スマホさえあれば布団の中でも学べる

ふとん大学。

要約&書評

【要約&解説】破戒のススメ:我慢の奴隷から脱出する44の行動哲学~不要不急こそ人間の本質だ!~

更新日:

 

我慢することに疲れていないでしょうか?

日本ほど、我慢が美徳とされている国はありません。

仕事でも日常生活でも、あらゆる場面で我慢が当たり前になっています。

だからこそ、長時間労働が問題になったり、とりあえず3年は勤めようという風潮があるのだと思います。

もちろん、全ての我慢が悪というわけではありません。

しかし、そろそろ「我慢」という名の縛りを破ってもいいのではないでしょうか?

今回紹介する、堀江貴文さん著の『破戒のススメ:我慢の奴隷から脱出する44の行動哲学』が、我慢を破戒する方法を教えてくれます!

 

Youtubeではアニメーションを使った解説動画を挙げています!

よろしければ、こちらもご覧ください!!


破戒のススメの要約

 

不要不急は人間の本質だ

コロナ禍により、不要不急の外出を控えるように呼びかけられていることにより、飲み会やイベントなど、様々な娯楽が禁じられてしまっています。

まさに、今、我慢を強いられている時代だと言えます。

しかし、堀江さんは「不要不急を禁じる動きはバカげている!」と本書で書かれています。

観戦をゼロにすることは理論上、不可能であり、人が集まる場所でも、きちんと感染対策をすれば、クラスターを最小限に食い止めることが出来ると科学的な調査でも実証されています。

だからこそ、不要不急を禁じたところでコロナは、何年も流行ったり収まったりを繰り返していきます。

むしろ、不要不急を「悪」とする今の風潮を許してはならないと本書では書かれています。

不要不急が禁じられていることで、経済にも甚大な被害が及んでいることに加え、被害損失という形で、自分で店を経営していない人にも被害があります。

中には、何か新しいことに挑戦しようとしていたさなか、コロナによって中断しなければいけなくなってしまった方もいると思います。

不要不急は、人間の本質です。

遊びや趣味だけでなく、会社や銀行、インターネットなど文明の基礎を気づいた多くのインフラは「今はないけれど、あったら便利だな」という人々の「不要不急への願望」から生まれています。

私達人類は、不要不急によって発展してきたといっても過言ではありません。

そのため、不要不急を禁じることは、人間を完全に否定することと同じことだと本書では書かれています。

本書では、不要不急を生きる力に変える行動哲学が合計44個書かれています。

この動画では、その中で5つ厳選して紹介していきます!

 

貯金なんかするな、経験を買え!

本書では、貯金はお金のコレクションにすぎないと書かれています。

「大変になったときのために」とお金を貯めるのは、「お金の飼い殺し」だとも書かれています。

1万円を銀行口座に貯金しても、1万円以上の価値になることはありません。

お金はツールであり、使うことに存在意義があります。

お金を得たら、経験を買えと本書では書かれています。

新しい挑戦や好奇心を満たす遊びにお金を使うことによって、生きた経験が身につきます。

その生きた経験こそが、あなたの人生を豊かにし、あなたの見える景色をいまよりもはるかに高めてくれます。

経験にお金を使うことをためらってしまい、失敗した経験が私にはあります。

大学時代に、バイト先の同僚とバンジージャンプに行こうという話になったのですが、料金が高くキャンセルしてしまいました。

1万5000円ほどだったのですが、大学生の私からしたら大金で、遊びにそんなお金は使えないと思っていました(笑)

キャンセルをしたときは、特になんとも思わなかったのですが、バンジージャンプに行った同僚の話を聞いたとき、「俺も行っとけばよかったな」と、キャンセルしたことを後悔してしまいました。

バンジージャンプを体験した同僚は口をそろえて、「人生観が変わった」「バンジージャンプが出来たのだから、何でも出来そうな気がする」と言っていたからです。

バンジージャンプを境に、同僚たちは生き生きとしている感じがしました。

バンジージャンプは、コロナ禍でなくも不要不急ですが、それを体験したことによって、同僚たちは、以前は見えなかった景色を見ることが出来ていたのだと思います。

 

素早く動け!

何か新しいことに挑戦しようと思ったが、「出来そうかな?」「時間がある時にやろう」と考え、結局やらなかったという経験はないでしょうか?

私はたくさんあります(笑)

プログラミングの勉強、ゴルフ、麻雀など、興味はあるが行動に移せていないものがたくさんあります。

しかし、「まあそのうち」と先延ばしにしてしまっては、先ほどの私のようにチャンスを逃してしまいます。

本書では、良い情報は野生動物みたいなもので、気ままで神出鬼没だと書かれています。

「いつか捕まえにいこう」では、他の人に取られてしまいます。

だからこそ、素早く動くことが大切なんです!

堀江さんは、ロケットや和牛など、ボーダーレスにビジネスをいくつも展開しています。

実際に、堀江さんがロケットや和牛のビジネスを始めたときは、「ホリエモンにできるわけがない」と批判されていたそうです。

しかし、「やるに決まっているだろう!」という強い気持ちで突き進み続けた結果、現在の成功を手に入れることが出来たと、本書で書かれています。

新しいことに挑戦することは、簡単なことではないですよね。

きっと、「ホリエモンだから出来るんだよ」と感じている方もいらっしゃると思います。

しかし、やるかやらないかの選択をするのはあなたです。

人間には、現状維持バイアスという性質があり、現状を変えようとすると、その行動を無意識に拒んでしまう傾向があります。

皆さんにも、何かとやらない理由をつけて、新しいことに挑戦することを断念した経験があるのではないでしょうか?

今の現状を変えたいなら、現状維持バイアスを打ち破って行動する必要があります!

