今回は、望月俊孝さんの著の『何歳からでも結果が出る 本当の勉強法』を紹介していきます!
皆さんには、資格勉強がうまくいかない、どうやって勉強をしたらいいかわからないといった悩みはないでしょうか?
本書はそういった方に役立つ1冊です。
本書の著者である望月さんは、30年間で約1億7000万円を費やして、世界中のエキスパートたちの知見をもとに勉強法を研究してきました。
本書では、そんな著者によって、世界中の研究機関が証明した正しい勉強法がまとめられています!
この記事では、勉強に崇高な目的はいらない、勉強時間の長さよりも大切なこと、究極の記憶術、そして勉強はできた部分だけにフォーカスしようということについて紹介していきます!
何歳からでも結果が出る本当の勉強法の要約
勉強に崇高な目的はいらない
勉強を始める上で目的があることは、とても大切なことです。
何の目的もないのに、勉強を続けられるという人はなかなかいません。
ですが、中には勉強を始めようかと思っているが、勉強してこれがしたいというちゃんとした目的がないという方もいらっしゃると思います。
そういった方は、目指すに値する目的が見つからずに、勉強が先延ばしになってしまっていると思います。
ですが勉強の目的は、決してちゃんとしたもので崇高なものでなければいけないわけではありません。
モテたい、お金持ちになりたいという自分の内から出てくる欲望が目的でいいのです。
私が大学時代に英語を勉強し始めたきっかけも、TOEICで730点以上取ると2万円がもらえるうえに、一限の英語の授業が免除できるからといった理由でした。
実際に英語を勉強し始めると、徐々にレベルアップしている感が楽しくなり、報酬金を受け取った後も、英語学習を継続することができました。
結果的に、TOEIC975点、英検1級を取得することができ、現在は英語を使って仕事をしています。
そのため、勉強を始めるきっかけとなる目的は、ちゃんとしたものである必要はなく、あなたの欲望に忠実になりましょう。
また勉強をした結果得ることができる報酬を強く意識していきましょう。
報酬を強く意識することで、我々は行動を起こしやすくなります。
そして勉強を続けていくうちに、欲望や報酬よりも、どれくらい自分の成長につながっているか、周りの人がどれくらい期待してくれているかといったやりがいを意識することが大切です。
このように、勉強は欲望で初めて、やりがいで続けることで、勉強を続けるマインドを作ることができます。
勉強時間の長さよりも大切なこと
よく勉強というと、何時間勉強したのように、勉強時間の長さに注目することが多いと思います。
また何か資格を取得する際にも、必要な勉強時間をネットで調べるという方もいらっしゃると思います。
当然、勉強の内容が難しければ、勉強にかかる時間は多くなっていきます。
ですが、長時間勉強をしたからといって、集中できていなければ意味がありません。
また昨日はやったけど、今日はやらないのように、勉強が継続できていなければ意味がありません
そのため、勉強時間において大切なのは、長さではないのです。
本当に大切なのは、勉強時間の開始時刻を守ることなのです。
実際に、2015年のビクトリア大学の研究では、時間一貫性があると強い習慣が定着しやすいことがわかっています。
例えば、毎朝7時に会社に行く前に勉強をする、夜の19時から勉強するのように、毎日勉強する時間を固定していきましょう。
時間ができたらやろうでは、一生習慣化することができません。
時間ができたらではなく、事前に開始時刻を決めておくことが大切なのです。
長く勉強から離れていると、最初は長く勉強できないかもしれません。
ですが最初は10分でも15分でもいいので、とにかく毎日同じ時間から勉強を初めていきましょう!
本当に効果のある記憶術とは?
どんな試験であれ、学んだ知識を記憶して、それを引き出せるようにしなくてはいけません。
そのため、本当に効果のある記憶術を知りたいという方は、多くいると思います。
そこで本書では、究極の記憶術は次のたった二行で説明できると書かれています。
思い出しテスト:覚えたい内容を一読したら、何も見ずに覚えたことを紙に書き出す。そのあと内容を照らし合わせる
たったこれだけのことで、どんどん記憶することができるようになります。
実際に2011年にバデュー大学が行った研究では、この記憶術の効果が実証されています。
この研究は、参加者にラッコに関する記事を5分間読んでもらい、1週間後に内容に関するテストを受けてもらうというものもです。
そして参加者は次の4つのグループに分けられます。
①何も復讐しない
②4回記事を読み直す
③記事を1回読み直したあと、1枚の紙に内容を図解にする
④10分間何も見ずに覚えていることを書き出した後、5分間再読する。これを2回行う
参加者に自分の記憶量を予測してもらったところ、一番自信を示していたは②のグループで、一番自信がなかったのは④のグループでした。
ですが結果は、④のグループの参加者は、どのグループよりも成績が良かったのです。
④のグループ参加者が行ったことは、読んだ内容を書き出し、その内容が合っているかを再読して確認するという、思い出しテストです。
読んだ内容を紙に書き出す時に、脳内では記憶の再構築が行われています。
明確な知識でなければ紙に書き出すことができません。
そのため、内容を紙に書き出している間は、脳内では急ピッチで記憶が整理されて、きちんと取り出せるように区分け作業が行われており、記憶に定着させることができるのです。
もしかしたら中には、勉強は毎日やっているけど、教科書や本を読むだけで終わってしまっている人もいるかもしれません。
それはとても勿体無いことですので、ぜひ今からでも思い出しテストを取り入れてみてください!
勉強はできた部分にだけフォーカスしよう!
勉強においては、目標に対して自分ができていないことは何か、課題は何かを把握することは、とても大切なことです。
ですが、できていない部分にばかり目を向けていては、辛くなってしまい勉強が続かなくなってしまいます。
そのため、特に勉強を初期段階では、できない部分ではなく、できた部分にだけに目を向けるようにしましょう。
勉強の初期段階は、まだ勉強に対するコミットメントが低い段階です。
コミットメントが低い段階にも関わらず、自分のできない部分にばかり目を向けてしまっては、挫折しやすくなってしまいます。
そのため特に勉強の初期段階では、できた部分にだけフォーカスすることが大切です。
とはいえ、ずっとできた部分にだけフォーカスしていては、成長につながらなくなってきます。
そのため勉強が習慣化してきて、コミットメントが高まった段階で、自分のできない部分にフォーカスすることが大切です。
もしこれまで、できない部分にばかり目を向けてしまっていて勉強が続かなかったという方は、ぜひまずはできた部分にだけ目を向けるようにしてみてください!
本書では、この記事では紹介しきれていない、本当に効果のある勉強法がまだまだ紹介されています。
そのため、これまで勉強で失敗した経験がある方や、これから勉強を始めようとしているという方は、ぜひ本書を読んでみてください!
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ではでは。