皆さんは独学をしているでしょうか?
おそらく中には、独学に挑戦しようとしたが、続けられなかったという方も多くいると思います。
ですが、これからの時代は常に知識のアップデートが求められ、独学が大切になります。
そこで今回紹介する、坂本翔さん著の『独学脳』が、独学を成功させるために必要なことを教えてくれます!
本書の著者である坂本さんは、高卒バンドマンから、独学で行政書士試験に合格されました。
また試験合格後は、経営やマーケティングを独学で学び、現在はマーケティング会社の経営もされています。
実は私も独学でTOEIC975点と英検1級を取得した経緯があります。
また今ではIT系の資格取得に向けて、仕事をしながら独学を日々続けています。
そのため、この動画では、本書で書かれていることを私の経験をまじえて紹介していきます!
youtubeではアニメーションを使った解説動画を上げています!
よろしければ、こちらもご覧ください!!
独学脳の要約
なぜ独学脳が大切なのか?
私たちは小学校、中学校と義務教育では学校に通って勉強をしてきました。
その先も、高校・大学と学校に通っての勉強が中心になります。
中には、中学・高校生時代に塾に通って受験に向けて勉強をしていたという方も多くいると思います。
このように私たちは、幼少期の頃から勉強といえば、どこかに通って授業を受けるということが当たり前の環境で育ってきました。
そのため、独学で何かを学んだことがないという方もいるのではないでしょうか?
ですが、これからの時代を生き抜くためには、常に知識のアップデートが求められます。
お勉強は学生だけのものではなく、社会人こそ取り組まなければいけないものになってきています。
そこで必要なのが、独学力だと私は思います。
独学力が大切な理由について本書では解説されていますが、その中でも次の2つが重要だと思います。
①独学は安く済む
②自分で考える力がつく
まず独学は、スクールに通うよりもお金が安くてすみます。
もちろん、自分で勉強しないといけない分、わからないこともすぐに聞けないため、学習にかかる時間は増えてしまいます。
それでも、スクールに行くよりもはるかに安い金額で済むのが、まず独学の大きなメリットだと思います。
加えて、独学をすることで自分で考える力がつきます。
スクールに通えば、カリキュラムや教材、スケジュールなど、全て用意してくれます。
ですが、独学の場合は、そういったことを全て自分で考える必要があります。
そして、この自分で考える力が、これからの時代に置いて特に大切になっていきます。
リモートワークをしている方なら実感があると思いますが、以前よりも対面でのコミュニケーションが減りました。
対面でのコミュニケーションが減るということは、自分で考えなければいけない場面が増えるということです。
また、変化の激しい現代では、自分で考えることを放棄して受け身では、生き抜くことは出来ません。
そのため、自分で考え、自分で情報を収集して判断していく必要があります。
独学なら、その力をつけることができます!
とはいえ、独学となると、勉強が続かなかったり、モチベーションを保つのが難しいなど、挫折につながってしまうポイントがあります。
そこで続いては、独学での挫折を防ぐために大切なことを紹介していきます!
なぜを繰り返して軸を明確にする
まず独学に限らず、何かを学ぶ上で目的をはっきりさせることが大切です。
目的が曖昧なまま学習をスタートさせてしまっては、モチベーションが上がりづらく続かなくなってしまいます。
私もプログラミングの勉強をやっていたことがあったのですが、目的が曖昧だったことが原因で学習が続きませんでした。
現在では、IT系の資格勉強をしているのですが、仕事で使うからという目的がはっきりしており、毎日勉強を続けることができています。
そこであなたの目的を明確にするために、「なぜ?」を繰り返し解いていきましょう!
実際に私が独学でITの勉強をしている目的について、「なぜ?」を使って掘り下げていきます。
なぜその資格の勉強をしているのか?
資格を取ることで職場での評価が上がるから
なぜ職場での評価を上げたいのか?
職場で評価が上がれば昇進、昇格することができるから
なぜ昇進、昇格をしたいのか?
給料を上げたいから
なぜ給料を上げたいのか?
