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要約&書評

【要約&書評】科学的に証明された自分を動かす方法

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今回は、アイエレット・フィッシュバック氏著の『科学的に証明された自分を動かす方法』を紹介していきます!

本書は、シカゴ大学で教授を務められており、世界トップクラスの心理学者である著者によって、あなたの思いのままに「やる気」をコントロールするための方法が書かれています。

みなさんには、新しく目標を立てたものの、やる気が続かなく、途中で諦めてしまった経験はないでしょうか?

ダイエットや資格の勉強、副業など、どの目標を設定するにしても、ある程度の期間、継続することが必要です。

ですが、モチベーションややる気を継続することは難しいと感じますよね?

そこで本書を読むことによって、我々のやる気のメカニズムを理解し、やる気を上げる方法、維持する方法を知ることができます。

この記事では、本書の中でも、特に挫折が起きやすい時期に、モチベーションを保つための方法を紹介していきます。


科学的に証明された自分を動かす方法の要約

進捗確認があなたのモチベを上げる!

進捗確認を行うことは、あなたのモチベーションを保つために、とても重要なポイントになります。

皆さんには、カフェのスタンプカードで、一杯無料に近づくごとに、そのカフェに行く頻度が高くなった経験はないでしょうか?

実際に私の妻は、ゴンチャという店によく行くのですが、サイズフリーや一杯無料に近づくと、行く頻度が高くなります。

来店してスタンプが押されることで、徐々に目標に近づくため、行動に対する意欲が湧いてきます。

そのため、進捗を確認して、目標に近づいていることを認識することが、モチベーションを高めるためには必要なことになります。

では、進捗確認を行う際に、次のどちらで行うことが効果的でしょうか?

 

①もう半分終わった

②まだ半分しか終わっていない

 

これまでの内容を振り返ると、目標に近づいていることを認識することで、モチベーションが高くなるのだから、①もう半分終わったがよさそうに思えますよね?

しかし、②まだ半分しか終わっていないも、状況によっては、①もう半分終わったよりも効果を発揮することがあります。

②まだ半分しか終わっていないと考えることで、自分の進捗不足を認識することができます。

進捗が不足しているのだから、もっと頑張らなくてはと自分にはっぱをかけることができます。

そのため、どちらがより優れているということはなく、あなたの置かれている状況によって使い分けるべきなのです。

では、どのように使い分けていけばいいのか?

この2つを使い分けるポイントは、あなたの目標に対する決意です。

あなたの目標に対する決意が、まだ固まっていない場合、①もう半分終わったを使いましょう。

例えば、仕事で昇進するという目標を立てたとしましょう。

もし、あなたの中で「昇進出来たらいいな」とくらいの決意場合、まだこれくらいしか終わっていないと、進捗不足を意識するのはつらいですよね?

当然、それではモチベーションが下がってしまうわけです。

その場合は、もう半分おわったと、これまでの進捗を意識することが効果的です。

逆に、「この仕事で絶対に成功してやる!」と、あなたの中で決意が固い場合、①もう半分も終わったと満足してしまうよりも、②まだ半分しか終わっていないと、進捗不足を痛感して、自分にはっぱをかけることが効果的になります。

また、あなたがどれくらいの経験を積んできたかによっても、使い分けることが大切です。

まだあなたに経験がない場合、自分にとってどれくらい重要な目標なのか、また自分が本当に好きなことなのか、よく分かっていない状態です。

そのような段階の場合は、自分ができた行動を意識することによって、徐々に決意も固まっていきます。

そのため、あなたが特に初心者の場合は、①もう半分も終わったを使っていきましょう。

逆に、あなたがベテランの場合は、自分が本当に好きなことなのか?向いていることなのか?と考える必要はなく、決意は固まっています。

その場合は、②まだ半分しか終わっていないと、進捗の不足を認識した方が、モチベーションを上げることができます。

このように、進捗の確認の仕方は、あなたが目標に対してどれくらいの決意を持っているのか、また経験を持っているのかで、変えていくことが大切です。

 

中だるみの対処法

モチベーション管理で一番大変なのは、中だるみだと思います。

学生時代の受験勉強やテスト勉強を思い出してみて下さい。

きっと、勉強を始めたばかりの時は、モチベーションが高かったはずです。

また、終盤に近付くにつれて、ラストスパートがかかり、モチベーションも高まっていたと思います。

ですが、中盤はどうだったでしょうか?

序盤や終盤のように、高いモチベーションを維持することはできていたでしょうか?

