今回は、チームドラゴン桜さん著の『なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること』を紹介していきます。
皆さんは、仕事や資格の勉強をしているが、なかなか覚えられない、勉強を続けられないといった悩みはないでしょうか?
そういった方に足りていないは、勉強前の準備です!
勉強前の準備によって、結果を出すことができるかどうか決まります。
そこで本書では、多くのリアルドラゴン桜を生み出してきた、チームドラゴン桜さんによって、結果を出す人が勉強以前にやっている準備について解説されています!
この記事では、その勉強以前の準備について、最も大切なポイントに絞って紹介していきます!
なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていることの要約
まずは己を知れ!
結果を出す人と結果が出せない人の違いは何か?
それは、自分にあった勉強法を実践できているかどうかです!
自分にあった勉強法を実践できているからこそ、苦労せずに結果を出すことができるのです。
逆に自分にあった勉強法が実践できていないと、苦しいだけで結果を出すことができません。
そのため、結果が出せるようになるためには、勉強以前に、自分にあった勉強法や努力の仕方を準備する必要があります!
ではどうすれば、あなたにあった勉強法や努力の仕方を見つけることができるのか?
本書では、次の3ステップであなたにあった勉強法や努力の仕方を見つけることができると書かれています!
①縦に得意と苦手、横に好きと嫌いを書いたマトリクスをつくる
②自分が今から自己分析したいことを書き込んでいく
③シートを完成させて、「好き」「嫌い」「得意」「苦手」という主観と客観を見える化する
このマトリクスにおける、好きと嫌いは主観です。
あなたの感情を元に、好きか嫌いかを判断していきます。
そして、得意と苦手は客観になります。
他の人はどう思っているか、またテストの点数はどうかといった客観的な情報から判断していきます。
そして、このマトリクスを完成させたら、あなたが勉強するべき内容を、「好き×得意」「好き×苦手」「苦手×得意」「嫌い×苦手」の4つに分類していきます。
4つに分類する理由は、それぞれにあった勉強が異なるからです。
わかりやすい例を挙げると、「好き×得意」なことと、「嫌い×苦手」なことで同じ勉強法をしていては、「嫌い×苦手」は続かないと思います。
そのため、これからあなたが勉強しようとしていることは、この4つの分類のうちどれに当たるのかを把握して、そこから最適な勉強法を知る必要があります。
続いては、分類ごとの勉強法を紹介していきます。
本書でも書かれておりますが、「好き×得意」なことは特に対策をする必要がないため、それ以外の分類について紹介していきます!
好き×苦手なことの勉強法
好きなことであれば、努力量が足りていない、または足りなくなることはないと思います。
それなのにも関わらず、結果がついてこないのは、努力の方向性が間違っている可能性が高いです。
そのため、好き×苦手なことは、努力の方向性を正しくしてあげましょう。
そこでまずは、勉強の目的を明確にしていきましょう。
好きなことであれば、いくらでも頑張ることができるかもしれませんが、頑張ることが目的になってしまっている人は結果を出すことができません。
結果を出すことができる人は、この1時間でこの範囲を理解するなど、目的をちゃんと意識している人です。
そこで勉強の目的を明確にするためには、あなたが具体的に何ができていないのか、現状を分解する必要があります。
簡単な例を挙げると、英語の場合、リーディングが苦手なのは、単語を知らないからなのか、文法を理解していないからなのか、または単語や文法はわかるが意味を理解するのに時間がかかってしまうからなのか、色んな要素に分解することができます。
さらに分解すると、単語でもどのレベルの単語が理解できていないのか、文法でも関係代名詞がわからないなど、細かく分解することができます。
このように分解することができたら、次は目標に落とし込みます。
単語力を鍛えるためには、単語帳に載っている英単語を100個ずつ覚えるのように、目的を達成するための目標を立てていきます。
このように、好き×苦手なことは、まずは目標を明確にし、現状を分解した上で、目標に落とし込んでから勉強していきましょう!
嫌い×苦手なことの勉強法
嫌い×苦手なことの対策法は、習慣化しかありません。
嫌いなものを、無理に好きになろうとするのは、努力の無駄です。
そこで嫌いで苦手だっとしても、勉強できる仕組み、習慣を作っていく必要があります。
本書では、嫌い×苦手なことは、歯を磨くように習慣化しろを書かれています。
それをしないと気持ち悪いくらい、体に染み込ませて習慣化していきます。
そこで本書では、場所で習慣化することがオススメされています。
場所はどこでも良いわけではありません。
自室やソファなど、すでにあなたがリラックスする習慣が出来上がっているところもあると思います。
すでにリラックスする習慣が出来上がっている場所を、勉強するところにすることは大変です。
そのため、まだ何も習慣化されていない空白地帯の場所を用意しましょう。
実際に本書でも、東大生は廊下やリビングなどを使って勉強をしていたと書かれています。
もちろん、絶対に廊下やリビングで勉強をしなくてはいけないわけではありませんので、ご自身で勉強に使えそうな場所を探してみてください。
またどうしても、新しく場所が用意できない場合は、自室で立って勉強するなど、姿勢を変えることが、本書ではオススメされています。
そうすることによって、嫌い×苦手なことは立って勉強するという習慣を作ることができます。
習慣化については、私が以前に紹介した『習慣超大全』という本もとても役に立ちます。
こちらの動画では、のぞみの習慣を手に入れられる魔法のレシピを紹介しておりますので、よろしければ参考にしてみてください!
嫌い×得意なことの勉強法
嫌い×得意なことは、メリハリをつけて勉強することが大切です。
嫌い×得意なことは、長い時間をかけて勉強するのではなく、最小の時間で最大の効果を手に入れることを意識することが大切です。
最小の時間で最大の効果を手に入れるためには、まずは時間の使い方を上手くすることが大切です。
では、時間の使い方を上手くするためにはどうすれば良いのか?
時間を上手く使うためには、時間の目的をしっかりと定義することが大切です。
そこで本書では、毎週自分のタイムスケジュールを考えて、その通りに進められたかをチェックすることがオススメされています。
スケジュール通りに進められるということは、あまり多くはないかもしれません。
しかし、事前にスケジュールを立てて、それができたかをチェックしていくと、「今はこの勉強をしなきゃ」と、目的を持って時間を使うことができます。
そしてダラダラ先延ばしにしてやらないということを防ぐことができ、メリハリを持って勉強することができます。
また、事前にスケジュールを組んだら、忘れないようにスマホでタイマーをセットしておくことがオススメです。
学校のチャイムと同じように、決まった時間にアラームを流すことで、勉強のスイッチを入れることができます。
嫌い×得意なことは、ぜひタイムパフォーマンスを意識して勉強してみてください!
この記事では、それぞれの分類ごとの勉強法について、最も大切なポイントに絞って紹介していきました。
本書では、今回紹介したこと以外にも大切なポイントが多く解説されておりますので、これから勉強を始めようとしている方は、ぜひ本書を参考にしてみてください!
ではでは。