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【要約&書評】お金が増やせるのはどっち?投資家思考の鍛え方

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今回は、角田和将さん著の『投資家思考の鍛え方』を紹介していきます!

皆さんは、これから投資を始めたいと思っている、投資で資産を増やせるようになりたいと考えていないでしょうか?

本書はそういった方に役立つ1冊です。

本書の著者である角田さんは、国内最大規模のオンライン投資スクールで認定講師として活動され、1000名以上の受講生に対して教育を行ってきました。

そして現在は、投資関連の取材や、トレード手法の開発、投資イベントの講演など、多岐にわたってご活躍されています。

本書では、そんな著者によって、投資家思考を鍛えるための方法が書かれています。

この記事では、その本書の中から、お金が貯まったら現金以外のものに換える、新聞よりもスーパーのチラシを読め、投資を始める前にやると役立つもの、投資を始めるタイミングはいつか?の4つについて紹介していきます!

 

お金が増やせるのはどっち?投資家思考の鍛え方の要約

お金が貯まったら現金以外のものに換える

お金が貯まったら銀行に預けるという方は、多くいると思います。

ですが、資産家はお金が貯まったら、資産価値のあるものにどんどん変えていきます。

現在の銀行の金利は、かなり低く、預けてもお金はほとんど増えません。

ですが、高値で売れるものにお金を換えておくと、お金に困った時に、銀行の利息よりはるかに高いお金で売ることができます。

例えば、銀行の金利が0.02%の場合、10万円を預けても、1年で20円しか増えません。

そこで、その10万円で限定品の時計を買うとします。

買った時点では、手持ちから10万円がなくなってしまいますが、もし1年後にその時計の価値が15万円、20万円に上がっていた場合、売ることで、買ったときよりも高い金額を手に入れることができます。

このように、資産家がする買い物は、ただの浪費ではなく、お金が別のものに形を変えているだけなのです。

その結果、銀行で貯金するだけでは得られない価値を手にしているのです。

資産家がお金を換える先は、時計以外にも、株や不動産、貴金属、車など様々あります。

今すぐにお金を見せてと言われても、あまり大金を出すことができないかもしれませんが、資産家には今すぐに持っているものを現金化できるという強みがあるのです。

また現金をたくさん持っていたとしても、お金の価値が下がってしまう可能性もあります。

私が以前に紹介した、上念司さん著の『経済学で読み解く 正しい投資、アブない投資』の中でも、日本は長いデフレから脱却して、これからはインフレに向かっていくと書かれています。

インフレとはものの価値が上がって、お金の価値が下がってしまうことです。

そのため、特にこれからの時代は現金を銀行に預けているだけでは、インフレによって、どんどん資産価値が目減りしていってしまうのです。

だからこそ、お金は銀行に貯金するだけでなく、資産を増やすために使うということも大切なのです。

 

新聞よりもスーパーのチラシを読め!

中には、投資力を高めるために、新聞に載っている株価の一覧を読んでいるという方もいるかもしれません。

もちろん、新聞を読むことも勉強になると思いますが、本書ではそれよりもスーパーのチラシを読むことをおすすめしています。

生鮮食品は天候や収穫量によって値段が左右されやすく、市場の動きとの関連性もわかりやすくでます。

スーパーのチラシを読み続けていると、今日は魚が安い、野菜の値段が上がっているなど、意識的に価格を見るようになります。

それを繰り返すことで、投資力を上げることができるのです。

また生鮮食品の値段が上がる要因は天候以外にもあります。

戦争などにより原油価格が上がってしまうと、食品の輸送費や野菜の収穫にかかるコストが上がるため、商品の値段が上がってしまいます。

さらに野菜を原料に加工食品を作っている場合、材料費が上がってしまうため、企業の利益が減ってしまう可能性もあります。

利益が減ってしまうと、当然業績が悪化して、株価が下落してしまうことも考えられます。

このように、スーパーのチラシに載っている商品から、投資のシミュレーションをすることもできるのです。

これを繰り返していくことで、ニュースで報道されるよりも、早く世の中の動きを察知することができるようになります。

商品の価格変動が起こると、ニュースでも取り上げられます。

ですが、ニュースが報道するのは、価格変動が起こった後であり、情報が古いのです。

さらに、多くの人がニュースをみて行動を起こします。

そのため、多くの人と同じように、ニュースをみて行動を起こすのでは遅いのです。

投資家は、ニュースになった時には、すでに投資済みで、ニュースをみて高値でも買いたいと思っている人に売ってあげることで、大きな利益を生み出しているのです。

だからこそ、日々の価格チェックから投資シミュレーションをして、世の中の動きを考える癖をつけることが大切なのです。

 

投資を始める前にやると役に立つこととは?

