今回は、マウンティングポリスさん著の『人生が整うマウンティング大全』を紹介していきます。
少し前にマウンティングおじさんが話題になったことがありました。
実際に職場にマウンティングおじさんがいて、イライラしているという方もいるかもしれません。
マウントを取るというと、あまりいいイメージはないかもしれませんが、実はマウンティングの使い方次第では、あなたの人生をいい方向へと導くことができるのです!
本書では、さまざまなマウンティングを研究されている著者によって、マウンティングを活用して、人生をよりよくするための方法が書かれています。
この記事では、その本書の中から、人生はマウントで攻略できる、超一流はマウントさせてあげる、マウンティングで夢や目標を叶える方法を紹介していきます!
マウンティング大全の要約
人生はマウントで攻略できる!
おそらく、皆さんの周りにもマウントとってくる人が一人はいると思います。
実際に周りにいなくても、SNSなどでマウントを取ろうとしている投稿を見ることがあると思います。
学歴や年収など、正直マウントを取られるといい気持ちはしないですよね?
中には、マウントを取られた時に、マウントを取り返してしまい、不毛な争いを生んでしまったことがあるという方もいるかもしれません。
このように、マウントを取ることは、ネガティブなイメージがある上に、あまりいい結果は生まないように思えます。
そのため、不毛な争いを生むマウンティングは、なるべく避けるべきなのです。
ですが、残念ながら人間の行動はマウンティング欲求によって支配されており、完全にマウンティングを回避することは不可能なのです。
我々は、どうしても他人と比べたがってしまう生き物です。
よく自己啓発本や、自己啓発系の動画では、他人ではなく過去の自分と比べろ、他人軸ではなく自分軸を持てといったことが言われます。
こういった話を聞いた時には、「自分の人生を生きるためには他人と比べることをやめた方がいいんだな」と納得できるかもしれません。
ですが、この考えをずっと持ち続けられる人は、ほとんどおらず、時間が経てばまた他人と比べるようになってしまいます。
だからこそ、無理に他の人と比べることをやめたり、マウンティング欲求を否定するのではなく、あなたの中にあるマウンティング欲求を理解して、それを意識的にコントロールすることが大切なのです!
意識的にコントロールすることができれば、マウンティング欲求があなたを上へと押し上げる言動力になったり、相手より優位に立ちたい場面で効果的に使うことができるなど、人生を切り拓くための武器として使うことができます。
本書では、一流の人が使うマウントのパターンとレシピが数多く紹介されております。
相手より優位に立ちたい、自分を大きく見せたいといった場合には有効的なものだと思います。
ですが正直個人的には、「こういう人がいたらウザいよな」と感じてしまいました。
もちろん、紹介されているマウントのパターンとレシピは、効果的なものもあると思いますし、読んでいてクスッと笑ってしまうものもありました。
そのため興味のある方は、ぜひ本書を読んでみてください!
この記事ではマウントを活用して人間関係を円滑に進めるための方法と、自分のマウント欲求を活用して、自分の夢や望みを叶える方法を紹介していきたいと思います!
超一流はマウントさせてあげる!
仕事において、周りと良好な人間関係を築くことは、とても大切なことです。
周りを味方につけることができれば、会議などで自分の意見を押してもらいやすくなったり、仕事を引き受けてもらえるなど、仕事を有利に進めることができるようになります。
そこで周りを味方につけるために効果的なのが、マウントさせてあげて、相手のメンツを立てるという方法です。
相手にマウントさせてあげることによって、相手はあなたにポジティブな印象を持つようになります。
ポジティブな印象を持ってもらうことができれば、相手はあなたに攻撃することはなくなります。
本書では、相手にマウントさせてあげるためのフレーズが11個紹介されていますが、この記事ではその中から3つ紹介していきます。
まず一つ目が、「まさに〇〇さんがおっしゃる通りでして」です。
会議などで意見を言う際に、このフレーズを前置きとして使うことで、相手にマウントポジションを提供することができます。
また相手は、自分の発言に同意を示してくれるあなたは味方に違いないと考えてくれるため、その後の議論をスムーズに進めることができるようになるのです。
続いて二つ目のフレーズが、「仰ることは論点として極めて重要だと考えております」です。
時には、相手が的外れなことを言ってくることもあると思います。
その発言者が上司の場合、なかなか言いづらいですし、反論すると角が立ってしまいます。
その時に、このフレーズを前置きに使うことで、相手は自分の意見は論点として極めて重要であると認められていると感じるため、あなたの意見を聞いてもらいやすくなるのです。
では3つの目のフレーズが「うまくお伝えできておらず恐縮ですが」です。
前に伝えているはずなのに、相手が忘れていた、覚えていなかったということがあると思います。
仕事でミスコミュニケーションが起こると、納期が遅れるなどの問題が発生してしまいます。
その時、つい「以前にお伝えしておりましたが」と言いたくなると思いますが、それでは嫌味っぽく聞こえてしまい、相手といい関係を築くことができません。
そこで、このフレーズを使うことで、こちらの伝え方が悪かったと明示することができ、相手との関係を悪化させてしまうことを防ぐことができるのです。
ここまで、相手にマウントさせてあげるためのフレーズを3つ紹介しました。
この記事で紹介できていないフレーズも、とても役立つものですので、ぜひ本書を読んでみてください!
マウンティングで夢や目標が叶う!
よく成功したプロスポーツ選手が、学生時代にノートや紙に夢を書いてたといった話を聞くことがあると思います。
他にも、ビジネス書などで、夢は紙に書くことで叶うといったことが書かれていることがあります。
このように、実際に夢や目標を紙に書いたことが成功につながったケースは多くあります。
またプライミング効果など、紙に書くことの効果を裏付けるものもあります。
ですが、残念ながら多くの人は、夢や目標を紙に書いても、それを達成する前に諦めてしまいます。
その原因には、その夢や目標を達成した時のワクワク感が大幅に不足していることが挙げられると本書では書かれています。
確かに、最初に夢や目標を掲げた時は、モチベーションも高く、成功した瞬間を想像することでワクワクすることができます。
ですが時間が経つにつれて、そのワクワク感も無くなってしまい、熱も冷めてしまいます。
その結果、達成する前に諦めてしまうのです。
そこで効果的なのが、夢や目標をそのまま書くのではなく、マウント化した状態で紙に書くことです。
夢や目標を達成して、自分はどのようにマウントをとっていきたいのかを言語化していきます。
人は、周りよりも優位に立ちたい、周りから認められたいと強く思う生き物です。
そのマウンティング欲求を活用して、夢や目標を書くことで、よりあなたを行動へと駆り立てることができるようになります。
私もyoutube登録者数10万人という目標がありますが、確かに単に10万人を達成するだけでは、ワクワク感が少ないと思います。
そこで10万人を達成して家族から褒められる、周りに自慢した時にすごいといってもらえるといったことを想像すると、ワクワク感が出てきます。
実際に自慢しまくるとあまり関わりたくない人だと思われてしまいますが、夢や目標を達成して周りにマウントを取ることで気持ちよくなる瞬間を想像することで、意欲を駆り立てることができるのには納得できます。
マウントを取るというとネガティブなイメージがありますが、使いようによっては、自分を動かす原動力にすることもでき、人生を切り拓く武器として使うこともできるのです。
これまで夢や目標を立てても、途中で挫折してしまっていたという方は、ぜひマウンティング欲求を活用して紙に書き出すことを試してみてください!
本書では、この記事では紹介しきれていないマウンティングの活用法がまだまだ紹介されています。
そのため、興味のある方はぜひ本書を読んでみてください!
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ではでは。