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要約&書評

【書評&要約】ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために

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今回は、ドリー・クラーク氏著の『ロングゲーム 今、自分にとって一番意味のあることをするために』という本を紹介していきます。

本書の著者である、ドリー・クラーク氏は、デューク大学フクア経営大学院とコロンビア大学ビジネススクールのエグゼクティブ教育コースで教鞭をとられています。

また、グーグルやビル&メリンダ・ゲイツ財団、世界銀行などをクライアントにもち、公園やコンサルティングも行っています。

さらに、世界で最も影響力のある経営思想家ランキング「Thinker50」に2019年、2021年の2度ラインクインされています。

本書は、そんな世界で活躍されている著者によって、短期的な成果ばかりを求められる現代において、長期的な目標をもつことの重要性について書かれています。

実は私も、短期的な成果やタスクばかりに気を取られてしまっていました。

私は、この2020年ごろからyoutubeで動画をあげてきましたが、半年前から動画が伸びなくなってしまいました。

そして、短期的な成果を求めるばかり、自分が本当に読みたい本よりも、伸びそうな本の紹介を優先してしまい、その上動画伸びず、苦しくなってしまいました。

その結果、半年以上も動画をお休みしてしまいました。

しかし、その時に長い目で見れていれば、ロングゲームをプレイできていれば、「うまくいかない時期があるのは当然」「この状況が永遠に続くわけではない」と考えることができたと思います。

本書を読んで私は、本当にやりたかったことを見つめ直し、Youtubeに戻ってくることができました。

残念ながらこの半年間という時間は戻ってくるわけではありませんが、今では、この半年間は本書に出会い、ロングゲームをプレイするための充電期間だったのかなと捉えることができています。

そのため、本書は一度挫折をして諦めてしまった方や、自分の本当にやりたいことができていないと感じる方に役立つ一冊だと思います!

この記事では、本書の中から、なぜ今、ロングゲームが必要なのかと 、ロングゲームをプレイするための重要なポイントを紹介していきます!


ロングゲームの要約

なぜ今、ロングゲームが必要なのか?

みなさんは、日々やらなければいけないことに追われていないでしょうか?

あれをやらなきゃ、これをやらなきゃで、日々細かいタスクをこなすだけで、一日中が終わってしまっていないでしょうか?

タスクをこなした瞬間は、達成感があるかもしれません。

ですが、ここで一旦止まって考えてみてください。

それはあなたが本当にやりたかったことでしょうか?

あなたが日々こなしていることは、あなたの生きたい人生、目標のステップになっているでしょうか?

もちろん、自分のやりたいことだけをやって生きていけるわけではありません。

しかし、何も考えずに、日々のタスクをこなしているだけでは、五年後、十年後、ふとした時に「これが本当に自分のやりたかったことなのか?」と不安に感じる日がやってきます。

それでは、あなたは自分を見失ってしまっている状態です。

自分を見失った状態で、ただ忙しい日々を送ることは、あなたの理想ではないはずです。

また現在は、人生100年時代と言われています。

さらに、現代社会は恐ろしいスピードで変化していっています。

働き方や学び方、人間関係など、あらゆる面で変化が起こっており、未来が不透明な時代と言えます。

そのような現代に置いて、日々、短期的なタスクばかりこなしているだけでは、行き当たりばったりで、何の成果も得られなくなってしまいます。

だからこそ、あなたの灯台となる長期的な目標が必要となるわけです。

あなたが目指すべき長期的な目標があれば、変化が激しく、未来が予測できなくても、あなたが進むべき道を見失わなくて済みます。

あなたの本当に生きたい人生を歩むためにも、あなたの人生を最大限に充実させるためにも、長期的な目標が必要になり、ロングゲームをプレイすることが大切になります。

本書は、余白、集中、信念の3つのパートに分かれています。

どれも、ロングゲームをプレイするためには、重要なポイントになります。

まず余白では、あなたの目標を達成するための時間を作ります。

続いて集中では、あなたの長期的な目標を見つけます。

最後に信念では、長い道のりの中で、障害や挫折を乗り越えるための方法を学んでいきます。

それでは、これから3つのポイントについて、重要な部分を紹介していきます!

 

 

ロングゲームをプレイする3つのポイント

余白

ロングゲームをプレイするためには、時間が必要です。

どんなゲームでも、まずはプレイする時間がなければ先に進むことができません。

あなたの目標も同じです。

目標を達成するためにも時間が必要です。

そのため、日々、目標のための余白を作る必要があります。

しかし中には、「忙しくて時間がないよ!」「余白の時間が欲しいよ!」という方もいるかもしれません。

では、なぜあなたは、私たちは忙しいのか?余白の時間を作ることができないのか?

本書では、私たちには、忙しい状態を密かに歓迎していることが理由であると書かれています。

忙しい状態を密かに歓迎しているとはどういうことなのか?

