スマホさえあれば布団の中でも学べる

ふとん大学。

その他

【要約&書評】スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長が教える 脳が一生忘れないインプット術

投稿日:

 

今回は、星友啓さんの著の『脳が一生忘れないインプット術』を紹介していきます。

皆さんには、本を読んでもなかなか覚えられない、資格勉強をしているけど覚えられなくて困っているといった悩みはないでしょうか?

本書はそういった方に役立つ1冊です!

本書の著者である星さんは、スタンフォード大学・オンラインハイスクールの校長を務められています。

本書では、そんな著者によって、最新の脳科学と心理学に基づいた科学的に正しいインプットについて解説されています。

この記事では、その本書の中から、絶対にやってはいけない読み方と定着率が爆上がりする読み方の2つを紹介していきます!

脳が一生忘れないインプット術の要約

絶対にやってはいけない読み方

本や参考書を読んだけど、内容が覚えられないと悩んでいる方は、多くいると思います。

もしかしたら中には、自分には勉強の才能がないからと諦めてしまっている方もいるかもしれません。

特にそういった方は、本書で挙げられている絶対にやってはいけない3つの読み方に自分が当てはまっているか振り返ってみてください。

 

①目次やタイトルなどのプレビューなしで読み始める

②同じ速さで淡々と読む

③読み終わったらそのまま

『脳が一生忘れないインプット術』より

 

それぞれのやってはいけない読み方について、なぜダメなのかを紹介していきます。

まずは①目次やタイトルなどのプレビューなしで読み始めるです。

これから中身を読んでいくのに、わざわざ目次とタイトルを見る必要があるの?と思われるかもしれません。

私も大学時代にビジネス書を読み始めたときには、タイトルを読むのを飛ばしていましたこともありました。

この後でも紹介しますが、実は目次やタイトルを事前に読むことによって、記憶の定着率が上げることがわかっているのです。

そのため、目次とタイトルを読み飛ばして、読み始めることは、絶対にやってはいけないのです。

続いてやってはいけない2つ目の読み方が、②同じ速さで淡々と読むです。

同じ速さで淡々と読んでいると、どんどんと前に進んでいるので、読んでいる気になるかもしれません。

しかし、淡々と読んでいると、実は読みながら他のことを考えていたなんてこともあります。

私も本を読んでいるときに、ふと別のことを考えていたと気づくことがあり、前に戻って読み直すことがあります。

そのため、読んでいてわかりづらかったり、いまいち理解できていない部分は、ゆっくりと読んだり、すでにわかっている内容はさらっと読むなど、読むスピードに強弱をつけることが大切です。

では、やってはいけない3つ目の読み方が、③読み終わったらそのままです。

本や参考書を読み終わったら、達成感を感じると思いますが、読んで終わりにしてはいけません。

特に本を読んでも覚えられないという方は、一度読んで終わりになってしまっている方が多いのではないでしょうか?

読んだ後も読むインプットは続いているため、記憶に定着させるためには、ちゃんとフォローアップが必要です。

以上が、多くの人がやってしまいがちだけど、実は絶対にやってはいけない読み方です。

もし今回紹介した3つの読み方に当てはまっていたという方は、それをやめて、次に紹介する定着力が爆上がりする読み方を実践してみてください。

 

定着率が爆上がりする読み方とは

本書では、定着率が爆上がりする読み方として、アメリカで話題になっているアクティブリーディングが紹介されています。

アクティブとは日本語で、能動的・積極的といった意味を持っています。

そのためアクティブリーディングとは、目の前の情報に集中して取り組みながら、積極的に読んでいく方法なのです。

アクティブリーディングには、読む前、読みながら、読んだ後のそれぞれにポイントがあります

それぞれのパートのポイントについて、これから詳しく紹介していきます。

まず読む前は、目的設定とプレビューを行っていきましょう。

目的設定では、次の3つの点について考えていきます。

 

①読み取るべき内容は何か

②どれほどの精度で読み込むべきか

③インプットした情報を何に使いたいか

『脳が一生忘れないインプット術』より

 

本書では、読む前の目的設定で勝負が決まってしまうといっても過言ではないと書かれています。

その理由は、読む目的によって、読み方が変わるからです。

例えば、投資に関する本を読む場合、その本に書かれている投資法の大枠を知れればいいのか、それとも別の本に書かれている内容と比較したいのかで、どこに重点を置いて、その本を読めばいいかが変わります。

