今回は、堀江貴文さん、荒木賢二郎さん著の『堀江貴文のChatGPT大全』を紹介していきます!
皆さんは、Chat GPTを使ったことがありますか?
おそらく、少しだけ触ったことがある、名前は知っているけどまだ使ったことがないという方は、多いのではないでしょうか?
実はそれは、とても勿体ないことなんです!
本書ではChat GPTは令和の魔法と呼ばれ、三種の神器に匹敵するほど便利であると書かれています!
そのため、Chat GPTがあるのにそれを使わないのは、洗濯機があるのに、洗濯板が便利だと言って、洗濯板で洗濯をしているようなものなのです。
とはいえChat GPTを使っていない人の多くは、どうやって使ったらいいか分からない、どういったことに使えるのか良く分からないと感じていると思います。
そこで本書では、経営者や医者、プログラマー、政治家など18名の先駆者の活用法や今後起こることについてまとめられています。
この記事では、その本書の内容から4つを厳選して紹介していきます!
堀江貴文のChatGPT大全の要約
Chat GPTは反対意見を言ってくれえる
Chat GPTは反対意見が欲しいときに活用することができます。
例えば、お客様に営業に行く前に、想定される反論をChat GPTに出してもらって、それに対しての解答をさらに用意するといったような、壁打ちのような使い方ができます。
実際に、Chat GPTに空気清浄機の営業の提案文の作成とそのフィードバックまでやってもらいました。
#司令文 営業の提案に対するフィードバックや提案を提供してください
#目的・ゴール 壁打ちを通じて、営業の提案方法を改善して、売上を伸ばすことです
#制約条件 フィードバックや提案は具体的で行動可能なものであるべきです。
#私たちはお客様の健康と快適な生活を第一に考え、革新的な空気清浄機を提供しております。私たちの空気清浄機は、最新の技術を活用し、室内の空気品質を劇的に向上させるだけでなく、花粉やホコリなどの有害物質を効果的に除去し、健康的で安全な環境を提供します。
当社の空気清浄機の特長: 高度なフィルタリング技術: 強力なHEPAフィルターと活性炭フィルターを搭載し、微細な粒子や有害な化学物質を99%以上除去します。 スマートセンサー: 空気品質をリアルタイムでモニタリングし、必要に応じて自動的に動作するスマートセンサーを搭載しています。
シンプルな操作とデザイン: 直感的な操作パネルと洗練されたデザインで、ユーザーにとって使いやすい製品となっています。
静音性: 静かな運転音で、お部屋の静寂さを損ないません。 エネルギー効率: 効率的なエネルギー利用により、電気代の節約にも貢献します。
さらに、当社の空気清浄機は家庭用だけでなく、オフィス、ホテル、医療機関、学校など、あらゆる環境で優れたパフォーマンスを発揮します。
カスタマイズも可能で、お客様のニーズに合わせて最適なソリューションを提供いたします。
是非とも私たちの空気清浄機をお試しください。健康的な空間を提供し、快適な日常をサポートいたします。詳細やデモのご希望がございましたら、お気軽にご連絡ください。
提案内容に対するフィードバックと具体的な行動可能な提案を以下に示します:
フィードバック:
- ターゲット市場の明確化: 提案文中では、空気清浄機が家庭用だけでなくオフィス、ホテル、医療機関、学校など、さまざまな環境で活用できることが記載されていますが、どのターゲット市場を重点的に攻めるのかをもっと明確に示すと良いでしょう。各市場に合わせた提案戦略を立てることで、より効果的なアプローチができます。
- 競合他社との差別化: 提案文中で空気清浄機の特長や利点を示していますが、競合他社との差別化ポイントを強調するとより優位性を持った提案になります。他社製品との比較や、なぜ自社の空気清浄機が他社より優れているかを明確に説明しましょう。
- 顧客の声を取り入れる: 提案を行う前に、顧客の声やニーズをより詳細に調査し、提案内容に反映させると良いでしょう。顧客の要望や疑問に対して具体的な回答を盛り込むことで、顧客により興味を持ってもらえる可能性が高まります。
提案:
- 顧客に対する無料のトライアルやデモ: 購入前に顧客が製品を試してみることは重要です。無料のトライアルやデモを提供し、顧客が自ら効果を実感できるようにしましょう。その際、トライアル期間の後にフィードバックを集めることで、さらなる改善の余地を見つけられます。
- クライアントの成功事例の共有: 以前の顧客が空気清浄機を使ってどのように効果を実感したかを、クライアントの成功事例として提案文中に盛り込むと効果的です。成功事例を通じて、製品の信頼性と効果をアピールすることができます。
- カスタマーサポートの強化: 顧客の質問や問題に対して迅速に対応するためのカスタマーサポートを強化しましょう。24時間体制のサポートやオンラインFAQの提供など、顧客のサポート体制を充実させることで信頼感を高められます。
- 営業代表のトレーニングとフォローアップ: 営業代表のトレーニングを強化し、提案に必要なスキルと知識を高めることが重要です。また、提案が行われた後に顧客の反応をフォローアップすることで、改善点を把握し、次回の提案に生かすことができます。
