今回は、Honamiさん著の『幸せの本質』を紹介していきます。
最近笑えていない、全然楽しくない、これが本当に生きたかった人生なのか?と感じてしまうことはないでしょうか?
本書はそういった方におすすめの1冊です!
本書では、潜在意識の実践家である著者によって、心から幸せに生きる人は何をしているのか、どうすれば、そういった人になれるのかについて書かれています。
この記事では、本書の中から幸せへの最短ルートとまずやるべきことを中心に紹介していきます!
幸せの本質の要約
幸せへの最短ルートとは?
本書では、幸せへの最短ルートについて、次のように書かれています。
第一に心身の健康、第二に人間関係、第三に経済(お金)の面が積み上がるように整えていく。これが私のたどり着いた「一生涯続く心からの幸せ」への最短ルートです。
実際に著者は心から幸せに生きている人たちから、健康、人間関係、お金の3つが幸せな人生を送るためには大切であることを学んだそうです。
本書では著者がある人から学んだ、幸せの三角形が書かれています。
この幸せの三角形にあるように、まず心身の健康が幸せの土台にあり、その上に人間関係とお金が積み上がっています。
この三角形からも分かる通り、幸せになるためには、健康→人間関係→お金の順で整えていくことが大切です。
この順番は入れ替えてはいけません。
いくらお金を持っていたとしても、不健康であったり、友達も家族もいなければ、幸せな人生を送ることはできません。
もしお金持ちになれて、周りに家族や友人が集まってきたとしても、実際はあなたについてきてくれているわけではなく、あなたが持っているお金についてきている可能性もあります。
逆にまだお金には恵まれていなくても、健康体で人間関係にも恵まれていれば、幸せな人生を送ることができます。
また事業に失敗して借金を背負ったとしても、あなたを支えてくれる健康と人間関係があれば、また挑戦することができます。
このように、幸せになるためには、健康→人間関係→お金の順で整えていく必要があるのです。
むしろ、順番を守らないと不幸になる可能性もあるのです。
私が以前に紹介した『カナダ式で幸福度も資産も増え続ける!いつのまにか億り人になれる超マネーハック』の中では、幸福度が高いと言われているカナダ人の幸せを追い求める順番について書かれていました。
本書の中でも、カナダ人はお金よりも、まず自分の健康や家族、友人との関係を大事にすると書かれています。
そのため、幸せの三角形の内容とも内容が重なっており、健康→人間関係→お金の順番を守ることは、本当に大切なことだと言えます。
最短ルートの前にやるべきこと
本書では、先ほど紹介した幸せの三角形を整えるための方法が、たくさん紹介されています。
それらの方法を実践することは、もちろん大切ですが、本書では幸せの三角形を整える前に、まずやるべきことがあると書かれています。
それが、自分にとっての幸せに本気で向き合うことです。
具体的には、自分が大切にしている価値観を明確にしていきます。
本書では、そのためのワークが3つ用意されていますが、この記事ではその中から、人生で一番つらかったことに向き合うというワークを紹介していきます。
皆さんは、人生で一番つらかった時はどんな時ですか?と聞かれて、パッと思い浮かぶでしょうか?
もしかしたら、中にはそんなこと思い出したくないと思われるかもしれません。
しかし、あなたの価値観を明確化するためには、人生で一番つらかったこと向き合うことが大切なのです。
それは、感情が大きく揺さぶらる経験に、自分の価値観が隠れている場合が多いからです。
例えば、私が人生で一番つらかったのは、両親の離婚です。
私の母は2度の離婚を経験していますが、どちらも私にとってはつらかったです。
まず1度目の離婚では、私と血のつながっている父と別れ、そして離婚に伴って三重県から千葉県へ引っ越すことになり、友達とも別れることになりました。
そして、2度目の離婚では、親権の問題によって、一番下の妹と別れることになりました。
なかなか穏やかではない幼少期を過ごしたのですが、なぜつらかったのかを掘り下げていくと、次のような本音があることがわかりました。
・正直、あまりお父さんと遊んだことはなかったけど、それでも別れるのはつらかった
・最近はあまり友達と会うことが減ったが、幼少期の自分は友達と会えなくなることが本当につらかった
・離婚前は毎日が本当に生きづらく、家の中が地獄だった
このように、なぜつらかったのか?を掘り下げて、自分の本音に気づくことが出来たら、そこから自分の価値観を探していきます。
私の場合、次の価値観が考えられました。
・そばに寄り添える夫、父
・毎日笑いがあって温かい家族
・いつでも会える友人関係
つらかった出来事と向き合うことは、あまりやりたくないことかもしれません。
しかし、それだけあなたの感情が動いたということは、そこに大事なことが詰まっているからです。
そのため、あなたの本当の価値観を明確にしたいなら、一番つらかった出来事と向き合い、なぜそれがつらかったのか、またそこから考えられる価値観を探し出してみてください!
