1冊の本を読み切れない、、、
本を読んでも知識が身につかない、、、
このような悩みを持っていないでしょうか?
実際に、このような悩みから読書を辞めてしまった方もいるかもしれません。
しかし、読書は人生を変えてくれます!
なぜなら、皆さんが持っている悩みのほとんどは、すでに誰かが解決していて、解決策を本に書いているからです。
そのため、本を読んで、学んだ知識を実践することで、悩みが解決できたり、成長することが出来ます。
今回紹介する、メンタリストDaiGoさん著の『知識を操る超読書術』も、読書で悩んでいる方に役立つ本です!
特に冒頭であげた「1冊読み切れない」「知識が身につかない」といった悩みを持っている方には、ぜひ読んで頂きたい本です!
Youtubeでは、アニメーションを使った要約動画をあげています!
よろしければ、こちらもご覧ください!!
Contents
知識を操る超読書術の要約
知識を操る超読書術とは?
DaiGoさんは、1日に10~20冊の本を読んでいるそうです。
とんでもない数字ですね(笑)
そして、DaiGoさんと言えば、とてつもない知識量を持っています。
DaiGoさんが、1日にたくさんの本を読むことができて、それを活かすことが出来ているのは、次のサイクルで読書をしているからだそうです!
①本を読む準備をする
②本の読み方を知る
③本から得た知識をアウトプットする
『知識を操る超読書術』より
このサイクルを実践することによって、誰でも1日に5~10冊読むことが出来ると、本書で書かれています。
この記事では、それぞれのステップの中で、手軽にできて効果の大きいものを厳選して紹介していきます!
読書は読む前で7割決まる!
本書では、読書後にアウトプットできるかは、「本を読む準備をしているか」で7割決まると書かれています。
その理由について、次のように書かれています。
なんとなく本を手に取り、最初から読むものだと思ってページをめくり、進めていく人と、「なぜ、自分はこの本を読もうと思ったのか」「その本からどんな知識を得たいと考えているのか」という目的を明確にしている人とでは、読書体験が異なります。
『知識を操る超読書術』より
ではこれから、簡単にできて効果が絶大な、読書前の準備法について紹介していきます!
メンタルマップ
メンタルマップとは、自分の人生の目標や行動を書き出して視覚化させることです。
読書をしているときに「何でこの本を読んでるんだっけ?」と、読書の目的を見失うことはないでしょうか?
本を買った時は、その本を読むことにメリットを感じていたのに、毎日、忙しい日々を過ごす中で目的を見失ってしまうことは、よくあることです。
しかし、読む目的を見失ってしまうと、途端に読む気がなくなってしまい、途中で挫折する原因になります。
そこで、事前にその本を読む目的や理由を考え、書き出すことが大切です!
読書の前のメンタルマップでは、次の3点について考えていきましょう!
「なぜ、この本を読もうと思ったのか?
「この本から何を得たいのか?」
「読んだ後、どういう状態になりたいと願っているのか?」
『知識を操る超読書術』より
実際に私が最近読んでいる、『ファイナンシャル・フリーダム」を例に、メンタルマップをやってみます!
「なぜ、この本を読もうと思ったのか?」
お金持ちになって仕事を辞めたい笑
「この本から何を得たいのか?」
一億円をつくる方法を学び、経済的な自由を手に入れたい
「読んだ後、どういう状態になりたいと願っているのか?」
お金の作り方を学び、お金に苦労している状況から脱出したい
メンタルマップは、とても手軽に出来る方法なので、ぜひ読書前にやってみてください。
キュリオシティ・ギャップ
キュリオシティ・ギャップでは、すでにあなたが知っている知識と本の中に書かれている、あなたの知らない知識の差を意識します。
この差に気づくことで、自然とその差を埋めたくなる人間に心理が働きます。
さらに、好奇心が増すことによって、脳の報酬系という部分が活性化されます。
この報酬系が活性化されることで、モチベーションが上がります。
また、報酬系が活発化されることによって、海馬も活発化します。
海馬が活発化することによって、記憶力もアップします!
そのため、キュリオシティ・ギャップは、あなたの読書の効率を一気に上げることができます!
やることは、とても簡単です。
左ページに、その本のジャンルについて知っていることを書き出します。
右ページに本の目次から、あなたが興味・関心を持ったものを書き出していきます。
たった、この2つのステップだけです!
このキュリオシティ・ギャップを行うことで、本の中から、あなたが読むべき部分を見つけることができます。
すでに知っている情報は読まなくて良いのです。
あなたが知らなかった情報+あなたが興味のある情報を読めばいいんです!
そのため、1冊あたりにかかる時間を減らすことが出来ます。
その結果、1日に何冊も読むことが出来るようになります!
