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【要約&書評】低コスト生活 がんばって働いている訳じゃないのに、なぜか余裕ある人がやっていること。

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今回は、かぜのたみさん著の『低コストライフ』を紹介していきます。

皆さんには、毎日頑張って働いているのに、なぜかお金が貯まらない、心に余裕がないという悩みはないでしょうか?

本書は、そういった方にぜひ読んで頂きたい1冊です!

本書では、月7万円で心地いい生活を実現している著者によって、心も生活も楽になる生活術が紹介されています。

この記事では、その本書の中から、低コストライフとは何なのか?また低コストライフを実現するための方法を3つ紹介していきます!

低コストライフの要約

低コストライフとは?

低コストライフとは、単に我慢して、めちゃくちゃ節約をして、お金を貯めようという生き方ではありません

本書では、低コストライフについて、次のように書かれています。

 

低コストライフは、お金の流れをととのえる過程を通して、「せねば」で身重になった自分の重荷をどんどん外していく作業であり、

「ありのままの自分で満足している状態」に戻るための手段たと、私は考えています。

『低コストライフ』より

 

私たちは、多くの「せねば」にとらわれて生きてしまっています。

実際に著者も会社員時代に、多くのせねばにとらわれた結果、一か月を次のような生活費で過ごしていたそうです。

 

家賃:約6万円

水道光熱費・通信費:約1万5千円

食費:約2万円

交際・娯楽費:約3万円

服飾・日用品費:約5千円

使途不明金:3~5万円

⇒合計16~18万円

 

周りからよく見られるために、ブランドの服を着なければ、本当は自炊したいけど、周りと合わせるために外でランチをしなくてはいけないのように、人によって様々なせねばがあると思います。

残念ながら、こういったしなければいけないと思い込んでいることにお金を使っていては、お金は出ていく一方ですし、幸せになることができません。

そして、日々のストレスをお金を使って発散するようになってしまうと、ますますお金が足りなくなってしまいます。

そこで低コストライフでは、せねばを取り外し、ありのままの自分で満足している状態を目指すのです。

単なる節約生活では、やりたいことを我慢するばかりでストレスがどんどん溜まってしまいます。

だからこそ、ありのままの自分で満足する状態に戻ることが大切で、それが達成できれば幸せ感じながらお金も貯めることができるのです。

また、低コストで生活をすることができれば、無理して正社員を続けなくてもいいという選択肢が生まれます。

実際に著者は、会社員を辞めて低コストライフを実践してから、月の生活費は次のように変わったそうです。

 

家賃:5万円

水道光熱費・通信費:約8600円

食費:約3900円

交際・娯楽費:約2800円

服飾・日用品費:0円

⇒約6万5300円

 

もちろん、人によって家庭環境が違ったり、生活している場所が違うため、全員が筆者と同じ生活費で生活できるわけではありません。

私は結婚しており、妻と子供がいるため、月6万円の生活は厳しいです。

ですが、本書に書かれていることを実践することで、本来使わなくていいことにお金を使ってしまうことを減らすことができたり、ありのままの状態を幸せに感じることが出来るようになると思います。

本書では、低コストライフを実践するための、お金、衣食住、思考と習慣の整え方、そして暮らしをキープするための心がけについて紹介されています。

この記事では、その中からお金のととのえ方を3つ紹介していきます。

 

貯金ではなく生活費を先取りせよ

皆さんは、一か月にどれくらいのお金を使っているか把握しているでしょうか?

