今回は、荒木陽介さん著の『3年で10億円を築いたサラリーマンが教える「お金を生む時間」のつくり方』を紹介していきます!
本書では、サラリーマンを続けながら、3年で10億円の資産を築いた著者によるノウハウが余すことなく解説されています!
最近では、FIREという言葉が流行っている通り、投資に興味を持っている方は多いと思います。
とはいえ、投資にも色んな種類があり、何が自分に合っているのか分からないですよね?
そこで本書では、サラリーマンと両立するなら、不動産投資がおすすめされています。
不動産投資なら、会社勤めと両立がしやすく、またサラリーマンとしての強みを生かすことができます。
この記事では、サラリーマンが資産を築くためにまず必要なことと、不動産投資がオススメの理由について詳しく紹介していきます!
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Contents
お金を生む時間のつくり方の要約
サラリーマンが資産形成をするために必要なスキルとは?
著者が純資産10億円を達成したのは、不動産投資を始めてから3年目だったそうです。
なぜ3年という短い期間で、それだけの資産を築くことができたのか?
サラリーマンとして磨いてきた時間術とコミュニケーション術のおかげだと、本書では書かれています。
特にサラリーマンが資産形成をしようと思ったら、まず必要になるのが時間です。
本書では、「サラリーマンは、時間を制する者だけが資産を築ける」とも書かれています。
サラリーマンがお金を生み出すことができる時間は、労働の時間と投資の時間の2種類があります。
このうち労働の時間は、会社で働いている時間です。
会社での給料がよっぽど高くない限り、労働の時間だけで資産を築くことはできません。
そのため、2つ目の投資の時間を意識的に増やしていく必要があります!
とはいえ、ただ時間を増やせばいいわけではありません。
資産を築くためには、単に時短をするのではなく、信用を築くために時間を使うことが大切です。
そして築いた信用が人脈となり、良質な情報をもたらしてくれます。
本書では不動産投資について書かれていますが、やはり不動産投資でも情報は大切です。
情報があるかないかで優良物件に巡り合える確率を上げたり、ハズレ物件を避けることができるようになります。
またお得な物件がでた時に、いち早く情報をキャッチすることができるようになります。
そのため良質な情報がお金を生んでくれます。
そのお金でさらに時間を買って増やすことで、好循環に乗ることができます!
本書でも、資産形成ができる人の良い循環は、時間→信用→情報→お金だと書かれています。
そこで続いては、投資の時間を増やすための方法と、時間の使い方について紹介していきます!
お金を生む時間を増やすスケジューリング術
投資の時間を増やすためには、スケジュールに余白を作ることが大切です!
サラリーマンにとっては仕事以外の時間、自由な時間が余白になります。
この余白を作り出すために、時間を次の4つに分類してきましょう!
①最大化
②現状維持
③最小化
④廃止
『お金を生む時間のつくり方』より
最大化とは、資産が増える時間です。
会社での評価が上がる仕事や、資産売買といったものが例として挙げられます。
そして、この最大化の時間を本書では攻めの時間と呼んでいます。
攻めの時間があるということは、守りの時間もあります。
それが現状維持と最小化です。
現状維持には、人脈作りや情報収集といった活動が入ります。
一方で最小化は、移動時間やスケジュール管理、気分転換といった必要だが優先順位が低いものが入ります。
最後に廃止は、攻めも守りにもならない、ダラダラとした時間です。
このうち、投資の時間を増やすためには、いかに最小化と廃止を減らすかが大切です。
当たり前ですが、時間があっても、ダラダラしていては資産を築くことができません。
そういった無駄な時間をなくして、最大化や現状維持に回すことが大切です。
私たち人間は、1日の半分以上を無意識に過ごしていることが研究からわかっています。
そのため、本書で紹介されている通り、1日のうち何にどれくらいの時間を使っているのかを視覚化してあげないと、うまくスケジューリングすることができません。
さらに分かりやすくするためには、時間の種類ごとに色分けをして、マーカーを引くことがおすすめです!
これでパッと見て、自分がどれだけ投資の時間を持てているのか、またどれだけ無駄なことに時間を使っているのかが分かります。
これまで時間を作るのが苦手だったという方は、ぜひ時間を4つに分類して、最小化と廃止の時間を、どうやったら最大化と現状維持に回せるのかを考えてみてください!
サラリーマン投資家になるための時間の使い方
サラリーマンが資産を築くためには、投資の時間を増やすだけでなく、普段の時間の使い方がとても大切です。
そこで本書では、サラリーマン投資家になるための時間の使い方として、次の3つの原則が挙げられています!
①本業をおろそかにしない
②未完了を減らす
③トラブル解決で信頼を得る
『お金を生む時間のつくり方』より
まず何よりも大切なのが、本業をおろそかにしないことです!
投資のことばかり考えるあまり、本業でのパフォーマンスが落ちてしまい、職場での信用を失ってしまっては元も子もありません。
職場での信用を失えば、評価が下がり、昇進や昇給ができなくなってしまいます。
給料が少ないままですと、投資に回すためのお金を作ることができません。
最悪の場合、仕事を続けづらくなってしまい、もはやサラリーマンを辞めなくてはいけなくなってしまいます。
さらに本業でのパフォーマンスが落ち、残業が増えれば、その分投資の時間も減ります。
そのため、まずは本業にしっかりと注力する。
本業に注力している間に、人脈を作ったり、投資の元手をためていきましょう!
