インフルエンサーと呼ばれるようになりたい!
職場で人を動かせるようになりたい!
家族に家事を手伝ってほしい!
このような願望や悩みを持っている方は、多くいらっしゃると思います。
これらの願望や悩みに共通しているのは、影響力です。
影響力があれば、インフルエンサーになれます。
職場の人を動かすことも、家族に家事をやってもらうことも出来ます。
では影響力は、どうすれば身につけられるのでしょうか?
今回紹介する、DaiGoさん著の『超影響力』が答えを教えてくれます!
YouTubeでアニメーションを使った解説動画を挙げています!
よろしければ、こちらもご覧下さい!
『超影響力』の要約
超影響力とは?
そもそも、本書のタイトルにもある『超影響力』とは何なのでしょうか?
影響力とは何が違うのでしょうか?
本書では、超影響力について次のように書かれています。
本書では、「説得力と影響力を組み合わせ、人々の行動を促す技術」のことを「超影響力」と呼ぶことにしました。
『超影響力より』
DaiGoさんの専門であるメンタリストは、もとは欧米で政治家に大衆の動かし方を教えてきた存在でした。
そのため、メンタリストの専門は大衆扇動であり、歴史的偉人たちは、この説得力×影響力を使って多くの人を動かしてきました。
確かに、たとえ説得力があったとしても、話してに影響力がなければ、たくさんの人を動かすことはできません。
その逆で、影響力がある人でも、説得力が全くなければ、これもたくさんの人を動かすことはできません。
この説得力と影響力を掛け合わせることで、超影響力になり、たくさんの人を動かすことが出来るのです!
そして、この超影響力を身に着けることで、次のようなメリットがあります。
①強固な人間関係を築くことが出来る
②今よりも経済的に豊かになれる
③時間と自由が得られる
影響力がある人のところには、他業種で影響力がある人が寄ってきます。
そうすることで、お互いに高め合うことができ、より良い関係を築くことが出来ます。
たくさんの人を動かすことが出来ると、より大きな利益を上げることが出来ます。
また、先ほどの他業種で影響力がある人とつながることで、より稼ぎやすい環境を作ることが出来ます。
さらに、影響力があると、他の人にどのように仕事を頼めばいいのかが分かるため、自分の得意なことに時間を使うことが出来ます。
よって仕事の効率が上がります。
自分の苦手なことを人に任せることが出来るようになるため、時間と自由を得ることが出来ます!
影響力がある人はと○○と○○を駆使している!
影響力がある人がある人は、それ以外の人と何が違うのでしょうか?
本書では、影響力がある人は、信用と関係性を使いこなしていると書かれています。
人は同じ内容でも信用した相手の話に耳を傾けます
人は、同じ内容でも「自分と関係がある」と思った話にしか興味を持ちません。
『超影響力』より
ただの一般人が、「次はA社の株が上がるぞ!」と言っても、「どうせ嘘だろ」と話を真剣に聞かないと思います。
しかし、世界一の投資家である、ウォーレン・バフェットが、「次はA社の株が上がるぞ!」と言ったとしたら、、、
おそらく多くの人は、「おぉーーー!」と話を真剣に聞くと思います。
中には、すぐにA社の株を買う人も多く出てくるでしょう。
このように、人は信用した相手の話には耳を真剣に傾けます。
信用に加え、自分に関係性があると、人は行動を起こしやすくなります。
例えば、上司や先輩から、「困ったことがあったら、いつでも言ってね!」と言われたとします。
特に問題がない時には、「はい!」と返事はしますが、流して聞いていると思います(笑)
しかし、実際に困っていることがあったときに言われた場合、「ちょうど、困っていました、、、」と上司の言葉を真剣に聞くはずです。
このように、人は自分に関連があることには興味を持って話を聞きます。
では、この信用と関係性を得るためには、どうすれば良いのか?
これから紹介していきます!
信用を得るための3ステップ!
信用を得るための3ステップとして、本書では次のように書かれています。
①「シュムージング」で打ち解け
②「ストレングス」で相手に自信を持たせ
③「類似と共通点」で仲間意識を深める
『超影響力』より
シュムージングとは、「本題に入る前に、自分のことをネタにした雑談を挟む」ことです。
ここで大切なのは、自分のことをネタにすることです!
