頑張るのってしんどいですよね?
頑張るのは楽ではないですし、なんといっても疲れます笑
できれば頑張らずにいきたいという方も多いと思います。
私も怠け者なので、その気持ちは本当によくわかります笑
とはいえ、社会人として生きている以上、それなりの成果を求められることが多いです。
成果を上げないといけないのに、頑張りたくない。
どうすればいいんだ!?
今回紹介する、心理学者、内藤誼人さん著の『がんばらない生き方大全』が、頑張らずに成果を出す方法を教えてくれます!
この記事では、本書の中で、楽にやる気を上げる方法や、あなたの集中力を即効で回復させる方法を紹介していきます!
youtubeでは、アニメーションを使った解説動画をあげています!
よろしければ、ご覧ください!!
Contents
がんばらない生き方大全の要約
午前10時半と午後4時半だけ頑張ろう!
私たちの集中力は一定ではありません。
1日の中でも、集中力が上がる時間帯と下がる時間帯があります。
これは、フランスのフランシュ・コンテ大学が行った研究からもわかっています。
この研究では、男性のサイクリストに、あらゆる時間に集中力を測るテストを受けてもらったものです。
その結果、午前10時半と午後4時半に集中力が大きく上がることが分かりました。
ずっと高い集中力を保つことは不可能です。
そのため、この2つの時間帯だけは気合を入れて、他の時間帯は少し手を抜くくらいの気持ちでやりましょう!
特に社会人の方であれば、午前10時半からお昼頃までに、一気に仕事を終わらせてしまいましょう!
もしそこで終わらなくても、午後4時半からやれば、十分にカバーすることができます。
人間の集中力には、どうしても波があるので、頑張り続けることは無理です。
そのため、集中しやすい時間帯をうまく使って、仕事や勉強を効率的に終わらせられるようにしましょう!
やることを細かく分けよう!
問題は集中力じゃなくて、仕事にやる気が出ないことなんだよ!という方もいると思います。
そういった方に実践て頂きたいのが、やることを細かく分けることです!
目の前に、嫌になるほど多い仕事があったら、誰でもやる気が落ちてしまいます。
どこから始めれば終わるのかというゴールも見えないため、取り掛かる気にもなれません。
そういった時に、無理に自分を奮い立てるよりも、やることを細かく分けるだけで、かなり取り掛かりやすくなります。
やることを細かく分けることで、小さなゴールがいくつも生まれます。
それを達成するごとに、やる気もだんだんと出てくるので、いつの間にか大きな仕事を終わらせることができます!
これは実際にスタンフォード大学が行った研究でも、効果が実証されています。
この実験では、7歳から10歳の子どもに、258ページある算数の問題集を終わらせてもらうというものです。
グループAには、本を渡して、そのまま取り組んでもらいました。
一方で、グループBには、毎日6ページずつやってみようと、伝えました。
その結果、グループAは55%しか、問題集を最後まで終えられなかったのに対して、グループBは74%も最後まで終わらせることができました!
この方法は、「スイス・チーズ法」「エレファント・バイト法」とも呼ばれています。
一見食べ切れないと思うほど大きなチーズでも、小さな塊に分ければ、いずれ食べ切ることができます。
同じように、大きなゾウでも、小さく分けていけば、誰でも一頭丸ごと食べることができます。
仕事も同じように、漠然と大きな仕事に取りかかるのではなく、やることを細かく分けて取り組んでいきましょう!
仕事にやる気が出ない時はギャンブル性を持ち込もう!
仕事を早く終わらせないといけないのに、どうしてもやる気が出ない!という時もあると思います。
そういった時は、仕事にギャンブル性を持ち込みましょう!
例えば、11時までにこの仕事を終えることができたら、お昼にスイーツを食べる、定時までに仕事が終わらなかったら、今日はビールなし!のような感じです。
実際に香港大学が行った研究でも、ギャンブル性を持ち込んだ方がやる気が上がったという結果が出ています。
この実験では、男性40名と女性38名に、3.8リットルの水が入ったピッチャーを渡しました。
そこで、線のところまで飲めたら報酬がもらえることを伝えました
このとき、グループAには「線まで飲めたら2ドルの報酬がもらえる」、グループBには「線まで飲めたら、コイントスのギャンブルができ、2ドルか1ドルがもらえる」という条件を提示しました。
その結果、グループAは43%しか、線まで飲むことができなかったのに加えて、グループBは70%も線まで飲むことができました。
条件がいいのは、線まで飲めたら2ドルもらえる、グループAのはずです。
しかし、グループBには報酬にギャンブル性を加えたことによって、被験者のやる気を上げることができ、パフォーマンスが上がりました。
このように、私たちはギャンブル性がある方が、やる気を出すことができるのです。
また、行動経済学では、人間は得をするよりも、損をすることをより嫌うと言われています。
これは本書で書かれていることではありませんが、「終わらなかったらビールなし」のように、自分に損失が被るギャンブルをした方が、よりやる気が出るかもしれません!
集中力が切れた時は緑を見よう!
ここまで集中力が上がる時間帯や、やる気が出ないときの対処法を紹介してきました。
これまでの方法を実践するだけでも、より効率的に仕事や勉強を終えることができます。
しかし、仕事や勉強をしたあとは、どうしても集中力が切れてしまうものです。
そんな時は、緑を見ましょう!
特に自然の中を歩くと、集中力の回復に効果があります。
とはいえ、仕事中に外に出られないという方もいると思います。
そういう時は、緑の多い写真や画像を見るだけでも大丈夫です!
写真で緑を見るだけでも、私たちの集中力が回復することが、イタリアのパドバ大学の研究からもわかっています。
そこでオススメなのが、スマホやパソコンの壁紙を自然の写真にすることです!
壁紙が自然の写真であれば、すぐに見ることができます。
またスマホであれば、使う頻度も高いため、わざわざ「自然の写真を見よう」なんて思わなくても、自然と目に入ります。
さらに猫や犬など、かわいい動物が写っている写真も、より疲労回復に効果があります。
そのため、自然の中にいる動物の写真が最強です!
私は猫が好きなので、自然の中にいる猫の画像を待ち受けにしています笑
ぜひ皆さんもお気に入りの画像を見つけて、スマホやパソコンの壁紙に設定してみてください!
がんばらない生き方大全を読んだ感想
誰だって、やる気が出ないときはあります。
しかし、多くの社会人は、それでもやる気を出して頑張らなければいけません。
自分のやる気がないからといって仕事をさぼるわけにはいけません。
とはいえ、ずっと肩ひじ張って頑張っていくのは、とてもつらいですよね?
そんなときに、頑張らずに成果を上げるための方法を知っておくことは、とても役に立つと思います。
方法を知っておくだけで、精神的にも楽になると思います。
仕事は頑張りたくないけど、成果をあげたいという方は、ぜひ『がんばらない生き方大全』を読んでみてください!!
ではでは。