そして、本業と投資で心身を疲弊しすぎてしまわないためにも、労働と休息のメリハリをしっかりとつけることが大切です。
頑張りすぎてしまうあまり、燃え尽きてしまっては意味がありません。
そこでしっかりと休息をとるためにも、未完了を減らしましょう!
終わっていない仕事や返さなきゃいけないメールが残っていると、どうしても自由時間に考えてしまいます。
もちろん、その日のうちにやらなければいけない仕事を終わらせることが理想です。
ですが、時にはその日のうちに完了できない仕事もあると思います。
そこで頭の中から離すために、あなたの気になるタスクを自分宛てにメールで送りましょう!
メールに書き出して自分に送ることで、頭の中で堂々巡りしてしまうことを防ぐことができます。
そうすれば、仕事終わりに、しっかりと仕事モードをオフにすることができます。
最後に仕事を効率よく進めるためには、周りの人と良好な関係を築くことが大切です。
周りの人ともめていては、仕事がなかなか進まなくなってしまいます。
また良好な関係が築けていれば、あなたが困っているときに周りの人が助けてくれます。
それでも、仕事でトラブルが起きてしまう時もあると思います。
そういったときは、しっかりと一生懸命に対応しましょう。
トラブルが起きた時に、ちゃんとした対応をすることによって、かえってさらに信用を得ることができます。
またトラブルは悪化して深刻な状況になる前に、火種の段階で消せるように対応することが大切です!
トラブルの対応は普段の3倍の労力と時間を必要とすると言われていますが、火種の段階で消すことができれば、3倍も必要ありません。
そのため、あなたの貴重な労力と時間を使わなくて済み、その分、投資の時間や活動に充てることができます!
なぜ不動産投資はサラリーマンに最適な投資法なのか?
本書では、サラリーマンには不動産投資が最適な投資法であると書かれています。
これは、著者が不動産投資で成功できたからという理由だけではありません。
説得力のあるちゃんとした理由があります。
本書で解説されている根拠の中でも、特に次の2つが大切だと思いました!
①会社員であるあなたのエネルギーと時間が最も吸い取られない
②サラリーマンとしての信用がフルに使える
不動産投資は、家賃収入が収入のメインのため、株や仮想通貨のように値動きを気にしなくて済みます。
株や仮想通貨をやったことがある方なら体験があると思いますが、値動きのあるものに投資をしていると、どうしても仕事中に気になってしまったり、下がったときに気持ちが沈んでしまいます。
また高いときに売り払うためにも、常にチャートをチェックしなければいけません。
そこで不動産投資なら、入居者がいる限り、毎月固定の家賃収入が口座に振り込まれます。
あなたは、仕事中に値動きが気になることも、下がって落ち込むこともありません。
そのため、他の投資法と比べて、あなたのエネルギーや時間を使わなくて済みます。
さらに不動産投資であれば、サラリーマンとしての信用をフルに使うことができます。
サラリーマンとしての信用があることで、銀行から住宅ローンや投資ローンを受けることができます。
銀行からの融資を受けるということは、元手が少なくても、すぐに儲けを出すことができるということです。
株式投資でたとえ1000万円の元手があったとしても、毎月50万円を稼ぐことは大変です。
ですが、不動産投資なら、やり方次第では簡単に50万円の収入を稼ぐことができます。
もちろん、1000万円が用意できなくても、銀行からの融資を活用すれば、もっと少ない元手でスタートすることができます。
とはいえ、不動産投資にも色々な種類があります。
では、サラリーマンにとってオススメの不動産投資とは何なのか?
本書では、賃貸併用住宅がおすすめとして紹介されています!
賃貸併用住宅とは、一棟の中に自宅部分と賃貸部分がある住宅のことです。
賃貸併用住宅にすることで、住宅ローンを使うことができるため、投資ローンと比べて銀行の融資を受けやすくなります!
また、家賃収入も入ってくることで、自宅部分のローン返済も軽減することができます。
そのため、サラリーマンをしながら不動産投資をするなら、まずは賃貸併用住宅がおすすめです!
本書では、賃貸併用住宅に限らず、不動産投資について広く解説されています!
また著者の体験談などリアルな情報も載っているため、不動産投資で資産を増やしたい!という方は、ぜひ本書を読んでみて下さい!
お金を生む時間のつくり方を読んだ感想
私も軍資金をためて、数年後には不動産投資を始めたいと考えています。
本書はそんな私にとって、読んでよかったと思える1冊でした!
当たり前ですが、お金を増やしたいと思っても実際に行動に移さなくては、お金は増えません。
ですが、投資に興味はあるものの、よく分からないから手を出さないという方もいると思います。
本書は、そういった方にこそ読んで頂きたい1冊です!
本書では著者による実体験をもとに、不動産投資でもうけを出すためのノウハウが解説されています。
そのため、イメージがわきやすく、不動産投資に対するよく分からないを払拭することができます。
サラリーマンを続けながらでも資産を増やしたいという方や、不動産投資に興味があるという方は、ぜひ本書『3年で10億円を築いたサラリーマンが教える「お金を生む時間」のつくり方』を読んでみて下さい!
ではでは。