大枠を知れればいいのであれば、具体的な投資法が書かれている箇所をしっかりと読んで、他のページはさらっと読んでも大丈夫だと思います。

一方で他の本に書かれている内容と比較したい場合、その投資法の背景やなぜその方法がいいのかといった理由もしっかりと読み込む必要があります。

このように、どこに重点を置いて読むかが違うことで、当然頭に残る情報も変わっていきます。

だからこそ、読む前に目的設定をすることが大切なのです。

そして目的設定ができたら、次は目次やタイトル、各セクションの見出しなどを読んで、全体をプレビューしていきましょう。

目次を読むことで、どこにどんな情報が書かれているのかがわかります。

どこにどんな情報が書かれているのかが分かれば、目的設定に沿って読み進めることができます。

逆に目次をプレビューせずに、前から淡々と読んでいると、絶対にやってはいけない読み方につながってしまいます。

そのため、目的設定をしたら、必ず目次やタイトルのプレビューをして、どこを集中して読むべきか、どこをさらっと読み進めていいかなど、その本の読み方をイメージしていきましょう。

この目的設定とプレビューを行うことで、メタ認知を使うことができます。

メタ認知とは、自分が認知していることを客観的に把握することです。

例えば、毎朝天気予報をみて、今日の天気は曇りだな、晴れだなということを知るとします。

これは天気に関する認知です。

メタ認知とは、さらに一つ上の認知で、今日は晴れだということを知っていること知っているということです。

少しややこしいですが、メタ認知とはいわば、認知の認知です。

このメタ認知の効果は凄まじく、インプットは才能や知性の関与の割合が10%であるのに対して、メタ認知能力が関与する割合は17%と言われています。

そのため、インプットの質をあげるためには、才能や知性よりも、メタ認知能力の方が重要なのです。

そして、目的設定とプレビューをすることで、このメタ認知を使うことができます。

目的設定をすることで、自分はどんな情報が欲しいのか、それを何に使いたいのかを認知していることを、認知することができます。

またプレビューをすることで、どこにどんな情報があるか、どのように読み進めればいいか認知していることを認知することができます

このように、目的設定とプレビューによって、メタ認知を活用することができ、その後のインプットの質を高めることができるのです!

そのため、読む前は必ず目的設定とプレビューを行うようにしましょう。

続いては、読みながらのパートのポイントを紹介していきます。

本書では、多くのポイントが紹介されていますが、この記事では手軽に実践できる、方法を1つ紹介していきます。

それがストップ&ゴーです。

ストップ&ゴーでは、1ページや1セクションなど、ある程度読んだら一度ストップします。

そして、目を閉じて読んだ内容や重要なのはキーワードを思い出したり、内容をまとめていきます。

思い出せなくても、すぐにテキストに戻ることは避けましょう。

頭の中で、「何だったっけ?」と頑張って思い出そうとするときに、インプットした情報の定着率が上がるのです。

このストップ&ゴーを繰り返すことは、普通に読み進めるよりも、手間も時間もかかってしまいます。

しかし、これをやらずに、ただ読み進めているだけでは、読み終わった後、残念ながらほとんど脳に残りません。

せっかく時間をかけて読むのであれば、読んだ内容をしっかりと記憶に定着させたいですよね?

そのためにも、読んでいる最中は、ストップ&ゴーを繰り返して、読んだ内容を定期的に思い出すようにしてください。

では最後に、読んだ後のポイントを紹介していきます。

読み終わった後は、達成感から、終わりだ!と終了したくなるかもしれません。

ですが、インプットの質を最大限高めるためには、たった5分でもいいので、インプット後のアフターケアを行うことが大切です。

先ほども紹介した通り、読んだ内容を「なんだっけ?」と思い出そうとすることで、記憶の定着率が上がります。

そのため、読み終わった後に、そのときに読んだ内容を全体を思い出すことで、定着率を上げることができます。

本書ではいくつかの方法が紹介されていますが、1番シンプルでやりやすいのが、インプットした内容のまとめを書き出していくことです。

簡単なもので大丈夫なので、あなたの目的に対して、どんな収穫があったのかを書き出していきましょう。

この時も、先ほどと同じで、思い出せなくても、すぐにテキストに戻らないようにしましょう。

まずは自力で思い出そうとしてみて、本当にどうしてもわからないという場合のみ、テキストを振り返るようにしましょう。

以上、ここまで定着率が爆上がりする、アクティブリーディングのやり方を紹介しました。

これまで、ただなんとなく読んでしまっていたという方は、ぜひ今回紹介した方法を試してみてください!

 

本書では、この記事では紹介しきれていない、脳が一生忘れないインプット術について、まだまだ書かれています。

モチベややる気のあげ方、AI時代の情報の見分け方など、この記事では全く触れられていないことも解説されています。

そのため、効率よく勉強したいという方や、勉強しているけどなかなか覚えられなくて困っているという方は、ぜひ本書を読んでみてください!

 

脳が一生忘れないインプット術』はこちらから!

 

ではでは。

 

 

 

-その他

Copyright© ふとん大学。 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.