皆さんは、雑談が得意でしょうか?
雑談が苦手、自分のコミュ力に自信ないという方は多いと思います。
実際に、総務省の調査によると、70%以上の人が「コミュニケーションが苦手」「やや苦手」と答えたそうです。
しかし、私たちは社会で生きている限り、相手との会話から逃れることはできません。
そこで今回紹介する、松橋良紀さん著の『すごい雑談力』があなたの雑談力を爆上げするための方法が解説されています。
この記事では、本書の中でも、今すぐあなたが雑談の達人になれるテクニックを紹介していきます。
youtubeでは、アニメーションを使った解説動画をあげています!
よろしければ、こちらもご覧ください!
Contents
すごい雑談力の要約
雑談の王道は相手に「しゃべらせて」盛り上げる!
多くの会話術本で書かれていることですが、会話において一番大切なことは”良い聞き手”になることです!
なぜなら、相手はあなたと話した内容ではなく、あなたと話してどんな気持ちになったかを強く覚えているからです!
皆さんは、最近した雑談の内容を細かく覚えているでしょうか?
おそらく、全く覚えていない、なんとなくしか覚えていないという方が多いと思います。
一方で、その人と話して楽しかった、イライラしたという気持ちはすぐに思い出せると思います。
私たちは、感情が動いたものを強く記憶する性質があります。
そのため、会話において大切なのは、あなたが何を話すかではなく、あなたを話していて楽しいと相手に感じてもらうことです!
そこで大切なのが、あなたが良い話し手ではなく、良い聞き手になることです!
もしかしたら中には、「話を聞くなんて簡単だ!」という方もいらっしゃると思います。
しかし、あなたは本当に人の話が聞けているでしょうか?
本書の著者が研修をすると、正しい聞き方が出来ている人は50人に1人しかいないそうです。
そして、その1人ですら、過去に聞き方のコーチングやカウンセリングを受けている人だそうです。
それほど、正しい聞き方を出来ている人は、少ないんです。
では正しい聞き方とは、何なのか?
次の問題を考えてみてください!
会社の上司が「この前の土曜日に渋谷に行ってきたんだよ」と言ってきたら、あなたはどう返しますか?
①そうなんですね!混んでましたか?
②誰と行ったんですか?
③私も渋谷に行ったことがありますよ!
どれが正しい聞き方でしょうか?
残念ながら、もし正解があると思った方は、正しい聞き方ができていません!
これらの返答は、全て相手の話の腰を折ったり、話題泥棒になってしまいます。
上司は、渋谷が混んでいたかどうか、誰と行ったかを話したいと思っていないかもしれません。
別の話したいことがあるのに、混んでいましたか?誰と行ったんですか?と質問してしまうと、上司の話の腰を折ってしまいます。
また、自分の経験談を語り始めるのは、話題泥棒です!
そこで正しい返し方は、「へえ、渋谷に行ったんですね!」です。
たったこれだけで良いんです!
多くの人は、自分を出しすぎて失敗してしまいます。
相手に気持ちよく話してもらうためには、相手の言ったことをオウム返しするだけでいいんです!
オウム返しをして、相手の話に興味があることを示せば、後は相手が勝手に話してくれます!
もしこれまで正しい聞き方ができていなかった方は、ぜひ次の3つのポイントを意識してみてください!
①相手が何を言いたいか勝手に決めつけない
②相手が話す前に自分の意見を言わない
③相手が話したいと確定できないことを質問しない
『すごい雑談力』より
この3つのポイントを意識するだけで、あなたの聞き方は、見違えるように改善します!
ペーシングで相手と波長を合わせろ!
ここでさらに、あなたの聞く力を爆上げするための方法を紹介していきます!
それがペーシングです!
ペーシングとは、相手とペースを合わせることです。
相手とペースを合わせることによって、相手からは「あなたといて居心地が良い、話しやすい」という印象を与えることができます。
たった相手とペースを合わせるだけで、あなたは相手から好かれることができるんです!
ペーシングには、次の3つの種類があります。
①言葉のペーシング
②声のペーシング
③ボディランゲージのペーシング
『すごい雑談力』より
①言葉のペーシングで最も基本的なのが、「オウム返し」です。
最初に紹介した正しい聞き方のように、相手の話から単語を拾ってオウム返しすることが大切です。
続いて声のペーシングは、話すテンポ、大きさ、高さなどです。
最後にボディランケージのペーシングは、相手と同じ動きをすることです。
この時のコツは、相手のアゴを見ることです。
相手のアゴの動きの合わせることよって、相手と呼吸が合うようになります。
そして、この3つのペーシングの中でも、ボディランゲージのペーシングが一番大切です!
皆さんは、メラビアンの法則をご存知でしょうか?
メラビアンの法則とは、人の印象を占める割合のことです。
人の印象を占める割合は、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%だと言われています。
そのため、相手に良い印象を与えるためには、視覚情報になるボディランゲージのペーシングが一番効果的です!
私が以前紹介した、メンタリストDaiGoさん著の『超トーク力』では、科学的に効果があると証明された最強の聞き方が解説されています。
こちらの動画では、その方法を紹介しておりますので、よろしければ参考にしてください!
