今回は、堀江貴文さん著の『金を使うならカラダに使え。』を紹介していきます。
実は今欧米の医学会では、老化は病だと言われています。
それは老化が体のあらゆる組織の機能を低下させて、病気を引き起こすからです。
ということは、老化を防ぐことができれば、元気に過ごせる健康寿命を伸ばすことができるのです。
そこで本書では、最先端医療や研究を8年以上取材され、実際にご自身でも実験されている堀江さんによって、老化を防ぎ、健康に長生きするための方法がまとめられています。
この記事では、その本書の中から健康診断に投資せよ、あなたはちゃんと歯を磨けていない、大腸がんは助かる病気の3つについて紹介していきます。
金を使うならカラダに使え。
健康診断に投資せよ!
皆さんは、毎年健康診断に行っているでしょうか?
私は夜勤勤務があるため年に2回受けています。
もしかしたら中には、健康診断に行くのがめんどくさくて先延ばしにしている、健康診断に行っても、結果は確認しないで捨ててしまっているという方いるかもしれません。
また健康診断前だけ頑張ってお酒や食事に気を使うという人もいると思います。
多くの方は薄々気づいていると思いますが、健康診断前だけ頑張って数値をよくしようとすることは意味がありません。
健康診断において大切なことは、数値を通して体の変化を把握することなのです。
去年と比べて数値が悪くなっているところがあれば、生活習慣を見直したり、必要なサプリを取り入れるなど対処することで、将来的に思い病気にかかってしまうことを防ぐことができます。
そのため、健康診断は毎年受け続けて、しっかりと過去の数値とも比較をすることが大切なのです。
また一般的な健康診断には含まれていない、より専門的な検査を受けることも、健康な体を維持し続けるためには大切です。
実際に堀江さんは、テストステロン値の血液検査をしたり、自費で大腸内視鏡検査を受診されているそうです。
特に大腸がんに関しては、後ほども紹介しますが、大腸内視鏡検査を受けることで、ホリープが見つかった場合、その場で切除することができ、その後にがん化してしまうことを防ぐことができます。
病気は自覚症状がないまま進行が進んでしまい、症状が出るころにはすでに手をくれになっているというケースも多々あります。
そのため、今は自覚症状がないから健康診断は受けなくて大丈夫というわけではなく、早期に発見するためにも定期的に健康診断や精密検査を受けることが大切なのです。
もし数値に異常があれば、病気になる前に防げるかもしれませんし、例え病気にかかってしまっていたとしても、早期に対処できれば、深刻な症状になってしまう前に治すことができるかもしれません。
私も健康診断の結果をみて一喜一憂してしまい、その後の生活にいかせていなかったので、健康診断への考え方を改めたいと思います。
あなたはちゃんと歯が磨けていない
皆さんは、毎日ちゃんと歯を磨けているでしょうか?
このように質問をすると、おそらく「大人なんだからちゃんと磨けているよ」と感じる方もいるかもしれません。
ですが実際には、ほとんどの人は歯が磨けていないのです。
石川歯科医院の石川院長によると、セルフの歯磨きで汚れを完全に取り切るのは、ほぼ不可能だそうです。
歯科医院で歯のクリーニングを受けた方であればわかると思いますが、プロが歯を傷つけずに綺麗に歯を磨く場合、何種類もの道具を使い分け、短くても15分ほどは時間をかけて磨きます。
プロがやっても綺麗に磨くにはそれだけの時間と労力がかかるのだから、一般の人が市販の歯ブラシで数分磨いた程度では、汚れを取り切ることはできないのです。
そして取り切ることができなかった歯垢の中で歯周病菌が繁殖してしまい、歯周病にかかってしまうのです。
厚生労働省の統計によると、歯を失う一番の原因は歯周病だと言われています。
さらに歯周病菌は歯だけでなく、体全体にも悪影響を及ぼします。
歯周病菌は歯茎から血管内に入ったり、胃液で死滅しなかった菌が腸壁から血管に入ってきてしまいます。
その結果、心筋梗塞や脳梗塞にかかるリスクが高まってしまいます。
そのため定期的に歯科医で歯石クリーニングを受けることで、歯だけでなく体全体の健康を維持することができるのです。
また歯石クリーニングを定期的に受けることで、歯に異常があれば、その場で見つけることもでき、早期に対処することが出来ます。
そして歯ブラシを使った歯磨き以外にも、個人で今から始められることもあります。
それが歯間ブラシです。
歯間ブラシを使うことで、歯の間に溜まる歯石の量を減らすことができたり、掻き出すときに酸素にさらすことができ、毒性の強い菌の発生を遅らせることができます。
そのため、歯は普段の歯磨きと歯間ブラシに加えて、定期的に歯科医院で歯石クリーニングを受けることが大切です。
大腸がんは助かる病気
年間5万人をこえる人が大腸がんによって亡くなっています。
ですが大腸がんは、早期発見でステージ1の場合、90%を超える確率で助かる病気なのです。
実際に堀江さんの友人は、便潜血検査で陽性だったことで、内視鏡検査をしたところ、ステージ3の可能性のある大腸ガンが見つかり手術を受けたそうです。
ステージ3の可能性がありましたが、実際にはステージ1であり、現在は問題ないそうです。
毎年多くの人が大腸がんによって亡くなっていますが、大腸がんは予防と検診によって防ぐことができるのです。
予防については、国によって第一予防から第三予防まで作られています。
第一予防とは生活習慣の見直しです。
禁煙や節酒、運動が推奨されており、特に飲酒は一日の純アルコール量が約20mlという目安がでています。
続いて第二予防とは、がん検診による早期発見と早期治療です。
先ほども紹介した通り、大腸がんは早く見つけることができれば、かなり高い確率で助かる病気です。
最後に第三予防は外科手術後に再発防止のための抗がん剤治療などです。
まだ大腸がんにかかっていない人ができることは、第一予防と第二予防になります。
特に大腸がんは、強力な原因が見つかっていないため、検診によって早期発見をすることが大切です。
ですが自覚症状がないからという理由で精密検査を受けない人が多くいます。
他にも時間がない、費用がかかる、痛そう、恥ずかしいなど、様々な理由があると思います。
しかし、自覚症状が出てからでは手遅れになってしまう可能性もあります。
また最近では、麻酔や鎮痛剤を使った内視鏡検査も広がっています。
そのため、寝ている間に検査が終わるものもあります。
さらに内視鏡検査では下剤を使うため、検査後に便秘が解消されたり、スッキリするという効果もあります。
早期に見つかれば助かったはずなのに、検査を先延ばしにしていたことでガンが進行してしまい手遅れになってしまうのは、とても勿体無いことだと思います。
そのため、40歳、50歳になったら定期的に検査を受けることが大切だと思います。
本書では、この記事では紹介しきれていない、老化や病気のリスクを下げる方法がまだまだ解説されています。
そのため、老化を予防して健康寿命を伸ばしたいという方は、ぜひ本書を読んでみてください!
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ではでは。