話し方について学んだけど、コミュニケーション力が上がった気がしない。
どうすれば、人を動かせるのか分からない。
このような経験や悩みはないでしょうか?
人を動かす力は、ビジネスや恋愛など、色んな場面で大切ですよね。
これまでも話し方の本を読んできたけど、人を動かせるようには、ならなかったという方もいらっしゃると思います。
今回紹介する、Dr.ヒロさんの『思い通りに人を動かすヤバい話し方』は、そんな方の役に立つ本です!
Dr.ヒロさんは、元マルチ商法トップセールスだった方です。
いわゆる、人を動かすプロというわけです。
今回の記事では、本書に書かれている人を動かすプロが実際に使っていたテクニックを紹介していきます!
YouTubeでは、アニメーションを使った解説動画をあげています!
よろしければ、ご覧ください!!
Contents
思い通りに人を動かすヤバい話し方の要約
言葉の使い方よりも大切なことととは?
これまで話し方の本をたくさん読んできたけど、思うように上達しなかった経験はないでしょうか?
なぜ、世にある話し方の本を読んでも、あなたのコミュニケーション能力は上がらないのか?
本書では、世の中で語られている”「話し方のコツ」が嘘ばっかり”だからだと書かれています!
なぜなら、世の中で語られている「話し方のコツ」には、コミュニケーション能力を上げるための前提が抜けているからです!
本書では、コミュニケーション能力を上げるための話し方について、次のように書かれています。
コミュニケーションは、学問でいうと国語よりも心理学に近いです。
話がうまい人とは、日本語を正確に使える人ではなく、相手の心に響く話ができる人なのです。
そのために必要なスキルは、「適切な言葉の使い方」ではなく、「適切な印象の与え方」です。
『思い通りに人を動かすヤバい話し方』より
メンタリストDaiGoさん著の『超トーク力』でも書かれていますが、人は話した内容を覚えていることは、滅多にありません。
試しに、昨日した雑談の内容を思い出してください。
昨日のことであっても、上手く思い出せないと思います。
このように、相手はあなたが話した内容を覚えているのではなく、あなたと話していて、どんな気持ちになったのかを覚えています。
そのため、いくらキレッキレのトーク術を学んだところで効果は薄いのです。
そこで、トーク力を上げるキラーワードのようなものを学ぶのではなく、相手に良い印象を与えるための話し方を身につける必要があるのです!
本書では、相手の心を動かすための話し方が紹介されていますが、思ったよりもシンプルなものが多いです(笑)
しかし、そのシンプルなことを上手く使いこなすからこそ、気づかないうちに洗脳されてしまうのだと思います(笑)
本書でも、筆者は洗脳は単純なテクニックの積み重ねにすぎないと書かれています。
それを踏まえたうえで、続きを読んでみて下さい!
一番大切なのはポジショニングだ!
本書では、洗脳において一番大切なのは、ポジショニングだ!と書かれています。
いかに、相手に「あなたの言うことは聞いておいた方が良い。むしろ聞きたい!」と思わせることが出来るかが大切です。
同じ言葉でも、発言する人によって影響力が変わりますよね?
それは、発言者のポジション(立場)が違うからです!
そんな大切なポジショニングのコツについて、本書では次のように書かれています。
とにかく、形から入ることが大切です。ポジショニングのコツは「めっちゃガチ」と思ってもらえるくらいに全力で形から入ることです。
『思い通りに人を動かすヤバい話し方』より
上手くポジショニングをとるためには、見た目と話す場所にこだわっていきましょう!
それぞれのついて、これから紹介していきます!
なんだかんだ見た目が一番大切!
人は見た目で判断するなとは、一度は聞いたことがあると思いますが、実際には、ほとんどの人がやっていることです。
極端な例ですが、医者が白衣ではなく、タンクトップで腕に刺青をバンバン入れていたら、信頼できないですよね?笑
やっぱり、白衣を着ている方が信頼できるはずです。
他には、ブランド物をたくさん身に着けている人を見ると、「なんか分からないけど、この人はすごそう」となりませんか?
実際には、その人がどんな仕事をしていて、どれだけ稼いでいるのかも分からないのに、ブランド物をたくさん身に着けているだけで、「なんか、すごそう」というイメージを与えることが出来ます。
「なんか、すごそう」というイメージがあるからこそ、「この人の話は聞いておかなきゃ!」となり、気づいたらマルチにハマっているわけです(笑)
(実は、私も高校時代にマルチに入りかけたことがあります(笑))
しかも、形から入ることは、科学的にも正しいんです!
皆さんは、メラビアンの法則を聞いたことがあるでしょうか?
メラビアンの法則は、ポジショニングを作るうえで、超重要なので、ぜひ覚えて下さい!