これらのフィードバックと提案を取り入れることで、より効果的な営業の提案が行えると考えられます。顧客のニーズに合わせたカスタマイズと、競合他社との差別化を意識した提案が、売上を伸ばす鍵となるでしょう。
このようにChat GPTを活用することで、こんなにも具体的なフィードバックと提案をすぐに出してくれるのです。
もちろん、先輩など経験のある人からフィードバックをもらうことも大切だと思います。
しかし、先輩から時間をもらうための時間を確保することは難しかったり、フィードバックをもらうまでに時間がかかってしまうかもしれません。
そこでchat GPTを活用することで、あなたの好きなタイミングでフィードバックをもらうことができます。
また、人によっては批判的な意見を出すことは躊躇してしまいます。
しかし、Chat GPTならそういったことはないので、ズバズバ批判してくれます。
そのため、Chat GPTを常に客観的な意見をくれる、あなたのビジネスパートナーとして使うことができます。
プロンプトエンジニアという職業が生まれた
現在、アメリカではプロンプトエンジニアという職業が注目を集めています。
プロンプトエンジニアは、Chat GPTなどの自然言語で利用できるAIに指示を出し、成果物を生み出す人たちのことです。
プロンプトとは、Chat GPTなどが答えを出すための入力分になります。
Chat GPTは私たちの指示文に対して、解答を出してくれます。
そのため、私たちの指示文が良ければ思った通りの解答を得ることができますが、指示文が悪ければ、思うような解答を得ることができません。
そこでプロンプトエンジニアは、どうすれば欲しい答えが得られるのかを研究して、自分で作ったプロントを売ってお金を稼いでいます。
実際にアメリカでは、年収5000万円という高額報酬の求人も出ているそうです。
プロンプトエンジニアは、現在アメリカで注目を集めていますが、これからは日本でも注目されることが予想されます。
2023年6月現在では、Chat GPTの国内アカウント数は600万程度だそうです。
LINEのアカウント数が9500万ということを踏まえると、Chat GPTを使っている人は、まだまだ少数派です。
しかし、今後はあらゆる面でChat GPTが使われていくことを予想できるため、利用者もどんどん増えていくと思います。
特に最初は、どういった指示文を出せばいいのか、全く分からないというところからスタートするため、多くの人がすでにあるプロンプトを参考にすると思います。
そこで、日本語で書かれたプロンプトを販売すれば稼げるかもしれません。
そのため、フリーランスや独立に興味のある方は、プロンプトエンジニアを目指してみるのもいいかもしれません。
本書でも購入特典として、すぐに使えるプロンプトテンプレを無料でもらうことができますので、興味のある方はぜひ本書を購入してみて下さい!
議事録はChat GPTがやってくれる
おそらく、まだ多くの会社で会議の議事録は人がパソコンで手打ちしていると思います。
しかし、この議事録の仕事もchat GPTが代わりにやってくれます。
Chat GPTはChromeの拡張機能やスマホアプリを使うことによって、音声入力することが出来るようになります。
そのため、Chat GPTに向かって話せば、議事録をまとめてくれます。
Chat GPTが議事録をまとめてくれるので、会議では話したり聞いたりすることに集中することができます。
さらに、ここまでの内容をまとめてと指示を出せば、すぐにまとめてくれるので、それをもとに話し合いを進めるなど、会議の手助けもしてくれます。
また、なかなか意見が出ずに意見が膠着したときには、その場でchat GPTに投げることで、議論を進めるためのヒントや答えが得られるかもしれません。
このように、Chat GPTは我々人間がめんどくさいと感じることや、時間がかかってしまうことを、代わりにそれも人間よりも早くやってくれるのです。
皆さんの会議にChat GPTが参加する日も、そう遠くないかもしれません。
人による接客は高級になる!?
これからは、飲食店やショップの接客はChat GPTがやってくれるようになるかもしれません。
しかし、営業の仕事はなくならないと本書では書かれています。
理由は、オペレーショナルなことや定型的なことはAIやロボットがやってくれるようになりますが、人の心を動かすことができるのは、やはり人だからです。
これからの時代の営業や接客は、より一層人の感情を動かすことができるかどうかが重要視され、そこに対して価値が支払われるようになると考えられます。
安価なサービスは、AIやロボットがやってくれるようになるため、人を動かすエモーショナルなことやクリエイティブなことができる人の価値は上がります。
そのため、人による接客の価値は高まり、高級なものになる可能性もあります。
接客業はAIにとって代わられると言われることも多かったですが、視点を変えて人にしかできない、感情を動かすことができる接客術を身につけることができれば、AIにとって代わられない貴重な人材になることができると思います。
本書ではこの記事では紹介しきれていない、Chat GPTの活用法について、まだまだ解説されています。
また先ほども触れましたが、そのまま使えるプロンプトテンプレも購入者特典でもらうことができるので、これからChat GPTを使ってみたいと考えている方は、ぜひ本書を読んでみて下さい!
ではでは。