本書でも書かれいますが、実際に行動するのはごく少数の人です。

だからこそ、「やってみる」人が競争で勝てるんです!

 

「リスクゼロ」を目指すな!

誰だってリスクを背負うのは怖いと思います。

行動経済学では、人間は何かを得る喜びよりも、何かを失う苦痛の方が2倍大きく感じると言われています。

出来ることなら、リスク無くしてお金を稼ぎたいですよね?

ネットビジネスの勧誘が流行した時期がありましたが、多くは「リスクゼロで稼げる」と謳っているものでした。

リスクゼロという甘い謳い文句から、詐欺に引っかかってしまった人もいらっしゃると思います。

実は私も、高校生の時にネットビジネスの勧誘を受けて、10万円を払いそうになりました(笑)

その時は母親が止めてくれたので、断る判断をすることが出来ましたが、母親に相談をしていなかったら、そのまま払っていたと思います。

リスクのない儲け話などありません。

儲け話に限らず、行動にはリスクが伴うことがあります。

全てのリスクを回避して生きていくことなんて出来ません。

だからこそ、私達に必要なのは、リスクを回避することを考えることではなく、正しいリスク管理と対処法です。

本書では、ゼロリスクはコロナにも通ずると書かれています。

ゼロコロナ社会を目指そうという声が上がっていますが、残念ながらコロナを完璧に根絶させることは不可能です。

だからこそ、私達がやるべきことは、ゼロコロナ社会を目指して、ひたすら自粛、我慢をすることではなく、正しく感染予防をして不要不急を楽しむことだと書かれています。

 

「ハマって飽きる」を繰り返せ!

皆さんには、「ハマっていること」がありますか?

学生時代にはあったが、社会人になってから、これといってハマっているものはないという方もいらっしゃると思います。

堀江さんは、以前から「AIの発達により、遊んでいるだけで暮らせる社会は必ず来る」と仰っています。

本書でも、同じことが書かれており、遊びがビジネスを創る現実を理解できない人はいち早く仕事を奪られると書かれています。

だからこそ、学生時代のように、何かにハマることが必要なんです!

そして、飽きたら、また別のことに手を出していきましょう!

1つのことに集中していないと大きな成果は上げられないのでは?と思われるかもしれません。

本書では、そういった意見に対して次のように書かれています。

 

「ハマりと飽き」が常時接続しているような、間断ない運動を続けていると、予想外なイノベーションが起きるのだ

『破壊のススメ』より

 

実際に、世界進出しているWAGYYUMAFIAやグルメとミュージアムを掛け合わせたクリスマスキャロルなど、成功している事業は、情報感度の高いビジネス仲間と、たくさん遊んでいる中で生まれたビジネスだそうです。

また、堀江さん以外にも、自分の好きを仕事にして生きている人はたくさんいます。

YouTubedでは、ゲームが好きな人がゲーム実況でお金を稼げるようになったり、ナンパのオンラインサロンで稼いでいる人など、趣味や娯楽で稼いでいる人はたくさんいます。

また、学校の先生やコンサルタントも、子供たちに教えるのが好きであったり、ビジネスの知識を人にコンサルするのが好きだから仕事にしている人も多くいます。

どんなことが当たってビジネスになるか分かりません。

10年前、ゲーム実況で稼げる人がこんなにも出てくるとは予想していたでしょうか?

SNSを使って稼げるようになる未来を予想出来ていたでしょうか?

だからこそ、色んな事、不要不急なものに、どんどんハマって飽きてを繰り返し、その中で予想外のイノベーションが生まれたら、すぐに掴みに行くことが大切だと思います。

 

未来が怖いなら味方にしてしまえ!

誰しもが未来の不安を感じたことがあると思います。

就活に失敗したらどうしよう。

今の仕事をクビになったらどうしよう。

といったパーソナルな問題から、地震が来たらどうしようといった大きな問題まで、様々な不安を抱えていると思います。

しかし、本書では未来を想像しても良いことは何もない、行き当たりばったりが、一番落胆が少なく、生産的に動けると書かれています。

明日、想像していた通りの安全な未来が来るとすれば、あなたにとって明日は楽しく感じられるでしょうか?

きっと退屈な明日になると思います。

何が起きるか分からない明日を迎えるからこそ、ワクワクするのではないでしょうか?

例え、過去に大失敗した日があったとしても、時間が経てば、過去の失敗体験として、今のあなたに役立つものになっているはずです。

だからこそ、未来のネガティブな失敗にとらわれて、リスクを回避しようとするのではなく、後のことはとりあえず考えないで、今やりたいことを望むままにやってみましょう!

もし、未来に限らず、色んな事に不安を感じてツライという悩みがありましたら、私が以前紹介した、『モンク思考 自分に集中する技術』がとても役に立ちます。

こちらの動画で紹介していますので、よろしければご覧ください!!

 

 

破戒のススメの感想

 

堀江さんの本を読むときに、私が必ず心がけているのは、「自分ごと」として読むということです。

内容を読んで、「自分だったら何が出来るかな?」「これをやってみよう」など、考えながら読んでいます。

そうしないと、「ホリエモンだから出来るんだよ」という思考に陥ってしまうからです(笑)

中には、実践しずらいものもあるかと思います。

私も実践出来ていることよりも、出来ていないことの方が多いです(笑)

この記事でも触れましたが、実際に行動に移す人はごくわずかです。

行動に移せただけでも、結果はどうであれ、ひとまず成功だと思います。

ぜひ、皆さんも本書を読むときは、「自分ごと」として捉え、実践してみて下さい!


ではでは。

 

 

 

-要約&書評

Copyright© ふとん大学。 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.