投資を始めるために、投資について書かれた本を読んでいるという方もいると思います。

実際に私も投資を始める前に、いくつか本を読んで、YouTubeチャンネルでも紹介しました。

ですが本書では、投資本を読むよりもネットオークションを試すことがおすすめされています。

その理由は、ネットオークションを試すことで、投資力を鍛えながら、投資資金を作ることができるからです。

ネットオークションでは、まずいくらで売りたいかを考えて商品を出品します。

そして購入したい人から、値下げしてくれませんか?など交渉が入り、どこまで値下げをしてもいいか自分で考える必要があります。

また商品が売れなければネット広告を出すこともでき、どれくらいの予算かけてもいいかを考えることになります。

実際の投資でも、いくらなら売ってもいいか、いくらまでの損失なら許容できるかなど、考えることがたくさんあります。

それらを考える力が、ネットオークションの一連の流れを通して、鍛えることができるのです。

またネットオークションでものを売るためには、みんなが欲しいものを出品する必要があります。

欲しい人がたくさんいるからこそ、高く売ることができるのです。

株も同じように、欲しい人がたくさんいると、株価が上がります。

そのため、ネットオークションを通して、みんなが欲しいと思うものが何かを考える癖をつけることができ、それが投資にもいきてくると思います。

今投資本を読んでいるだけという方や、投資力を鍛えたいという方は、ぜひネットオークションを試してみてください。

 

投資を始めるタイミングはお金がいくら貯まったら?

投資で儲けるためには、まとまったお金が必要です。

残念ながら、10万円や20万円を用意しても、株式投資で儲けられるのは数万円程度です。

そして、初心者の場合、ビギナーズラックがない限り、損をすることがほとんどかもしれません。

また、不動産投資をするにしても、そもそも始めるのに何千万円のお金が必要になります。

ということは、まず投資を始める前に、まとまったお金が必要なのかと思わるかもしれません。

しかし本書では、投資資金が数万円でも集まったら、投資を始めるべきだと書かれています。

基本的に投資は習うよりも慣れろの世界なのです。

いくらまとまったお金を貯めたとしても、投資力が低ければ、損をして、すぐに資産が減ってしまいます。

そのため、投資力を高めるために、なるべく早く投資を始めて、経験を積むことが大切なのです。

中には、投資を始める前に、投資資金を貯めつつ、ちゃんと勉強したいという方もいるかもしれません。

もちろん、投資の勉強をすることも大切なことだと思います。

しかし、いくら投資の知識をインプットしたしても、それをアウトプットしなければ、知識が投資スキルに転換されません。

実際に投資を始めて、アウトプットすることで、知識も身に付きます。

また投資をしながら、投資の勉強をすることで、インプットする知識がよりリアルに感じることができ、効率的に知識を吸収することができます。

そのため、投資で大きく儲けるためには、まとまったお金が必要ですが、投資力を鍛えるためには、数万円でも貯まったら、投資を始める方がいいのです。

最近では、無料でできる投資デモもあります。

もし、投資する資金が一切ないという場合や、投資を始める前に練習しておきたいと考えている方は、投資デモを活用するのもいいかもしれません。

いずれにせよ、投資力を鍛えたい、投資で資産を増やせるようになりたいと考えているのであれば、勉強だけでなく、早い段階で実践も入れていきましょう。

本書では、この記事では紹介しきれていない、投資家思考を鍛えるための質問がまだまだ用意されています。

そのため、これから投資を始めようと思っているという方や、投資で資産を増やしたいと考えている方は、ぜひ本書を読んでみてください!

 

投資家思考の鍛え方』はこちらから!

 

ではでは。

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