メラビアンの法則とは、人の印象を占める割合のことです。
具体的には、下記をご覧ください。
・言語情報 7%
・聴覚情報 38%
・視覚情報 55%
ここから分かることは、何を言うかではなく、どんな見た目、振る舞い、声の出し方で話すかが大切だということです!
少し話が戻りますが、話し方を学ぼうとする人の多くが、トーク力を上げるための言葉の使い方を学ぼうとします。
しかし、言語が与える印象の割合は7%しかないわけです。
これでは、一向に成果が上がらないわけですよね?
7%ではなく、93%の方を改善した方が、手っ取り早く、最大の効果があるわけです!
中には、自分の見た目には自信がない、、、という方もいらっしゃると思います。
そんな方は、雰囲気イケメンになるように努力しろ!と本書では書かれています。
男性の場合は髭の脱毛や、眉毛を整える、筋トレで体を鍛えるなど、整形をしなくても出来ることはたくさんあります。
女性の場合は、、、分かりません(笑)
本書では、ブスに限って、美容にかけるお金をケチる、ブサイクは生まれつきではなく、その人のマインドが作っている!と書かれています。
、、、頑張ります(笑)
話す場所でもポジショニングを変えることが出来る!
どこで話すかによっても、ポジショニングを変えることが出来ます。
筆者は、ビジネスで結果を出している人と会う際に指定されるカフェやレストランは、微妙な場所だったことは一度もなかったそうです。
むしろ、仕事が出来ない人は場所選びのセンスがないことが多いそうです。
確かにビジネスの話をされるときに、マックやサイゼリアでされるよりも、高級感のあるカフェやホテルのラウンジでされた方が、説得力が増しますよね。
特にホテルのラウンジですと、実際にあなたがお金持ちでなかったとしても、「この人、お金持ちなんじゃないのか!?」という印象を与えることが出来ます。
話を一瞬で分かりやすくする魔法の言葉とは!
Dr.ヒロさんの話が分かりやすいのは、次の言葉をさりげなく使っているからだそうです。
「わかりやすく言うと、○○みたいなものです。」
なぜ、この言葉が効果的なのかについて、本書では次のように書かれています。
「わかりやすく言うと」と言われると、「今からされる話は分かりやすいのか。じゃあ納得しないとな」と無意識に考えてしまうものです。
『思い通りに人を動かすヤバい話し方』より
「わかりやすく言うと」の部分も強力ですが、その後の「○○みたいなものです。」にも、ちゃんと効果があります。
「みたいなもの」とフワッとさせると、正確に理解できなくても「なんとなく」わかった気になれます。
そして「なんとなくわかった」は無意識下では「完璧に理解した」と混同されます。
『思い通りに人を動かすヤバい話し方』より
さらに、「なんとなくわかりましたか?」と聞くことで、99%の人は、よくわかっていなくても、なんとなくわかったと答えます。
あなたは、人からバカだとは思われたくないはずです。
だからこそ、「わかりやすく言うと」と言われてしまうと、「分かりませんでした」とは言えないわけです。
そのため、無意識に自分に対して嘘をついてしまうのです。
思い通りに人を動かすヤバい話し方を読んだ感想
本書の面白いところは、書かれているテクニックが、文章の中にもちりばめられていることです。
すぐに例があるので、どのように使えばいいのか分かりやすいです。
また、洗脳されているのか、どんどん続きを読みたくなっていました(笑)
最初にも書いた通り、本書で紹介されているテクニックは、シンプルなものが多いです。
シンプルであるがゆえに、タイトルだけをみて買ってしまった方は、がっかりされるかもしれません。
しかし、シンプルなことでも、実際に出来ているかと言われると、出来ていないのが現実だと思います。
そのシンプルなことが出来ていないからこそ、人を動かすことが出来ていないわけですから。
この記事では、主に話し方について紹介していきました。
紹介したポジショニングや話を分かりやすくするための「魔法の言葉」以外にも、相手に好かれるための話し方や会話の達人になるための聞き方など、様々なテクニックが紹介されています。
さらに、悪用厳禁の強力すぎるテクニックも紹介されています!
話の聞き方については、私が過去にYouTubeで紹介した、メンタリストDaiGoさん著の『超トーク力』も、とても参考になるので、よろしければ、こちらもご覧ください!
相手を動かすための話し方のテクニックを知りたい!という方は、ぜひ本書『思い通りに人を動かすヤバい話し方』を読んでみて下さい!
私のYouTubeでは、『超トーク力』に加え、コミュニケーションや話し方について書かれた本を紹介しています!
こちらの再生リストから、あなたの気になる本を探してみて下さい!
ではでは。