家族をもっと楽にしてあげたいから、息子に色んなことを経験させてあげたいから
私の独学の目的も「なぜ?」を使って掘り下げることで、「家族を楽させてあげたい」という目的まで掘り下げることができます。
「なぜ?」を使って目的を掘り下げると、必ずしも今やろうとしていることだけが達成するための方法ではないことに気づくこともあると思います。
私の場合ですと、給料を上げるための勉強は、資格勉強以外にもコミュニケーション能力やマネジメント能力など、他にもあります。
また家族に楽をさせてあげるためには、何も本業で収入が上がらなくても、副業で稼げれば、より早く達成できる可能性があります。
そのため、目的を掘り下げて明確にしたら、「本当にその方法がベストなのか?」を考えることが大切です。
私の場合は、実際に資格勉強に加えて、youtubeやブログも頑張って副業収入を得ています。
このように、自分で考えて、自分で判断した方法は、ただ何となく初めたものよりも圧倒的に続けやすくなります。
これまで何となくで勉強を初めて、途中でやめてしまうことが多かった方は、ぜひ「なぜ?」を使って目的を掘り下げて見てください!
計画倒れしないスケジュール管理術
独学に置いて、スケジューリングは命です。
スケジューリングが上手くいけば、成功率がぐんと上がります。
そこでまずは、将来像から逆算して大まかなスケジュールを組みましょう!
「いつかTOEIC900点を取れたらいいな〜」ではダメです。
「半年後にTOEIC900点を達成するために、5ヶ月目までにはこれだけの学習を終わらせる、そのためには4ヶ月目でここまで終わらせる」といったように、将来像から逆算して考えていきましょう!
そして、大まかなスケジュールを立てることができたら、週単位のスケジュールに落とし込んでいきましょう。
ここで大切なことが、週に最低でも1日は何もしない調整日を設けることです。
働きながらの学習では、どうしても忙しくて出来ない時が出てきてしまいます。
出来ない日が何日も続いしまうと、やる気も落ちてきて、再開するまでのハードルがどんどんと上がってしまいます。
そこで週に1日以上は調整日を設けることで、もし出来ない日があっても、調整日でカバーすることができます。
そうすれば、途中で挫折してしまうリスクを減らすことができます。
もし、調整日を使わずとも予定通りに進めることができたら、調整日には休むこともできます。
また、休まずに次の週の分を少しでもやることもできます。
私も大学生の時は、毎日のように英語学習を続けられていました。
ですが社会人になってから思うよう続けられなくなってしまうことが増えてきました。
今振り返ると、調整日を作っていなかったことが原因だと思います。
やはり大学生の時と比べて、社会人は忙しさや毎日の疲労度が桁違いに違います。
残業や飲み会など、勉強の妨げになるものも増えます。
そこで調整日を設けずに独学をしようとすると、どうしても続けられない日が続いてしまい、やる気が落ちてしまいます。
そのため、社会人学習者にとって、調整日は必須だと思います!
働きながら勉強を続けることに苦戦していたという方は、ぜひ調整日を設定することを試してみてください!
モチベーションを保つ方法
独学で一番難しいのが、モチベーションの管理だと思います。
独学では、あなたのモチベーションを上げてくれる人はいません。
そのため、自分で自分のモチベーションを上げる必要があります。
そこでモチベーションは、「こうなりたいからやる」「こうなりたくないからやる」のどちらかでコントロールしましょう!
まず私たちの脳は、ギャップを感じると埋めたくなる習性があります。
そこで「こうなりたい」という将来像を思い浮かべることで、現在とのギャップを感じましょう。
そのギャップが原動力となって、学習の継続に役立ってくれます。
もしこの方法でも、なかなか続けられないという場合は、「こうなりたくないからやる」を使いましょう。
行動経済学では、私たち人間は、得をすることよりも損をすることを嫌うと言われています。
そのため、やらなかった時に待ち受けている損をイメージすることによって、モチベーションを強制的に上げることができます。
ですが、学習を続けていると、この2つの方法だけでは対処出来ない時もあると思います。
そういった時は、思い切って学習から一時的に離れてみましょう!
今までやってきた学習を辞めると、普段やっていたことをやらなくなるため、多少の気持ち悪さを感じると思います。
また「やらないとヤバイのでは?」と焦りを感じることもあると思います。
そういった気持ち悪さや焦りも、学習を継続する原動力となります。
これまでモチベーションの管理に苦労してきた方は、ぜひ試してみてください!
モチベーションの高め方については、私が以前に紹介した『神モチベーション』という本も役に立ちます。
こちらの動画で詳しく紹介しておりますので、よろしければ参考にしてみてください!
独学脳を読んだ感想
本書にも書いてある通り、独学にはたくさんのメリットがあると思います。
独学で成功した体験が一つでもあると、その後も新しいことを学ぶときにも、抵抗が少なくなります。
そのため、独学力は一生を通じて使うことができるスキルだと思います。
独学を成功させたいという方は、ぜひ本書『独学脳』を読んでみて下さい!
ではでは。