シュムージングに効果のあるネタとして、次の5つが紹介されています。
①お金や健康に関する心配事
②人生で幸福を感じること、自分の楽しいこと
③自分の弱点やマイナス面
④自分の趣味や興味
⑤恥ずかしかった体験や罪悪感を覚えた体験
『超影響力』より
私は社会人の方に個別で英語を教えていますが、たまたま毎回の授業前に、このシュムージングを使って雑談をしていました(笑)
雑談をする時としない時で、明らかに授業の進めやすさが変わりますし、何より相手との距離をより早く縮めることが出来ています。
個人的に、特に③自分の弱点やマイナス面④恥ずかしかった体験や罪悪感を覚えた体験は、かなり有効なのではないかと思います。
先生という立場であるからこそ、自分の弱点を話すことで、相手をリラックスさせることが出来るのかなと思います。
(自分の英語力のマイナス面の話は信用が下がってしまうので避けますが(笑))
2つ目のステップである「ストレングス」は、「聞き手に自信を与えて、行動を起こしやすくさせるテクニック」です。
他人に自ら動いてもらうためには、命令や支持ではなく、誰かに認められている、求められていると感じさせることが必要です。
このときに、聞き手が過去の自分と今の自分を比較するきっかけになる言葉を贈ることが効果的です。
私も実際に生徒をほめるときは、「以前は~でつまづいていましたが、今はばっちり出来ていますね!」など、過去と今を比較してほめることで、より生徒との関係性が良くなりました!
その結果、より英語学習に熱意をもって取り組んで頂けることが多いです。
本書にも書いてありますが、話し手に対して聞き手が好意を持つようになると、信頼関係を結ぶ土台となります。
3つ目のステップは「類似と共通点の強調」です。
類似と共通点を強調することによって、身近な存在になることができ、気軽に話しかけ仲間という立ち位置から、周りに影響を与えることが出来ます。
共通点があることの威力は、想像以上に大きいものです。
実際、人は小さな共通点があるだけで相手の話に耳を傾け、受け入れる確率が2倍近く向上することが分かっています。
『超影響力』より
共通点があるだけで、相手が好意を抱いてくれるため、影響力と説得力が大幅に高まります!
関係性の強調を行うための3つのテクニック!
先ほども紹介した通り、人は自分に関係性がある話は興味を持って聞きます。
関係性を強調するためのテクニックとして、次の3つが本書で紹介されています。
①「この意見の支持率は高い」と知らせる
②「みんなと少し違う要素」をプラスする
③ゴールを掲げる
『超影響力』より
人間は社会的な生き物なので、他の人とは同じでありたいと思うものです。
むしろ、他の人と違っていることに恐怖を覚える場面もあると思います。
そのため、多くの人が支持しているという情報を先にあげることによって、聞き手の注意を引くことが出来ます。
しかし、人間はわがままな生き物で、「みんなと同じではいたいが、みんなよりも優れていたい」と思ってしまう生き物です。
だからこそ、限定商品や生産数を限定したブランド物が人気を集めるのです。
そのため、①で多くの人が支持していることを伝えたうえで、みんなと少し違った要素を加えることで、より行動を起こしやすくなります。
3つ目のテクニックはゴールを掲げるです。
我々は、どんな場面でも一定のゴールが見えている方が、やるべきことを明確にすることができ、安心して行動することが出来ます。
確かに、「今から俺が終わりというまで、ランニングしてこい!」と言われると、「いつ終わるんだろう、、、」と走る前から不安になりますよね(笑)
そこで、「今から20キロ走ってこい!」と言われる方が、ゴールが見えていて安心するはずです。
3つ目のゴールの効果的な掲げ方は、本書では①アフィリエーションゴール ②アキュラシーゴール ③ポジティブセルフコンセプトゴールの3つが紹介されています。
こちらは、ぜひ『超影響力』を読んで使ってみて下さい!
『超影響力』を読んだ感想
本書に限らず、DaiGoさんの本は、科学的に正しいと証明されたものなので、本当に説得力があります!
まさに、DaiGoさんという信用と、科学的に正しい知識から生まれる説得力が組み合わさっており、超影響力が体現されていますね!笑
今回紹介した内容は、第1・2章ですが、これから続く3章以降に、さらにテクニックがたくさん紹介されています。
中には、悪用厳禁の黒いテクニックもあります!笑
本書、『超影響力』には、たくさんのテクニックが紹介されていますが、それは読んだだけでは意味がありません。
それを実践の場で使わないことには、我々は超影響力を得ることが出来ません。
今日から、私も1つずつ実践していきたいと思います!
興味のある方は、ぜひ『超影響力』を読んでみて下さい!
ではでは。