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【要約&書評】話し方で老害になる人尊敬される人 若者との正しい話し方&距離感 正解・不正解

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今回は、五百田達成さん著の『話し方で老害になる人尊敬される人』を紹介していきます。

皆さんは、後輩や部下との関わり方に困っている、ハラスメントと言われてしまうのが怖いといった悩みはないでしょうか?

本書はそういった方に役立つ1冊です!

特に最近では、何かあるごとに、すぐに〇〇ハラスメントと言われてしまいます。

そのため、ハラスメントを防止するために、どのように若手と接していけばいいのかわからないという方が多くいると思います。

そこで本書では、これまで超雑談力、話し方で損する人得する人など、シリーズ100万部を達成された著者によって、これからの若い世代との関わり方が解説されています。

この記事では、その本書の中から、ハラスメントの根本原因とハラスメントを防ぐための若者との接し方を3つ紹介していきます!

話し方で老害になる人尊敬される人の要約

ハラスメントの根本原因は〇〇!

フレンドリーに関わろうとすると、セクハラと言われてしまったり、逆に距離を置くと、怖いと思われてしまい、それもハラスメントだと言われてしまいます。

では、距離を近づけても、距離を置いてもだめ、それならば一体どうすればいいのか?

本書では、老害にならない話し方がたくさん解説されていますが、まずはその基礎となるハラスメントの根本原因を押さえておきましょう。

ズバリ、ハラスメントの根本原因とは距離感のバグです。

人と人には、適切な距離感があります。

おそらく、若者との関わり方に悩んでいる方も、同僚や会社の取引先などであれば、適度な距離感を保って、会話をしていると思います。

しかし、相手が若手になった途端、相手は若者なんだからいいだろうと距離感を詰めて、高圧的な言い方をしてしまったり、プライベートの話までガツガツ踏み込んでしまい、セクハラやパワハラで訴えられてしまうのです。

逆に若い人は何を考えているのかわからないと、腫れ物に触るように接してしまうと、うまくコミュニケーションを取ることができず、それが原因でパワハラだと言われてしまいます。

そのため、ハラスメントを防ぐためには、正しい距離感を保って、正しい話し方をすることで、距離感のバグをなくせばいいのです。

正しい距離感を保って、正しい話し方をするためには、相手が若者であっても、上下や世代を意識しない、仕事場の役割として明確に指示をするといったことが必要になります。

そして、話しやすい空気をこちらから作ることで、若者とも自然にコミュニケーションが取れるようになり、老害ではなく、尊敬される人になれるのです。

本書では、そのための話し方がいくつか紹介されていますが、この記事の続きでは3つを厳選して紹介していきます。

 

でもさは厳禁

若手からポジティブな報告を受けたとき、いいねと手放しに喜べているでしょうか?

おそらく、1度は褒めるものの、その後に、でもさと釘を刺してしまうという方が 多くいると思います。

上司からしたら、一度の成功で調子に乗って欲しくない、次もうまくいくとは限らないという気持ちから、若手に油断させないように、釘を刺しているつもりかもしれません。

しかし、報告をした若手からしたら、せっかく喜んでもらえると思ったのに、、、という気持ちになってしまい、報告しなければよかったとさえ思われてしまいます。

そもそも、成功して気持ちが舞い上がっている時に、油断しないように、気持ちを引き締めないとと思える人は、ほとんどいません。

その時に、でもさと釘を刺して、舞い上がった気持ちに水をさすようなことをしてしまうと、若手からは老害だと思われてしまうのです。

そのため、若手がポジティブな報告をしてきたら、余計なことは言わずに、徹底的に褒めてあげましょう。

褒める時は、結果ではなく、プロセスを褒めることが大切です。

結果を褒めることは誰でもできますが、プロセスを褒めることは、普段から若手の仕事をちゃんとみている人にしかできません。

だからこそ、プロセスを誉めてもらえると、若手はより嬉しく感じると思います。

さらに褒めるときに注意したいのが、上から目線で褒めないことです。

よくできてるじゃん、いいんじゃないのような、クールな賞賛は、若手にとっては上から目線で褒められていると感じてしまいます。

そのため、褒める時はなるべく目線を下げて、同じテンションで褒めることが大切です。

 

何かあったら言ってねは不正解!

