今回は絶対仕事辞めるマンさん著の『1億円の貯め方』を紹介していきます。
皆さんには、今の仕事が辛くて辞めたい、早期リタイアして労働から解放されたいという悩みや願望はないでしょうか?
本書はそういった方に役立つ1冊です。
著者は実際にブラック企業に勤めながら、貯金0から一億円を貯めることに成功しています。
本書では、そんな著者によって実際に一億円を貯めるまでに至った過程や節約術についてまとめられています。
この記事では、本書の中から貯金は最強の精神安定剤である、節約マインドを身につけろ、現金でもクレカでもなくプリカを使えの3つについて紹介していきます!
一億円の貯め方の要約
貯金は最高の精神安定剤である
皆さんは、なぜお金を貯めるのでしょうか?
老後資金のため、不測の事態が起こった時のためのように、様々な考えがあると思います。
人によって貯める理由に違いはあれど、みんな将来お金に困りたくないから、今お金を貯めているのだと思います。
本書では、明確に貯金による安心感が出てきたのは、貯金が1000万円を超えてからだったと書かれています。
著者は新卒で入った超ブラック企業で一日15時間働いていたそうです。
身も心もボロボロの状態でしたが、時代は就職氷河期で辞めたくても、次の仕事が見つからないため、仕事を辞めることができませんでした。
そこで超ブラック企業から抜け出すために、お金や投資の勉強をして資産を増やしていきます。
おそらく、皆さんにも著者のような超ブラック企業にいなくても、「仕事辛いな、辞めたいな」と思うことがあると思います。
仕事が辛くて辞めたいと思ってもなかなか辞めることができないのは、やはりお金が大きな原因だと思います。
ですが1000万円あればいかがでしょうか?
月20万円で生活できれば3年くらいは働かなくても生きていけます。
もちろん1000万円だけでは、一生は暮らせませんが、仕事を辞めても何年かは問題なく生きていけると考えるだけで、だいぶ気持ちが軽くなると思います。
上司に理不尽なことで怒られても、貯金がある前は「辞めたいな、でも、、、」という状態だったのが、「貯金はあるし辞めちゃおっかな」に変わっていきます。
このように、貯金はあなたの精神を守ってくれる最強のボディーガードなのです。
とはいえ、1000万円という大金を貯めることは楽なことではありません。
実際に著者は1000万円を3年で貯めていますが、決して高収入だったわけではありません。
手取り19万円から毎月15万円を貯金し、ボーナスも全て貯金に回していたそうです。
会社の寮に住んでいたため家賃がほぼかからなかったり、株の運用益があったことも大きく影響していますが、凄まじい節約生活により1000万円を貯めています。
もし株の運用益がなかったとしても、4年で1000万円は貯めることができていたそうです。
貯金はとにかく最初が大変です。
同じ1000万円でもゼロから作るのと、元手が5000万円ある状態では、難易度が全然違います。
元手が5000万円もあれば、比較的簡単にまた短い期間で1000万円を作ることができます。
しかしゼロからだと、運用するお金もないため、地道に貯めていくしかありません。
そこで続いては、ゼロからお金を貯金するために大切な節約マインドについて紹介していきます。
節約マインドセットを身につけろ!
元手がない段階では投資もできません。
そのため、まずは節約マインドを身につけて、お金を貯める癖をつける必要があります。
この節約マインドは、お金持ちになっても役に立つ一生もののスキルです。
たとえ大金を手に入れることができたとしても、散財してしまっては、すぐにお金はなくなってしまいます。
そのため、節約マインドはお金持ちになるためにも必要ですし、資産を築いた後にお金持ちで居続けるために必要なものになっていきます。
節約マインドを身につけるためには、次の3つのポイントを意識していきましょう。
①見栄を捨て、合理性をとる
②価値と価格の認識
③論理的に数字でコスパを把握する
それぞれについて詳しく紹介していきます。
まずは①見栄を捨て、合理性をとるです。
次のAさんとBさんの発言のうち、どちらが節約マインドを持っているか考えてみてください。
Aさん:この車1000万円で買ったんだ、すごいだろ!
Bさん:この車10万円で買ったんだ、すごいだろ!