沈黙を逃れる禁断のテクニック
ここまで、正しい聞き方について紹介してきました。
もちろん、正しい聞き方を身につけて、良い聞き手になることは大切です。
とはいえ、ずっと相手が話し続けてくれるということはありません。
いずれ、相手の話のネタが切れてしまい、会話が終わってしまうことがあります。
また人によっては、多くを語ってくれず、すぐに会話が終わってしまうこともあります。
その時に訪れるのが、沈黙です。
おそらく、会話に苦手意識を持っている方の多くが、この沈黙をかなり恐れていると思います。
実は、私も沈黙が怖いです(笑)
そこで沈黙を打破するために大切なのが質問です!
質問をすることで相手の話を広げることができ、会話を続けることができます。
とはいえ、テキトウに質問をしていればいいわけではありません
質問には、大きく分けて、クローズドクエスチョンとオープンクエスチョンがあります。
クローズドクエスチョンとは、イエスかノーで答えることができる質問です。
一方でオープンクエスチョンとは、相手の言葉で自由に話してもらえる質問です。
この説明だけでも察しがつくと思いますが、会話を広げたいなら、オープンクエスチョンを使うべきです!
クローズドクエスチョンを使ってしまうと、イエスかノーしか返ってこないので、会話が瞬殺で終わります(笑)
また、会話を何とか続けようと、クローズドクエスチョンを連発してしまうと、会話ではなく尋問のようになってしまいます(笑)
そのため、会話を広げたいなら必ず、オープンクエスチョンを使いましょう!
本書では、オープンクエスチョンの魔法のキーワードが紹介されています。
それが、「どんな?」です。
質問に「どんな?」を加えることで、質問が勝手にオープンクエスチョンになります。
「趣味はありますか?」ではなく、「どんな趣味を持っていますか?」、「この映画は面白いと思いますか?」ではなく、「この映画を見てどう思いましたか?」といった感じで、「どんな?」を使っていきましょう!
これまで会話を広げることができず、悩んでいた方は、ぜひ「どんな?」を使ってみてください!
銀座のホステスが使う必須の雑談ツールとは?
ここまで聞き方について詳しく紹介してきました。
しかし、雑談が苦手だという日の中には、「何を話していいかわからない!」という方も多くいらっしゃると思います。
そういった方は、銀座のホステスさんに倣いましょう!
銀座のホステスさんこそ、雑談のプロです。
そんな彼女らが使っている雑談の必須ツールがあるそうです。
それが、「木戸に立ち掛けし衣食住」です!
「木戸に立ち掛けし衣食住」は、次の話題の頭文字をとって作られた造語です。
木→気候、天気
戸→道楽、趣味
に→ニュース
立→旅、旅行
ち→知人、友人
掛→家族
け→健康
し→仕事
衣→衣類、ファッション
食→食べ物
住→住まい
『すごい雑談力』より
これら11個の話題を使えば、長い時間の雑談でも、苦労することなく続けることができます。
ぜひ「木戸に立ち掛けし衣食住」をマスターして、雑談の達人になってください!
雑談力を上げるなら読書が最強!
ここまで紹介した方法だけでも、雑談力をかなり上げることができます。
ですが、そこからもう一歩、二歩上に行くためには、インプットが必要です。
そこで雑談力を上げるための最強の方法が読書です!
読書があなたの雑談力を上げてくれる理由は、次の2点にあります。
①正しい知識がコスパ良く吸収できる
②語彙力が広がる
『すごい雑談力』より
知識をインプットする方法は、読書以外にもあります。
むしろネットであれば、無料で知識を手に入れることができます。
しかし、読書であるべき理由は、本に書いてある情報には圧倒的な信頼性があることです!
1冊の書籍が出来上がるまでには、情報に誤りがないように、多くの人の精査が入っています。
一方でネットに載っている情報は、内容の正しさを確認されていないものも多くあります。
そのため、ネットの情報だけを鵜呑みにして話していると、嘘の情報を撒き散らす人になってしまう可能性があります。
嘘の情報を撒き散らす人は、いくら喋りがうまくても、周りから好かれることはありません。
だからこそ、書籍から正しい情報も取り入れることが大切なのです!
また、読書をすることで語彙力が上がり、会話で使える言葉が多くなります。
語彙力が上がるということは、あなたの伝えたいことをより正確に伝えることができるということです。
逆に語彙力が足りないと、あなたの思っていることを大雑把にしか伝えることができません。
本書では、語彙力を鍛えるためには、ビジネス書よりも小説を読むべきだと書かれています。
小説はビジネス書とは違い、1行1行が作品です。
その小説家が磨きに磨いた文章が1冊に詰まっています。
そのため、小説を読むことで、あなたは洗練された語彙・表現をインプットすることができます。
とはいえ、中には「読書をするのが苦手」という方もいらっしゃると思います。
そういった方には、私が以前紹介した、『ものの見方が変わるシン・読書術』という本が、とても役に立ちます!
こちらの動画では、あなたの読書に対するハードルを一気に下げる方法を紹介しております。
よろしければ、参考にしてください!!
すごい雑談力を読んだ感想
他の動画でも再三、話してる通り、私は自分のコミュニケーション力に自信がありません笑
しかし、会社で仕事をしていると、どうしても人と話さなければいけない場面があり、そのたびに緊張していました。
そんな自分を改善するべく、これまで『超トーク力』や「ストレス0の雑談』『聞き方が9割』を始め、様々な会話本を読んできました。
そして、どの会話本をとってもやはり聞き方が重要であると書かれています。
私も話し方よりも聞き方を重視することで、雑談が少し得意になりました!
そのため、本書に書かれていることは本当効果のあることだと思います。
もう雑談で苦労したくない!という方は、ぜひ本書『すごい雑談力』を読んでみてください!
ではでは。
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