では続いては、幸せの三角形の中から健康を整える方法を紹介していきます!
幸せになりたければ腸を整えろ!
本書では、自分のエネルギーを高めるためには、食べものを変えるのが最も効率的で本質的だと書かれています。
それは、腸が感情をコントロールしているからです。
感情をコントロールするのは脳なんじゃないのか?と思われるかもしれません。
腸の代表的な働きに、消化、吸収、排泄があります。
実はそれに加えて、幸せ物質であるセロトニンを作るという働きもあります。
このセロトニンが低下してしまうと、気分の落ち込みや無気力などを引き起こし、うつ病につながることもあります。
腸は、そんな重要なセロトニンを作る源になっているのです。
実際に、腸内細菌がないとセロトニンを合成するトリプトファンを摂取したとしても、セロトニンが脳内で増えないことがわかっています。
そこで本書では、腸を整えるための方法について次のように書かれています。
腸を整える際のポイントはとてもシンプルで、善玉菌を増やす、ということです。
善玉菌を増やす方法は2つ。1つは善玉菌そのものを摂取すること。もう1つは、善玉菌のエサになるものをとりこむことです。
まず、善玉菌を増やすためには、納豆やキムチなどの発酵食品を食べていきましょう。
また、味噌は大豆、麹、塩のみ、醤油は丸大豆、小麦、塩のみ、料理酒は米、米麹のみにするなど、調味料にこだわることも大切です。
続いて、善玉菌のエサとなるものには、水溶性食物繊維を取り入れていきましょう。
水溶性食物繊維を含む食べ物は、オクラやモロヘイヤ、なめこなどのヌルヌルネバネバした食べ物です。
ちなみに私は、イヌリンから水溶性食物繊維をとっています。
イヌリンは粉末状になっており、少し甘みもあるため、コーヒーやプロテインに入れて飲むことで、無理なく摂取を続けることができています。
これに加えて、キムチと納豆を毎日のように食べることで、かなり腸内環境が改善されましたので、皆さんもぜひ試してみてください!
今に意識を向けろ!
本書では、真の幸せを感じるようになるために一番大切なことは、今の状態で幸せを感じることであると書かれています。
なんでもない今が一番幸せだと思えるかが大切なのです。
私たちは、日々の忙しさの中で、日常にある幸せを見失ってしまっています。
ご飯を食べたとき、天気が良かったとき、同僚との何気ない雑談など、日常の中の小さな幸せを数えることができると、今生きていることに幸せを感じることができます。
本書では、幸せは考えることではなく、感じるものであると書かれています。
そのため、五感をフル活用して、今を観察して、今に集中してみましょう。
脳で自分は幸せなのか?とあれこれ考えるのではなく、五感で幸せを感じていきましょう。
また、目の前のものが目の前に来るまでのストーリーについて考えてみてください。
一つの野菜を例に挙げても、それを作る農家さん、仕入れる人、運ぶ人、お店に並べてくれる人のように、色んな人が関わっています。
そういったことに目を向けると、自然と感謝の気持ちが出てくると思います。
このように、今を幸せだと感じること、目の前のことに感謝することによって、心の幸せを感じることができるのです。
最近忙しくて、一杯一杯になってしまっているという方は、ぜひこの2つのことを試してみてください!
著者は自分のことを健康オタクだと書かれているほど、本書には健康法について役立つ知識がまだまだ盛り込まれています。
またこの記事では紹介しきれていない、人間関係やお金の整え方も、非常に大切なことですので、幸せになりたいという方は、ぜひ本書を読んでみてください!
ではでは。