、みなさんが持っている目標や実現したいことは、それぞれ違うと思います。
そのため、あらゆる目標に適応できるように、本書で書かれている2つのステップを紹介していきます。
ステップ1がゴールを明確にすることです。
まずゴールが明確になっていなければ、価値のある20%とそうではない80%を見分けることができません。
たとえば、私の目標が視聴回数を増やすか、動画の本数を増やすかで、価値のある20%は変わります。
視聴回数を増やすことが目標であれば、上位20%の動画をもとに、視聴回数が増える動画を作る必要があります。
ですが動画の本数を増やすことが目的であれば、まずみるべきは各動画の視聴回数ではなく、動画を作るまでのプロセスになると思います。
このように、何がゴールかによって、そのゴールに到達に貢献する20%は変わるのです。
おそらく、パレートの法則を知っていても、それをうまく使うことができていないのは、明確なゴールを考えずに、なんとなく20%に当たりそうなのを見つけて、それに注力しようとしているからだと思います。
どの要因も、ゴール次第で上位20%にあたる可能性があるので、まずは明確なゴールを設定するところから始めましょう。
そして2つ目のステップが、もっと大きな目標を立てることです。
小さな目標であれば、今やっていることを続ければ、いずれ到達することができます。
わざわざ価値のある20%とそうではない80%のわける必要はないのです。
そこで目標を大きく、10倍に設定すれば、どの方法、人間関係、行動が役に立っていないかを考えることができるのです。
そのため、価値のある20%とそうではない80%をわけるためには、まずはゴールを明確にすることともっと大きな目標を立てることの2点を実践してみてください!
そして、価値のある20%を見つけることができたら、多くの時間と労力をそこに注力して、10倍成長を目指していきましょう!
私たちはすでに10倍成長を経験している
おそらく、中には自分には10倍も成長するなんて出来ないよと感じてしまっている人もいると思います。
特にそういった方に知っていただきたいのが、私たちはすでに何回も10倍の成長を経験しているということです。
赤ちゃんの時に戻れば、まず歩き始めた時、言葉を話し始めた時、10倍の成長を遂げています。
そこから友達を作る、頭の中で計算ができるようになるなど、高校受験や大学受験に合格する、会社で昇進するなど、様々な10倍の成長を経験して、今に至っています。
私の場合は、大学時代に10倍の成長を経験しました。
他の動画でもたまに話題に出しているのですが、私は大学時代にTOEIC975点と英検1級を取得しました。
とは言え、元から英語が得意だったわけではありません。
むしろ高校時代は英語の偏差値は30台で、英語ができなかったせいで第一志望の大学に落ちたと今でも思っています笑
そんな状態でしたが、大学の4年間、毎日英語の勉強を継続することで、TOEIC975点と英検1級を取得できました。
今思えば、大学1年生の時に掲げていた、TOEIC990点と英検1級合格こそ、私にとっての10倍の目標だったのだと思います。
おそらく皆さんの中にも、10倍の目標を達成した経験があるはずです。
そのため、10倍の目標は自分には無理だと諦めるのではなく、まずは過去を10倍の成長をした過去を振り返ってみましょう。
過去を振り返る時には、その成長を遂げた時に核となった20%と、手放した80%について考えてみてください。
それを繰り返すことで、これまで自分どうやって10倍の目標を達成してきたのか、何に注力して、何を手放すことで、自分を磨いてきたのかを知ることができます。
そうすることで、将来の10倍成長を実現させるためのヒントを手に入れることができるかもしれません。
そのため、今自分には10倍の成長なんて無理だと感じてしまっている方は、ぜひ過去の10倍成長した経験を振り返ってみてください。
本書では、この記事では紹介しきれていない、10倍成長を実現するために知っておくべきことが、まだまだ解説されています。
実際に10倍成長を遂げた方のエピソードも載っているため、10倍成長までの道のりがイメージしやすいと思います。
そのため、今よりも圧倒的に成長したいという方や、より簡単に大きく成長したいという方はぜひ本書を読んでみてください!
『10倍成長 2倍より10倍が簡単だ』はこちらから!
ではでは。