どちらも購入した車の自慢をしていますが、それぞれ意味合いが異なります。
Aさんの場合は、車を自慢しているというよりも、1000万円の車を買うことができた自分の財力を自慢しています。
一方で、Bさんはたった10万円で車を買うことができたことを自慢しています。
節約マインドを身につけるためには、このBさんの考え方を身につける必要があるのです。
見栄を張るためにお金を使い始めたら、キリがありません。
車以外にも洋服やバック、SNSに写真をあげるために無駄に高級ホテルに泊まるなど、いくらお金を稼いでも、その分使ってしまうようになってしまいます。
これでは当然お金を貯めることができません。
そのため、節約マインドを身につけるためには、まずは見栄を捨てて合理性をとることが大切なのです。
続いて2つ目のポイントが、価値と価格の認識です。
先ほどのAさんは 、おそらく車を購入する際に、1000万円もするのだから、それ相応の価値があるに違いないと価格に注目していたと思います。
一方で、Bさんの場合はまだまだ走れるのに10万円は安いと、価値に重点を置いて車を購入しています。
何かを購入する際に、価値ではなく価格を意識して買い物をすると、出費は増えてしまいます。
本書に書かれている言葉ですが、高い食べ物が美味しいわけではなく、美味しい食べ物が美味しいのです。
常に価値を意識することで、節約マインドを身につけることができ、支出を減らすことができます。
最後に3つ目のポイントが③論理的に数字でコスパを把握するです。
何か物を買うときには、それはどのような効果や効能をもたらすか、またそれは代替品では機能しないのかを考えることが大切です。
同じ機能で安い物が見つかれば、それを買った方が支出を減らすことができます。
値段が10倍高いから、効果も10倍あるとは限りません。
食事だって、1万円のランチが500円のランチより20倍お美味しいかと言われると、20倍も美味しいなんてことはないよなと思えてくると思います。
このように、論理的に数字でコスパを考えることで、無駄な支出を減らすことができるのです。
ここまで節約マインドを身につけるためのポイントを3つ紹介してきました。
今ではネットで検索すれば、かず多くの節約術が見つかります。
もちろん、そういった節約テクニックも役に立ちますが、節約マインドを持っておかないと、せっかく節約した分も無駄なことに使ってしまう恐れがあります。
そのため、まずは節約テクニックよりも節約マインドを身につけることを優先しましょう。
では最後に、本書で紹介されている節約術から1つ紹介していきます。
現金でもクレカでもなくプリカを使え!
お金の話になると、必ずといっていいほど現金VSクレカの話が出てきます。
クレカはお金を使っている感覚がないから使いすぎてしまう、だから現金がいい
クレカだとお金の使い道が簡単に記録できる、クレカだとポイントが貯まる、だから現金よりもクレカがいい
このように両者様々な意見があると思いますが、著者が使っているのは現金でもクレカでもなく、プリカなのです。
プリカとはプリペイドカードの略で、前もってお金をチャージしてクレカのように使えるカードです。
お金は前払いなので、使いすぎてしまうことを減らすことができます。
最近では、ペイペイをはじめQRコードで決済ができるお店も増えてきました。
ですがまだまだクレカは使えるけど、QRコード決済ができないお店はあります。
そこでプリカなら、ごく一部のお店を除いて、クレカが使えるところであれば、同じように支払いに使うことができ、ポイントが貯まるものもあります。
さらに、クレジットカードからプリカにチャージをすることで、クレカのポイントが貯まるものもあるため、クレジットカードのポイントも貯めることができ、ポイントを二重取りすることができます。
さらにさらに、プリカからpayにチャージすることで、ポイントを三重どりすることも可能です。
カードによっては、チャージ分はポイントに加算されないなど制限もありますので、よく調べる必要がありますが、うまく活用することでポイントを多く貯めることができます。
まさに、現金とクレカのいいとこ取りをしているのがプリカなのです。
これまでよく考えずにクレカを使っていた、現金だけを使っていたという方は、ぜひプリカを検討してみてください!
本書では、この記事では紹介しきれていない節約術や一億円を貯める上で大切な知識がまだまだ紹介されています。
著者が実際にゼロから一億円を貯めることができた経緯もガッツリと書かれております。
そのため、普通の会社員だけど資産を築きたい、労働だけで終わる人生から抜け出したいという方はぜひ本書を読んでみてください!
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ではでは。