おそらく、中盤にさぼってしまった、中だるみをしてしまった経験がある方は、多くいると思います。

そして、ダイエットや勉強などに失敗してしまうのも、中だるみが原因で、継続できなくなってしまうことが原因だと思います。

我々がなかだるみをしてしまうのは、仕方のないことです。

ですが、目標を達成するためには、なかだるみを乗り越える必要があります。

そこで、本書ではなかだるみを乗り越える方法として、短い期間で下位目標を作ることがオススメされています。

実際に私も大学時代に、TOEICと英検の勉強をしていた際に、下位目標を作ることを実践していました。

大学時代の私は、英語が全くできず、大学1年時はTOEIC400点台でした。

そこから、大学を卒業するまでにTOEIC990点、英検1級を最終的な目標にして勉強をスタートしました。

TOEIC400点台からTOEIC990点、英検1級を取得することは簡単なことではありません。

それなりに勉強時間は必要になりますし、大学の勉強もあるため、勉強時間の全てを英語学習に使えるわけではありません。

そのため、最初から長期戦になることが分かっていました。

そこで私は、3か月後のTOEICのテストでは、600点を取る、半年後までには730点を達成するのように、下位目標を立てていました。

下位目標を立てていたことや、TOEICや英検が定期的に開催されている試験ということもあり、大学在学中の4年間は、毎日英語学習を継続することができました。

特にTOEICは、ほぼ毎月開催されていたため、なかだるみすることがありませんでした。

このように、最終的な目標に加えて、短期的な下位目標を設定することによって、中間の期間を短くすることができます。

中間の期間を短くすることができれば、中だるみを防ぐことができ、途中で失敗に終わってしまうことも減ります。

そのため、なかだるみで失敗することを防ぐために、短い期間で下位目標を作っていきましょう!

 

 

 

失敗から学び、モチベにする方法

成功より、失敗の方が学びが多いとよく言われます。

ですが、みなさんは失敗から多くを学ぶことができているでしょうか?

失敗から学ぶことが多いことは、頭の中では分かっていても、実行することは難しいですよね?

また、失敗したことで続ける意欲がなくなってしまうこともあります。

どうしても、失敗からは目を背けたくなるものです。

しかし、目標が難しければ難しいほど、失敗から学び、モチベーションを維持しなければいけません。

そこで本書では、失敗を乗り越える方法として、次の4つが紹介されています。

 

①進捗を確認する

②学習思考のマインドセットを持つ

③距離を置く

④似たような問題に苦戦している他人にアドバイスをする

 

まず1つは、進捗を確認するです。

失敗をした時に、失敗の原因を進捗の遅れとして捉えることが大切です。

失敗の原因を自分の能力や自分の意志の弱さなどのせいにしてしまうと、やる気がなくなってしまいます。

そのため、進捗が遅れているからうまくいかなかった、もっと進めれば次は成功できると考えることで、モチベーションが下がってしまうのを防ぐことができます。

次に、学習思考のマインドセットを持つことも重要です。

学習思考のマインドセットとは、成長を重視して学んでいこうとする考え方です。

結果だけをみたら失敗かもしれません。

しかし、成長という面で考えると、失敗は無駄なものではなく、あなたを成長させてくれるものです。

失敗をしたからといって、目標の達成から遠ざかっているわけではありません。

むしろ、失敗という経験を積み、そこから学ぶからこそ、目標の達成に近づくことができます。

3つめは距離を置くことです。

これは、失敗から目を背けることではありません。

距離を置くとは、その失敗が、他人に起こったことだと考えることです。

我々は、自分の成功や失敗から学ぶよりも、他人の成功や失敗からの方が学習することができます。

実際に、自分の同僚が上司から怒られていたら、「同じことはしないように気をつけよう」と考えると思います。

その際に、自分が怒られているわけではないので、その失敗から目を背けたくはならないと思います。

同じように、自分がしてしまった失敗も、他人に起こったことだと考えることによって、失敗から目を背けることを防ぐことができます。

最後は、似たような問題に苦戦している人にアドバイスしてみるです。

自分がうまくできていないのに、人にアドバイスをするのは、ためらってしまうかもしれません。

ですが、他人にアドバイスをすることで、モチベーションを取り戻し、自信が回復することが、研究からも分かっています。

アドバイスをするためには、これまで自分が学んできたことを振り返る必要があります。

その時に、自分がどれだけ積み重ねてきたかを思い出すことができます。

また、アドバイスをするなら、失敗を乗り越えるために、今後の行動計画を立てる必要があります。

行動計画を立てることによって、あなたのモチベーションを取り戻すことができます。

さらに、他人にアドバイスをするという行為は、あなたの能力に対する自信を高めることができます。

そのため、失敗をした時こそ、他人にアドバイスをしてみることが効果的なのです。

これまで、失敗から挫折してしまい、目標を諦めてしまったという方は多くいると思います。

そういった方は、ぜひ今回紹介した4つの方法を試してみてください!

 

科学的に証明された自分を動かす方法を読んだ感想

 

私は、失敗から学ぶことができず、youtubeの運営に失敗してしまいました。

自分では、継続することに自信はあったのですが、挫折してしまい、動画投稿を半年以上も止めてしまいました。

ですが、本書を読むことによって、当時私がしてしまった失敗を学ぶことができました。

そのため、本書を読んで学んだことは、youtube活動を再開した私にとって、とても有益なことだと思います。

私と同じように、やる気やモチベーションで苦しんでいるという方は、ぜひ本書を読んでみてください!


ではでは。

 

 

 

 

 

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