本を速く読めるようになりたいなら、速読をすればいい!と思われるかもしれません。
しかし、速読はあまり効果が無いことが研究から分かっています。
実際にカルフォルニア大学の研究でも、速読は読んだ気になるだけで内容の理解度はむしろ下がるということが分かっています。
そのため、速読ではなく、読書前の準備で読むべきところを特定することが大切なんです!
また、中には最初から最後まで読まないともったいないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
私も同じです(笑)
しかし、1冊の本を全て読んでも、最初から最後まで完璧に覚えられることはありません。
また、1冊の本を読み切れないと悩む人を対象に行った調査では、90%の人が最初の章で挫折していることが分かっています!
最初の章で挫折するくらいなら、そこは飛ばして、あなたが興味のあるところから読み始めた方が良いに決まっています!
途中で挫折しないためにも、効率的に知りたい情報を手に入れるためにも、読書前の準備は大切なんです!
簡単に記憶力がアップする読み方とは?
本書では、効果的な読み方が5つ紹介されています。
この記事では、その中でも、最も簡単にできて効果のある「視覚化」読みについて紹介していきます!
「視覚化」読みとは、名前の通り、読んだ内容を頭の中で想像して映像化させる読み方です。
本を読んでも、あまり記憶に残らないが、漫画やアニメ、ドラマの内容は頭に残っているということがあると思います。
文字だけでなく、ビジュアルが伴うことで、記憶に残りやすくなります。
ビジュアル化のカギは、ストーリー化にあります!
ストーリーがあることで、内容を覚えやすくなります。
そのため、特に初めて学ぶジャンルは「マンガでわかるシリーズ」から読むことが、本書ではオススメされています。
私も宅建の勉強をしている時に、何となく読んでいていては、全く頭に入らないのに、場面をそうぞうしながら読むと、スラスラ理解しながら読めるようになりました!
社会人の方は、スキマ時間や仕事終わりなど、疲れている時に読むことも多いと思います。
疲れていると、ただ文字を目で追っているだけの状態になりやすく、読んだ内容が頭に入ってきません。
「視覚化」読みは、簡単なことですが、最初は意識しないと忘れてしまう、大切な読み方です!
アウトプットしなきゃ読んだ意味ない!
読書は本を読んで終わりではありません。
いくら、読む前の準備や読み方に気をつけたとしても、アウトプットをしなければ、いずれ読んだ内容は頭から抜けてします。
だからこそ、読んだ後のアウトプットが大切なんです!
手軽にできるアウトプット法は、読んだ内容を他の人に話すことです!
実は、誰かに教えることを前提に本を読むことで、記憶の定着率が28%もあがることが、ワシントン大学の研究からわかっています。
もちろん、相手に話を聞いてもらうためには、相手の興味をひく内容を話す必要があります。
そこでテクニカルターム(専門用語)を効果的に使いこなすことが大切です!
単に、ネットでの炎上騒ぎに対して「炎上させている人は心が貧しい」なんて言っても、相手の心には刺さりません。
そこで、「人間にはシャーデンフロイデという感情があってね」と話し始めると、相手は「シャーデンフロイデって何だ!?」と、一気に興味を引くことが出来ます!
その後、シャーデンフロイデについて、相手にわかりやすく説明することができれば、効果的なアウトプットとなります。
もちろん、専門用語を使って話すことだけがアウトプットではありません。
あなたがダイエットの本を読んだします。
そうしたら、ダイエットに悩んでいる友人に読んだ内容を伝えることで、アウトプットになるうえに、相手の悩みの解決にもなります!
「話す相手がいない、、、」という方は、私のようにブログやYouTubeで発信することもアウトプットになります!
発信するのはハードルが高ければ、読書ノートを自分で作るのも、効果的なアウトプットです!
ノート術については、DaiGoさんの『超戦略ノート術』がとても参考になります!
YouTubeでアニメーションを使った要約しているので、よろしければご覧ください!
知識を操る超読書術を読んだ感想
本書を読むまで、本を全部読まないことには否定的でした(笑)
私がずっと最初から最後まで読むスタイルだったから、少し違和感があったのかもしれません。
やっぱり、全部読まないともったいないと感じてしまいます。
また、自分が飛ばしたところに、実は重要な情報があったらどうしようと不安にもなってしまいます。
しかし、よく考えると、本を1冊読んで、全て内容を覚えていることはなく、せいぜい、2~3個くらい身についた知識があればいい方です。
そう考えると、本を全て読むのは、必ずしも効果的とは言えず、むしろ自分の興味のある部分を読んでアウトプットするサイクルを多くの本で繰り返す方が、結果的に多くの知識を身につけることが出来るのではないかと思います。
また、全部読まなくていいと思えると、読書が苦手な人も取り掛かりやすいですよね!
本書は、読書で挫折した方や、読書で確実に成長したいという方に、とても役立つ本です。
ぜひ、『知識を操る超読書術』を読んでみて下さい!
ではでは。