誰だって忙しいよりは、ゆとりがある方を好むと思います。

しかし、忙しいことで、「自分は価値のある存在だ」と感じることができます。

仕事がたくさんあると、自分は周りから求められている、社会から必要とされていると感じることができます。

そのため、忙しいのが嫌だと口では言っていたとしても、心の奥底では、密かに忙しさを歓迎しているのです。

そして、忙しさを改善するための行動を起こさなくなってしまいます。

しかし、それでは、あなたの長期的な目標を達成することはできません。

あなたの目標を達成するための余白を作るためには、まずはあなたによって一番大切な予定を真っ先に書きましょう。

何も考えずに日々やらなければいけないことをこなしていると、どうしても余白を作ることができません。

また、パーキンソンの法則という言葉がある通り、私たちには、仕事の量に関わらず、与えられた時間をギリギリまで使ってしまう傾向があります。

だからこそ、最初にあなたの大切な目標を予定に入れておくことが大切なのです。

加えて、人からの誘いや頼みに「ノー」と言えることが大切です。

人からの誘いや頼みに「ノー」と言うことは心苦しく難しいことかもしれません。

しかし、あなたの時間を他人にばかり使っていては、余白が消えてしまいます。

そのため、あなたの目標達成に関係がないことや、あなたが心からやりたいと思えないことには、「ノー」ということが大切です。

本書でも、「ノー」という言葉は、ロングゲームにおいて究極の武器であると書かれています。

 

 

集中

ロングゲームをプレイするためには、目標の設定がとても大切です。

どんなゲームも目標があるからこそ、目標を達成するためにプレイし続けることができます。

そのため、あなたの長期的な目標を考えてみてください。

とはいえ、「なかなか思いつかないよ、、、」という方もいるかもしれません。

本書では、そういった方は「自分の興味に最適化する」という方法がおすすめされています。

あなたにとって面白いと思えることでなければ、ロングゲームをプレイする気にはなれないはずです。

しかし中には、「興味のあることも思いつかない」という方もいるかもしれません。

そういった方は、自分の時間の使い方を振り返ってみましょう。

仕事以外の時間は、ダラダラとスマホをみているという方もいるかもしれません。

そういった場合でも、スマホで何をみているのか、例えばニュースアプリでプロ野球の結果を見ているなど、パターンを見つけることが大切です。

あなたが無意識に何に時間を使っているのかを把握することができれば、そこから長期的な目標を立てることができるかもしれません。

そして、長期的な目標を立てる上で大切なのは、現状の犠牲者にならないことです。

中には、「興味を持っていることはあるけど、自分には達成できないよ」と感じる方もいるかもしれません。

もちろん、現時点では達成可能ではないかもしれません。

しかし、この現状はこれからもずっと続くわけではありません。

ロングゲームをプレイすることで、着実に積み重ねていくことができ、目標を達成することができます。

むしろ、現時点で達成可能なことであれば、長期的な目標にする意味がありません。

そのため、今目標を決める時には、現時点は考えすぎないことが大切です。

これまで長期的な目標を立ててこなかったという方は、ぜひ作った余白の時間でじっくりと考えてみてください!

 

 

信念

「一夜にして成功するには10年が必要だ」

この言葉は、本書に書いてあることの中で、一番私の心に響いた言葉です。

成功した人は、多くの場合、成功した瞬間にスポットライトが当てられます。

そのため、特別な才能があった、運がよかったから成功できたと思えてしまうかもしれません。

しかし、多くの成功の裏には、何年、何十年もの積み重ねがあります。

とはいえ、何年も何十年も努力を続けることは簡単なことではありません。

長期的な努力を継続するために必要なのが、戦略的忍耐です。

あなたの目標を達成するために必要な努力を理解して、それを続けることで、ゴールへと辿り着くことができます。

もちろん、努力を続けていく途中、困難や挫折にぶち当たることもあると思います。

そういった時は、次の3つのことについて考えてみましょう。

 

①なぜ私はこれをしているのか?

②ほかの人はどうやって成功したのか?

③信頼できる人は何と言っているか?

ロングゲームより

 

まず、あなたなぜその努力を続けているのかを考えることが大切です。

長期的な目標を達成するためという理由でも十分ですが、なぜ目標を達成したいのかを考えてみることも効果的です。

目標を達成したい理由を見つけることができれば、より今やっていることに意味を感じることができます。

続いて、成功をした人を参考にすることが大切です。

間違った努力を続けていては意味がありません。

あなたの目標を既に達成している人を見つけ、その人がどうやって達成したのかを調べてみましょう。

私の場合、YouTubeの登録者数10万人が目標です。

そのため、同じジャンルの人で10万人以上を達成された方が、どれくらいの期間、どれくらいの本数投稿していたのかなどが参考になると思います。

そして最後に、成功までの道のりを知っている人たちにアドバイスをもらうことも効果的です。

これは一見難しく感じるかもしれません。

しかし、今では多くの方がyoutubeに動画を投稿していたり、オンラインサロンを運営されています。

そういったプラットフォームを活用することで、実際に成功している人からヒントやアドバイスをもらうことができます。

実際に私も、ポケモンカードを本気でやっていた時は、有名なポケモンカードプレイヤーのyoutubeコミュニティに入っていました。

そこで色んな情報をもらい、実践していくことで、実際に自分も大会で準優勝という結果を残すことができました。

そのため、自分のロールモデルになる人からアドバイスがもらえる環境を作ることは、本当に大切なことだと思います。

ロングゲームをプレイしていると、どうしても辛い時期はあります。

そういった時、今回紹介した3つのことについて考えてみてください!

 

ロングゲームを読んだ感想

 

この記事の冒頭でも書いた通り、私は短期的な成果を求めるばかり失敗してしまいました。

そして危うく、何も達成しないまま、自分の生きたい人生、やりたいことからドロップアウトしてしまうところでした。

しかし、運よく本書に出会えたおかげで、また自分の生きたい毎日を取り戻すことができていると思います。

そのため、本書に出会うことができ、本当によかったと思っております。

現在、私と同じようにやりたいことを諦め、悶々とした日々を送っている方や、なんとなく忙しい日々を過ごし、自分のやりたかったことを見失ってしまっているという方は、ぜひ本書を読んでみてください!


 

ではでは。

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