後輩のことを思って、「何かあったら言ってね」と声をかけている方は多くいると思います。

私も、ほぼ毎日、この言葉を使っていました。

これは親切心からでる言葉ですが、実は不正解なのです。

こちらは、部下や後輩のためを思って、何かあったら言ってねと言っていたとしても、相手にとっては、あまり嬉しくない言葉なのです。

そもそも、若手にとって、上司や年配者に相談をすることはハードルが高いことです。

私も経験があるのですが、「こんなこと質問して怒られないかな?」「でもわからないんだよな、、、」と、質問を一つするのにも、いろんなことを考えてしまいます。

そのため、何かあったら言ってねと言われても、何を相談したらいいのかわからない、本当に相談して大丈夫かな?と若手は感じてしまうのです。

中には、困ったときはすぐに相談に来てくれる若手もいると思います。

しかし、一方で困った状況になっても、なかなか上司に相談することができない若手もいます。

その結果、ミスにつながってしまい、上司も「何かあったら言ってと声をかけたのに」と不満を募らせることになってしまいます。

そこで、若手には「何かあったら言ってね」と声をかけるのではなく、「この仕事手伝おうか?」など、具体的にできることを提案してみましょう。

具合的にできることを提案することで、相手が困っていることをピンポイントに当てられなかったとしても、若手からSOSを出しやすくなります。

「この仕事は終わっているので、別の仕事を手伝ってもらえると助かります」と、相手から困っていることを引き出すことができます。

これを繰り返していくと、だんだんとその人が困っていることがすぐにわかるようになり、若手から尊敬される人になることができるのです。

そのため、若手に声をかける時は、何かではなく、具体的な提案を心がけていきましょう。

 

押し付けではなく選択肢を示す

若者と話していて、若いうちは〇〇した方がいいと、説教をしてしまう年長者は多くいると思います。

若いうちはもっと挑戦した方がいい、もっと飲み会に参加して交流した方がいいなど、人生の先輩として教えてあげたいという気持ちがあるかもしれません。

年齢を重ねるごとに、知識と経験が積み重なっていくため、それを若手にも伝えようとすることは、若手にとっても有益なことだと思います。

しかし、自分の考えを若手に押し付けてしまうと、若手から老害だと思われてしまいます。

例え同じ会社で働いていたとしても、それぞれ違った時代や環境でいきています。

そのため、自分にとってはよかったものも、そのまま若手にも通用するとは限りません。

それにも関わらず、年配者から若者はこうした方がいいと押し付けられたとしても、昔はそれでよかったかもしれないけど、今は違いますよと反発心を持たれてしまいます。

また若手は、これからいろんな失敗を繰り返して、そこから学び成長していきます。

若手が失敗する前に、年配者があれやこれやと口を出してしまっては、若手が成長する機会を奪ってしまいます。

とはいえ、先輩として若手の役に立ちたい、成長させてやりたいという気持ちもあると思います。

そこで自分の考えを押し付けるのではなく、選択肢を示していきましょう。

歳をとると、新しいことに挑戦しづらくなるから、若いうちにやった方がいいかもしれないね、こういった資格をとった方がいいかもしれないね、など、選択肢を提示して、あくまでも判断するのはあなたですという、ドライさが大切です。

そのため、自分の知識や経験はそっと差し出すくらいの、控えめな姿勢を意識するようにしていきましょう。

 

本書では、この記事では紹介しきれていない、若手から老害ではなく尊敬される人になるための話し方が、まだまだ解説されています。

そのため、今若手との関わり方に困っているという方や、老害だと思われたくないという方は、ぜひ本書を読んでみてください。

 

話し方で老害になる人尊敬される人』はこちらから!

 

ではでは。

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