今回は、テンバガー投資家Xさん著の『3年9ヶ月で5975万円を稼いだ投資術 トイレスマホで「無限10倍株」』を紹介していきます。
皆さんには、株式投資に挑戦をしたいけど仕事や家庭が忙しくてできない、、、
といった悩みはないでしょうか?
本書はそういった方に役立つ1冊です!
本書の著者である、テンバガー投資家Xさんは本業と子育てで忙しい中でも、投資を続け、利益を伸ばされています。
本書では、そんな著者によって、トレイでのちょっとしたスマホ時間でも稼げる投資術について紹介されています。
この記事では、本書で書かれているIPOセカンダリ投資とは何か、また10倍株の条件についての2つを紹介していきます!
トイレスマホで「無限10倍株」の要約
忙しくても儲けたいならIPOセカンダリ投資!
著者は2003年の大学在学中に株式投資を始めたそうです。
話題の企業や業種に投資をするテーマ株や大型株など様々な投資を試しますが、15年間の運用成績は上がったり下がったりで、ほとんど増やすことができていませんでした。
ですが、IPOセカンダリ投資に出会ったことがきっかけで、著者の運用成績は向上し、年間のパフォーマンスが負けなしになりました。
IPOセカンダリ投資とは、上場した後のIPO銘柄を株式市場で買って投資をする手法です。
そもそもIPO投資とは、新規公開株と呼ばれる、新たに株式市場に上場する株式に投資をすることです。
新規公開株は、公開前に証券会社を通じて購入する権利を手に入れることができます。
この時に価格が公開価格と呼ばれており、一般的には適正とされている株価から2〜3割ほど割引きした価格で設定されています。
そして、実際に市場で最初につく株価である初値は、公開価格よりも高くなることが多いので、初値で売ることができれば、すぐに利益を得ることができます。
そのため、IPO投資は大きなリスクを取らなくても、大きなリターンが期待できる投資であり、人気があります。
ですが当然みんながみんな新規公開株を買うことができるわけではありません。
むしろ、新規公開株を購入する権利を手にすることができるのは、かなりレアなのです。
新規公開株を購入する権利は、証券会社が得意客に配分するか、抽選を実施して当たった人に配分されます。
証券会社に大金を入れていなくても、抽選にあたれば購入することができますが、倍率はかなり高くなっています。
さらに当たったとしても、必ずしも公開価格が初値よりも高くなる保証はありません。
やっと抽選に当たっても不人気銘柄ですと、公開価格よりも初値が下がってしまうこともあります。
そのため、多くの人にとってIPO投資で資産を増やすことは、ほとんど実現不可能なのです。
ですが、IPOセカンダリ投資なら、上場してから株式を買うため、抽選に当たらなかったとしても、IPO銘柄を購入することができるのです。
さらに、このIPOセカンダリ投資なら、テンバガーと呼ばれる10倍株をより効率よく見つけることができるのです。
各年のIPO銘柄に占めるテンバガーの割合は、半数以上の年で3割を超えています。
特に2007年、2008年、2010年においては、IPOした銘柄の半数がテンバガーになっているのです!
日本の株式市場では、約4000もの会社が上場しています。
正直、4000社のなかからテンバガーを探すのは、とてもつもなく大変なことです。
ですがIPO銘柄であれば、年に100銘柄、月に約8銘柄程度です。
そのため、忙しい人でもそれほど時間をかけずに、投資で儲けること可能なのです。
加えて、本書で紹介されている方法なら、短期間で資産を増やすことができます。
通常、株価が2倍、3倍、10倍と伸びるのには、何年も時間がかかります。
早くて1~2年、通常はもっとかかります。
ですが、IPO株には値動きが激しかったり、良い銘柄であったとしても急落してしまうという特徴があります。
そこで、その特徴を生かし、長期投資だけでなく、短期投資も並行して行うことで、より短期間に資産を増やすことができます!
株価が10倍になるのを待つ間に、細かい利益を拾っていき、積み上げていきます。
この長期でも短期でも利益を出すことができる銘柄こそが無限10倍株なのです!
では、どうやったらそんな銘柄を見つけることができるのか?
当然全てのIPO銘柄が伸びるわけではありません。
そのため、どの銘柄がテンバガーになりそうかは、自分で選ぶ必要があります。
そこで続いては、テンバガーになるための条件を紹介していきます。
無限10倍株の条件とは?