お金に対して不安が生まれてしまう原因は、毎月の生活費がどれくらいか分かっていないからです。

どれくらいかかるか分からないからこそ、自分がどうすればいいのか分からず不安が大きくなってしまうのです。

そこで、まずは現在の生活費と理想の生活費を明確にしていきましょう。

この2つを明確にすることで、あなたがやるべきことが見えてきます。

例えば、現在1か月に15万円だとしたら、年間で180万円必要になります。

もし理想が月12万円でしたら、年間で144万円になり、削るのは月3万円で年間36万円になります。

削るべき金額が分かったら、どうすれば達成できるかを考えていきましょう。

そして、毎月の生活費を決めたら、生活費を先取りしましょう。

よく資産形成について書かれた本では、給料が入ったら貯金を先取りするべきだと書かれています。

私も貯金を先取りするべきだと信じていました。

しかし、貯金を先取りしていると、次の2つのことが起こってしまいます。

①収入によって生活水準が上下する

②余裕ができてもその分使いがち

昇格や転職などをして収入があがれば、当然使えるお金も増えます。

逆に給料が下がってしまえば、生活水準を下げざるおえません。

サラリーマンとして働いている以上、ずっと右肩上がりで給料が上げていくのは、かなり難しいです。

そんな中で、収入に一喜一憂しながら生活をしていては、心が疲れてしまいます。

だからこそ、最初に生活費を先取りすることで、収入がある程度変わっても、生活水準を一定に保つことで、無駄なストレスを感じなくて済むのです。

また、貯金から先取りをしていると、余剰金ができた時に、その分使ってしまうがちになってしまいます。

例えば、残業代が多く入ってきたときなど、普段よりも給料が高くなると、自分へのご褒美としてお金を使ってしまうことがあると思います。

もちろん、余剰金ができた時に、投資や貯蓄に回せればいいのですが、なかなかそうはいきませんよね?

そこで、生活費を先取りしておくことで、余剰金が入っても、使ってしまうことを防ぐことができるのです。

そのため、これまでお金を貯めることができなかった方は、まずは理想の生活費を決めて、削る部分を考えること、そして生活費が決まったら、給料が入ったときに生活費を先取りすることを試してみてください。

 

月の前半は使わずに後半に豪遊せよ

お金は使えば貯まりませんし、使わなければ貯まります。

そんな当たり前のことは全員が知っているはずですが、お金を貯めたいのに使ってしまう人が多くいると思います。

そこで、お金を貯められるようになるためには、お金を使うタイミングを決めましょう。

使うタイミングを決めることで、浪費が減り、楽しみにがより楽しみになります!

具体的には、月前半の出費は必要最低限の食料品を買うくらいにとどめて、後半に予算を使いたいところに使っていきます。

このように、お金を使うタイミングを決めておくことで、自分の意思を使うことなく、自然とお金の流れをととのえることができたと著者は書かれています。

実際に著者の一か月のお金の流れについて、本書では次のように書かれています。

 

第1週:片付けや掃除、仕事に集中、基本家にあるもので過ごす

第2週:家にあるもので過ごしながら、下旬の楽しみを計画しはじめる

第3週:やりたいことにお金を使いはじめる

第4週:思いっきり豪遊!

『低コストライフ』より

 

著者は、この月前半にお金を使わずに、月後半に豪遊する方法を採用してから、お金を楽しんで使えるようになったそうです。

私たちは日々お金を使って生活をしたり、やりたいことをやっています。

しかし中には、それほどやりたくないことまでにお金を使ってしまっていることもあります。

そこで、お金は後半に使うと決めておくことで、自然と優先順位が低いものの消費を削ることができます。

さらに、お金を使わない月前半は、やるべきことに集中することができます。

確かに私もウイスキーにハマるようになってから、酒屋さんめぐりが多くなり、読書や動画作成に費やす時間が少し減ってしまいました。

そのため、ウイスキーは第3~4週にまとめて買うと決めておけば、今よりも多くの時間を読書やyoutube活動にあてることができるのではないかと思いました。

 

お金を使う前に頭を使え

皆さんは、休みの日など気分転換をしたいときに、何をするでしょうか?

もしかしたら、何か買いに行ったり、外食をする人もいるかもしれません。

当たり前ですが、気分転換をしたり、ストレス発散をするためにお金が必要と思い込んでいては、支出が増えてしまいます。

そこでお金を使うのではなく、今手元にあるものでやってみる習慣をつけると、低コストライフの入り口に立つことができます。

本書では、浪費が多くなってしまうのは、これが欲しいという欲求が強いわけではなく、手元のお金に頼ってしまって、考えるのを怠けているというのが実態に近いと書かれています。

確かに私も、休日になると気分転換にショッピングモールにお出かけをして、昼は外食することが当たり前になっていました。

ですが、考えてみれば家でゆっくり過ごしたり、近くに緑の多い公園で、そういったところで家族とゆっくり過ごすことで、十分気分転換はできると思います。

私も最近、ランニングをしているのですが、緑の多い道を走っていると、気分が晴れてくるのを感じます。

ランニングでなくても公園を散歩したり、図書館で本を読む、家で絵を描くなど、お金を使わずに気分転換をする方法は色々あると思います。

そういった0円で楽しめるネタ帳を作っておくことで、今日は何をしようかなと思ったときに、お金を使う前に実行に移すことができます。

本書では、この記事では紹介しきれていない、低コストライフ術がまだまだ解説されています。

そのため、頑張って働いているのに、なぜかお金が貯まらない、余裕がないという方は、ぜひ本書を読んでみて下さい!

 

ではでは。

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