本書では、IPOセカンダリ投資で銘柄を選ぶ際には、成長性の高さに注目するよりも、株価が10分の1になってしまうようなリスクのある銘柄やタイミングを避ける方が大切であると書かれています。
本書に興味を持たれている方は、本業や家のことが忙しい、だけど投資で資産を増やしたいという方だと思います。
そういった方は、当然ずっとスマホやパソコンの画面に張り付いて株価をチェックすることはできないと思います。
また、あまりにリスクのある銘柄を買ってしまうと、投資以外の本来やるべきであった仕事や育児などに集中することができなくなってしまいます。
そのため、値下がりリスクが低いテンバガー候補を選ぶことが大切です。
そこで本書では、値下がりリスクが低いテンバガー候補の条件が11個紹介されています。
この記事ではその中から3つを厳選して紹介していきます。
①上場1年以内の銘柄に絞り込む
②成長性の高いビジネスモデルである
③売り上げが過去数年間のわたって右肩上がり
『トイレスマホで「無限10倍株」』より
まず一つ目が①上場1年以内の銘柄に絞りこむです。
経済誌などでは、テンバガー候補は上場5年以内とよく言われています。
ですが忙しい方にとって、多くの企業を調べることは難しいと思います。
そのため、なるべく多くの銘柄から探したい場合は5年以内、より効率を重視するのであれば1年以内に絞って探していきましょう。
続いて2つ目の条件が②成長性の高いビジネスモデルであるです。
著者はこの条件が、最も重要な条件だと考えていると本書で書かれています。
株価は短期的には様々な要因で動きます。
例え会社の業績が良かったとしても、株価が下がってしまうこともあるのです。
ですが業績が上がっていれば、中長期的には株価は上がっていきます。
そのため、テンバガーを狙うなら、業績が伸びていることは絶対に必要な条件であり、将来伸びる可能性が高いことが大切です。
そこで本書では、次の3つのビジネスモデルがテンバガーに近いビジネスモデルとして挙げられています。
①ストックビジネス型
②多店舗展開型
③営業人員依存型
『トイレスマホで「無限10倍株」』より
まずストック型とは、不動産賃貸など、毎月や毎年料金を支払ってもらい、定期的かつ継続的に収益を得られるモデルです。
ストック型のビジネスモデルであれば、既存の顧客の売上の上に、新規の顧客の売上が積みあがっていきます。
そのため、解約率の低いビジネスであれば、売り上げと利益が右肩あがりに上がっていくことが期待できます。
続いて二つ目のモデルが②多店舗展開型です。
人気の商品やサービスを作って、店舗を増やすことができれば、その分収益と利益を右肩上がり伸ばすことができます。
多店舗型というと、飲食のイメージが強いかもしれませんが、本書では飲食はあまりオススメされていません。
その理由は、飲食は参入ハードルが低く、ヒットすればすぐに模倣されてしまう、消費者に飽きられてしまうのが早い、景気に大きく影響を受けやすいというデメリットがあるからです。
他にもアパレルや小売はすでに競争が激しいレッドオーシャンになっているので、投資対象から外していると本書では書かれています。
多店舗型のテンバガーの例としては、介護付き有料老人ホームを展開している、チャーム・ケア・コーポレーションが挙げられています。
他にも、老後施設や介護施設、保険の販売などは、店舗を増やすことができていると書かれています。
では3つ目のビジネスモデルが、③営業人員依存型です。
営業人員依存型とは、人材を増やしていくことで、収益を伸ばすことができるビジネスです。
本書では、マネードクターを運営するFPパートナーという会社が例に出されています。
FPパートナーの売り上げは、ファイナンシャルプランナーによって生み出されていますが、すでに資格を持っている人や経験者に加えて、未経験者でも戦力化できる教育力に長けています。
そのため、人材の採用と業績を連動されることができているのです。
人材を増やすというと、人件費が増えるというマイナスなイメージがあるかもしれません。
しかし、FPパートナーのように採用と業績を連動させることができるような企業は、将来的にテンバガーになる可能性があるのです。
以上ここまでテンバガーに近い3つのビジネスモデルを紹介してきました。
では最後に、3つ目の条件である売上が過去数年間にわたって右肩上がりについて紹介していきます。
どんなにビジネスモデルが素晴らしかったとしても、売上が全く伸びていなければ、投資対象として考えることができません。
特にテンバガーを目指す上では、この売上が伸びることが必須です。
また売上は、いっときのブームによって、たまたま上がっているだけではだめです。
継続的に売り上げを伸ばしている必要があるのです。
そのため、前年と比べてどれだけ伸びているかだけでなく、過去の数字もしっかりと確認して、ちゃんと右肩上がりに伸びているかを確認することが大切です。
今回は、本書で紹介されている11ヶ条から3つを厳選して紹介していきました。
本書で紹介されている11カ条をもとに、みるべき銘柄を絞っていきます。
そのため、実際に動向をチェックする銘柄は数個になるため、忙しい方でも、テンバガーを効率的に見つけることができるのです!
もちろん今回紹介できていないものも、大切な条件となりますので、値下がりリスクが低いテンバガーを見つけられるようになりたいという方は、ぜひ本書を参考にしてみてください!
本書では、この記事では紹介しきれていない、IPOセカンダリ投資について役立つ情報がまだまだ載っています。
特に買い時や売り時については、これから投資を始めようとしている方にとって、とても参考になる情報だと思います。
そのため、本業や家庭で忙しくても投資で資産を増やしていきたい!という方は、ぜひ本書を読んでみてください!
『3年9ヶ月で5975万円を稼いだ投資術 トイレスマホで「無限10倍株」』の購入はこちらから!
ではでは。